タイのオフショア開発のメリット・デメリットを解説!おすすめの会社5選も紹介

タイのオフショア開発のメリット・デメリットを解説!おすすめの会社5選も紹介

最近話題のオフショア開発を、タイに依頼したいと考えている人もいるでしょう。しかし、国には異なる文化や特色があるため、依頼するか悩んでいるかもしれません。

この記事では、タイのオフショア開発について興味がある人へ向けて、詳しい情報やメリット・デメリットを解説します。オフショア開発の基礎知識や、タイのオフショア開発に強い企業も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

オフショア開発とは

オフショア開発とは

オフショア開発とは、ソフトウェアやシステム、アプリなどを海外の企業に委託開発してもらう手法の1つを指します。

新興国の多くは日本よりも物価や人件費が安いため、同じ開発を行うのであれば、海外に委託した方が効率的です。日本におけるオフショア開発は、主にアジアの新興国に多く委託されています。また、国内ではIT人材が不足していることも、オフショア開発が進んでいる理由の1つです。

タイのオフショア開発の基本情報

タイのオフショア開発の基本情報

タイにオフショア開発をするには、事前に国民性など国について基本情報を知っておく必要があります。以下はタイにオフショア開発するにあたって、必要な基本情報をまとめた一覧表です。

項目内容
国民性おとなしい性格の人が多く、親日感情が強い
経済状況コロナショックで落ち込みを見せたが、2022年以降は対前年比4%程度の成長を見込んでおり、好調と言える
宗教主に仏教徒
エンジニア月単価7~12万円(日本の約1/3~1/4)
技術力優秀なデザイナーは多いが、エンジニアは不足気味

タイの特徴として、おとなしくまじめな国民性が日本と似ている点があげられます。タイはオフショア開発の委託先として、未開発な部分もある一方、日本人に近い性格の人が多いので委託しやすいと言えます。

人件費も日本と比べて安く、コストを抑えやすいので、長期的なオフショア開発の委託先におすすめです。

タイのオフショア開発の口コミ・評判

タイのオフショア開発の評判

タイはオフショア開発の委託先として、環境が整っておりデザイナーが優秀との評判が多いです。環境面では、在留邦人が令和3年時点で8万2,574人います(参考:外務省「海外在留邦人数調査統計」)。これはアメリカ、中国、オーストラリアに続いて4位の多さです。

日本人が多いので、在留邦人を介して現地企業にアクセスもでき、日本文化に理解のあるタイ人も増えています。これからオフショア開発の委託先を選ぶのであれば、タイはおすすめの国の1つです。

また、オフショア開発の委託先としてベトナムも候補にあげられます。詳しく知りたい人は「ベトナムのオフショア開発はなぜ今最も熱いのか?特徴を解説!」をご覧ください。ベトナムのオフショア開発の実情などを詳しく解説しています。

タイへオフショア開発依頼をするメリット

タイへオフショア開発依頼をするメリット

タイにオフショア開発を委託するメリットは以下の通りです。

  • 人件費が安い
  • 物価が安い
  • 優秀なデザイナーが多い
  • 日本人と相性が良い
  • インフラ整備が比較的整っている

上記を把握することで、タイの特性を活かしたオフショア開発を委託できます。

人件費が安い

タイのエンジニアを雇う場合、月単価は7~12万円ほどが相場です。日本の場合、エンジニアのスキルにもよりますが、月に30万円以上はかかります。両者を比較すると、3から4倍も単価の差があるのです。

人件費を安くできれば、それだけソフトウェアやアプリなどを安く開発できます。コストパフォーマンスの良さは、タイにオフショア開発を依頼する大きなメリットの1つです。

物価が安い

タイの現地にオフィスを構える場合、場所によっては坪単価が東京都内の半分ほどで済むメリットがあります。首都のバンコクでも賃料はそれほど高くないため、海外進出の第一歩におすすめです。

ただし、タイは賃料の安さから様々な国の企業が進出しており、今後は坪単価が上がる可能性があります。オフィス賃料の安さを重視して進出するのであれば、早期に行う方がよいでしょう。

優秀なデザイナーが多い

タイは文化として高い美意識があり、優秀なデザイナーが多い特徴があります。オフショア開発の多い地域である東南アジアのIT人材は、エンジニアやプログラマーが中心です。一方で他の分野の人材は育成があまり進んでいません。

企業によっては、東南アジアへオフショア開発の委託を行い、デザイナーの確保に苦労している企業もあるでしょう。タイは他の東南アジア諸国にはない、HP制作やソーシャルゲーム制作などのデザインに強みがあります。

日本人と相性が良い

タイ人は傾向としておとなしい性格の人が多く、日本人と価値観が近いです。仕事の進め方に国の文化や性格の傾向が出るため、価値観が違いすぎるとトラブルの原因になります。

しかし、タイでオフショア開発の委託を行えば、価値観の違いからくるトラブルのリスクを抑えられるのです。友好的な関係を築けるので、長期的な視点で見てもタイはオフショア開発におすすめの国と言えます。

インフラ整備が比較的整っている

タイは周辺国と比較してインフラが整っており、通信回線も安定しています。ITにとってネット環境はもっとも重要で、日本とのリモートをするうえでも欠かせない要素です。

また、タイ政府はデジタルエコノミー政策を打ち出しており、国全体のデジタル化を進めています。都市部ではWiFi環境が充実しており、インターネット普及率も右肩上がりです。こういった環境はオフショア開発を委託したい企業からしても、非常に有利な要素と言えます。

タイへオフショア開発依頼をするデメリット

タイへオフショア開発依頼をするデメリット

タイでオフショア開発を委託する場合、以下のデメリットに注意が必要です。

  • 周辺国と比較して単価が高い
  • 政情がやや不安定
  • コミュニケーションに壁がある

これらの点を意識していないと、開発を進めるなかでトラブルにうまく対応できない可能性があります。

なお、オフショア開発の失敗については「オフショア開発はなぜ失敗するのか?失敗の理由7選と対策方法」で詳しく解説しています。失敗の理由や事例について詳しく知りたい人は、ぜひご覧ください。

周辺国と比較して単価が高い

タイは周辺国と比較して、インフラが整っている分、経済も発展しており所得も高いです。エンジニアなどのIT人材も、政情の安定による景気回復とともに単価が上がっており、相対的に高いと言えます。

人材のスキルなどにもよりますが、カンボジアだと単価が3~4万円で済むことが多く、タイよりも安いです。他の東南アジア諸国と比較しても、タイの人件費は安いとは言えず、コストカットの効果は相対的に低くなってしまいます。

コストカットを重視したオフショア開発を委託したいのであれば、タイは決しておすすめではありません。ただし、日本より単価がかなり安く、仕事の質も高いのでメリットもあります。コストパフォーマンスを考えたうえで、オフショア開発を委託しましょう。

政情がやや不安定

タイは軍事政権であり、1932年以降19回ものクーデターが起こっています。直近では2014年5月にクーデターが発生しているのが不安要素です。今後、クーデターによって国内の経済活動に影響が出れば、オフショア開発が停滞してしまう可能性があります。

2000年以降に起きた2度のクーデターは国民を二分しましたが、無血クーデターだったので国内に致命的な被害は出ていません。今後、クーデターが起こる頻度が落ち、万が一起きても大きな被害が出る可能性は低いでしょう。

ただし、クーデターのリスクはゼロではありません。タイにオフショア開発を依頼する際は政情にも注意が必要です。

コミュニケーションに壁がある

タイは公用語にタイ語を採用しており、日本人がコミュニケーションをとるには壁があります。外国語では、最近は日本企業も英語を積極的に導入しています。しかし、タイのオフショア開発の委託先に英語を話せる人がいるかどうかはわかりません。

中にはタイにオフショア開発を委託したが、共通言語がなくて仕事上のコミュニケーションに苦労したケースもあります。特に言語感覚のすれ違いから、意図したデザインと違うものが納品されると、修正などで余計な時間がかかってしまうので注意が必要です。

製品の仕様やデザインのすれ違いを避けるには、タイ語でコミュニケーションをとる必要があります。タイは在留邦人も多く、タイ語を話せる通訳的な人材も見つけやすいです。タイにオフショア開発を委託する場合、通訳的な人材を雇う費用を計算にいれておきましょう。

タイでのオフショア開発を得意とする企業5選

タイでのオフショア開発を得意とする企業5選

タイのオフショア開発に強みを持つ企業は以下の通りです。

  • E-STAGE(THILAND)CO., LTD
  • つくばソフトウェアエンジニアリング
  • 株式会社システムエグゼ
  • 株式会社アルカディアソフト開発
  • 株式会社デリバリーコンサルティング

タイにオフショア開発を委託しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

E-STAGE(THILAND)CO., LTD

E-STAGE(THILAND)CO., LTD

E-STAGE(THILAND)CO., LTDは、名古屋から海外へ進出する足がかりとして、ASEAN中心国であるタイに進出しました。アプリやHP制作など、様々な受託開発を事業範囲としています。

PGラボ、BSEラボ、SEラボの3つのプランから開発の方法を選べるので、自社に合った方法で効率的に開発を進められるでしょう。E-STAGEから提供されるエンジニアも経験によってJunior、Middle、Seniorの3段階に分かれており、開発に適した人材を活用できます。

サポートが充実しており、タイにオフショア開発を委託するのであれば、検討したい企業の1つです。

E-STAGE(THILAND)CO., LTDの公式サイトはこちら

つくばソフトウェアエンジニアリング

つくばソフトウェアエンジニアリング

つくばソフトウェアエンジニアリングは、20年以上前からタイのバンコクオフィスを拠点とし、オフショア開発に取り組んできました。

社内にオフショア開発推進室を設置しており、オフショア開発の品質向上を常に意識している企業です。日本スタッフとタイにいる日本人、タイ人のスタッフが連携し、システムの提案から開発までを円滑に進めます。

日本人に開発を委託する安心感をそのままに、コストダウンが可能です。創業から30年以上続く企業なので、実績重視で委託を行いたい企業に向いています。

つくばソフトウェアエンジニアリングの公式サイトはこちら

株式会社システムエグゼ

株式会社システムエグゼ

株式会社システムエグゼは、グループ企業にシステムエグゼタイランドがあり、クラウド対応型パッケージ「EXEX生産管理」タイ語版など、統合業務支援システムをタイ現地企業、および在タイ日本企業に向けて提供しています。

業務ソリューションは医療や不動産など幅広い範囲に及び、技術ソリューションもデータベースやクラウドなどがあるため、様々な経営課題を解決可能です。

タイ語版のパッケージがあるので、タイ人を雇用した際もスムーズに業務を理解してもらえるでしょう。これからタイへの進出を考えているのであれば、株式会社システムエグゼもおすすめの委託先の1つです。

株式会社システムエグゼの公式サイトはこちら

株式会社アルカディアソフト開発

株式会社アルカディアソフト開発

株式会社アルカディアソフト開発は、アジア市場へ積極的に進出し、オフショア開発力と専門性を強みとしている企業です。貿易システムの開発を20年以上続けており、タイに現地法人をつくっています。

ASEAN諸国向けの「多言語の販売管理システム」や「洋上を含めた在庫管理システム」の開発に力を入れており、拡大するアジア市場のニーズを捉えるのに適したサービスです。

貿易システム事業だけでなくSESも手がけており、金融・保険業や公共、製造業など様々な業種に対応しています。タイだけでなく、ASEAN全体の市場に関心があるのであれば、株式会社アルカディアソフト開発へオフショア開発の委託を検討してみてください。

株式会社アルカディアソフト開発の公式サイトはこちら

株式会社デリバリーコンサルティング

株式会社デリバリーコンサルティング

株式会社デリバリーコンサルティングは、オフショア開発やビジネスプロセスアウトソーシングの拠点「デリバリータイ」を設置しています。

世界No1の顧客管理ツールであるSalesforceを、顧客ごとのニーズに最適化する事業など幅広いITサービスを提供している企業です。

専門のタスクフォースが継続的にリサーチ・情報共有を行ってくれるので、自社のリソースを節約できます。IT事業の評価・検証や最適化された開発まで一貫して委託可能です。事業を細かく検証しながら展開していきたい企業に向いています。

株式会社デリバリーコンサルティングの公式サイトはこちら

まとめ

タイ オフショア開発

ここまでタイにおけるオフショア開発について、基本情報や評判、メリット・デメリットを解説しました。また、オフショア開発を委託する際におすすめの企業5選も紹介しています。

オフショア開発はコストカットや、国内におけるIT人材の不足を補うために有効な方法の1つです。開発したいシステムやアプリに適した委託先を選べば、コストを抑えつつ、効率的な開発を進められます。

タイは数あるオフショア開発の委託先でも、国民性が日本に近いなど、委託のメリットが大きいです。この記事を読んで、タイへのオフショア開発の委託に興味を持った人は、ぜひ委託を検討してみてください。

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