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ノーコードツールbubbleのワークロードユニットについて日本一詳細な解説!

ノーコードツールbubbleの利用を初めたばかりの方や、すでに利用している方の中にも、結局ワークロードユニットってなんだ?と疑問におもている方がいらっしゃると思います。

そこで本記事では、bubble独自のサーバ負荷量を測る単位ワークロードユニット(workload unit)について日本一詳細に解説します!

この記事からわかること

bubbleのワークロードユニット(workload unit)について徹底的に理解できるように記事を組んでおります。
・bubble固有単位ワークロードユニットの内容
・ワークロードユニットの確認方法
・ワークロードユニットの計算方法
・ワークロードユニット最適化のメリット

当社のノーコード開発サービス「Swooo(スゥー)」では、Bubbleを中心としたノーコードツールを活用して、新規事業特化の開発支援を行っております。

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目次

そもそもBubbleとは「直感的な操作でWebアプリを開発できるPaaS」のこと

bubbleの使用画面

bubbleは、上記のようにコードを書かずにウェブアプリケーションを構築できるノーコードツールです。

「開発」というとコードが並んでいる画面を想像するでしょう。しかし、bubbleはブラウザ上にてドラッグ&ドロップでデザインの作成やビジネスロジックを組めます。

ブラウザ上でwebアプリを作れるという側面から、クラウドサービスの1つであると言えるでしょう。

クラウドサービスの分類、および各分類の責任範囲

より詳細に説明すると、bubbleはクラウドサービスの中でも、PaaS(Platform as a Service)に分類されます。
PaaSとして、サービスに必要なハードウェア、OS、ミドルウェアを提供しているのに加えて、アプリケーションを構築するのに必要な機能をGUIベースで提供しているのがbubbleになります。

もっと詳しく特徴やメリット等を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください!
ノーコードツールbubble(バブル)とは?日本初の公式認定資格を持つSwoooが徹底解説!

ワークロードユニット(workload unit)とは、bubbleサーバ利用量を図る独自単位

bubbleの料金プランには、bubbleの各種機能を用いる料金に加えて、bubbleのサーバ利用量に応じた従量課金制度があります。

このbubbleサーバ利用量は、月単位でワークロードユニット(WU)にて計測され、データベース操作やワークフローなどのアプリの活動が含まれます。

また、2023年5月以降の新しいプランにはプランごとに一定のワークロードユニット(WU)が含まれており、必要に応じて追加購入もできる料金設定です。

Freeプラン Starterプラン Growthプラン Teamプラン
月額料金0ドル$29(年契約)
$32(月契約)
$119(年契約)
$134(月契約)
$349(年契約)
$399(月契約)
プラン料金に含まれている
ワークロードユニット量
50k175k250k500k
※ワークロードユニット量は、開発環境とライブ環境の合計が計算対象であることに注意してください。

一般的なプログラミング開発で監視が必要なメモリやCPUなどの指標がbubbleではworkloadの一つにまとめられている、という理解をして問題ないでしょう。

ワークロードユニットについて押さえておきたいポイントとしては以下の4点です。

  • ワークロードユニットはbubble独自のサーバ利用料の単位
  • 料金プランには内包されたWU量がある
  • そのWU量を超えた場合は、追加購入が可能
  • 基本的にはbubbleサーバのメモリとCPUの利用量に応じて加算されていく

ワークロードユニットの料金について日本一詳細に解説

そもそも各種プラン料金に含まれているワークロードユニット量がある

先述の通り、ワークロードユニットの料金は各種プランに内包されております。

Freeプラン Starterプラン Growthプラン Teamプラン
月額料金0ドル$29(年契約)
$32(月契約)
$119(年契約)
$134(月契約)
$349(年契約)
$399(月契約)
プラン料金に含まれている
ワークロードユニット量
50k175k250k500k
※ワークロードユニット量は、開発環境とライブ環境の合計が計算対象であることに注意してください。

ここからはこの内包された量を超えてしまった場合の料金についてご説明致します。

プラン料金に含まれているワークロードユニット量を超えた場合は、従量課金もしくは事前一定量購入の2種類がある

プラン料金に含まれているワークロードユニット量を超えた場合は、従量課金もしくは事前購入の2種類の方法があります。

それぞれの金額感は以下の通りとなっております。

従量課金の場合は、0.3ドル / 1kWU 

全ての有料プランに共通して、少しWU超えてしまったとしてもサービスが停止しないように従量課金がデフォルトでオンになっております。

もしここのオートスケールの設定をオフにさせたい場合は、Setting > App Plan > Overrages are disabledで、アプリを止めるか、超過料金を発生させてアプリを止めないか、を設定できます。

bubbleのオートスケール設定を止めるか、超過料金を発生させてアプリを止めないか、を設定できる

また、利用しているプランの75%(もしくは100%)のワークロードユニットを超えた場合に管理者に通知が行くようになっています。

事前一定量購入の場合は、約0.08~0.15ドル / 1kWU で購入可能

事前一定量購入の場合は、Workload tiersというtierを購入する形になります。

このTierに応じて更に超過分の従量課金の金額に割引が入ります。

Tier1 Tier2 Tier3 Tier4 Tier5
月額料金$26(年契約)
$29(月契約)
$89(年契約)
$99(月契約)
$269(年契約)
$299(月契約)
$539(年契約)
$599(月契約)
$1349(年契約)
$1499(月契約)
追加される
ワークロードユニット
200k750k2.5m6m20m
超過分の従量課金 $0.15k / k WU$0.14k / k WU$0.12k / k WU$0.10k / k WU$0.08k / k WU

ワークロードユニットの消費量について日本一詳細に解説

概念については理解できたものの、とはいえ175kってどの程度なのかがイメージしづらいと思うので、以下の2つの観点で解説致します。

  1. 実際に運用されているアプリでの消費量
  2. 具体的な処理ごとの消費量

実際に利用されているアプリでのワークロードユニットの消費目安

弊社Swoooでの実績やbubbleが一般公開しているbubbleを利用したアプリでのワークロード消費量およびbubble月額コストを以下の表にまとめます
以下の表からも分かる通り、自社でサーバを立ててインフラエンジニアを採用するよりも安く抑えられることが多いでしょう。

アプリ / 事業概要 売上規模 ワークロード
消費量 / 月
bubbleコスト
/ 月
社内スケジュール管理 30K $29
BtoBtoC
採用プラットフォーム
0.3億円程度30K $29
SaaS
AIライティングツール
0.1億円程度122K $119
BtoBtoC
プラットフォーム
1億円程度500K $134
toC
レンタル事業
2.5億円程度4,000K $450
toC
ノーコード教育事業
1.5億円程度20,000K $1600
BtoBtoC
採用プラットフォーム
2.3億円程度110,000K $9000

具体的にどんな処理にどの程度の消費量があるのか?

bubbleが公開しているワークロードの説明資料(BubbleDocs > workload) に記載のあるコスト一覧から一部抜粋をして以下にまとめます。

行動 消費WU(WU)
htmlを読み込む 0.15
サーバーサイドでのプラグインを呼び出す 0.2
サーバーサイドでのプラグイン処理時間(ミリ秒単位) 0.0005
データベースでの検索 0.3
データベースから返却された文字列ごと 0.000003
データベースから返却されたレコードごと 0.015
データトリガーのワークフローの処理実行 0.05
リアルタイムのデータ反映 0.005
1レコードのデータ削除0.1
1レコードの作成、もしくは編集 0.5
外部APIの呼び出し 0.1
サーバサイドのワークフロー処理実行 0.6

この表から超概算で考えると、以下のような消費量のイメージでしょう。

  • 簡易的なページの場合:1PVあたり0.2~1WU(約0.01~0.04円程度)
  • 複雑な処理を行っているページの場合:1PVあたり30WU(約1.2円程度)

もちろん、PVに紐づかない処理もありますのでこれだけでは判断できないものの、それほど高い利用料ではない事がわかると思います。

実際に弊社運営のAI WriterもPVあたりに換算すると、10WUを利用している計算でした。

ただし、もちろん大量データの分析などにはかなり不向きだと言えるので、ログ分析などはやはりGoogle Analytics, Big Querryなどを利用することが必須でしょう。

弊社では、ビジネス目的に応じて適切なアーキテクチャをご提案可能なので、ご相談がある方は無料見積もりサービスからお問い合わせください

ただし、実際には複数の行動が複雑に絡んだ計算とな

例えば、以下のようなMake Changeをした場合、

単純な「①Make change a thing…」のコストだけではなく、
②Search for Statistics : first item
③Search for Users : count
についてもワークロードが使用されているため、実際にかかるワークロードは ①make change a thing + ②Search for Statics : first item + ③Search for Users : count になります。

ワークロードユニット消費量の確認方法

Bubble workload usage

エディタ > Logs > App MetricsからアプリのWU使用量を確認できます。

上記では直近30日を表示していますが、グラフの縦グラフをクリックしていくことで、最小で1分ごとのWUが確認できます。
また、時間単位、もしくは分単位で確認する場合のみ、Dev環境かLive環境かを選ぶことが可能です。

Bubble workload usage

また、そのApp Metricsを下にスクロールをすると、アクティビティごとの割合が円グラフで確認可能です。

こちらも同様にドリルダウンが可能で、具体的にどの行動でWU消費が多いのかが検索できます。
(下記では、Overall → Feching Data → Search とドリルダウンをしていきました)

Overall → Feching Data → Search

ノーコードツールbubble ワークロードユニットに関するよくある質問

ワークロードユニットとは何ですか?

ワークロードユニット(workload unit)とは、bubbleサーバ利用量を図る独自単位です。
詳しくはこちらをご覧ください

ワークロードユニットはどうやったら確認ができますか?

エディタ > Logs > App MetricsからアプリのWU使用量を確認できます。
詳しくはこちらをご覧ください

bubbleとは、どんなツールですか?

STUDIO等のノーコードツールは、LP等をノーコードで作れるようなツールです。
それに対してbubbleは、プログラミングをノーコードで設定できるようなツールであり、かなり高度なカスタマイズ性を持つ一方で複雑なツールです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください

bubbleを使うデメリットはありますか?

大きなところでは「SEOに弱い(戦略次第で対策可能)」「実行速度が速くはない」「多人数開発には不向き」の3点が挙げられます
それらのデメリットと比べてメリットが勝るようなシーンで使用するべきツールになっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください

bubbleのセキュリティ対策は問題ないですか?

bubbleはAWS上で構築され、多層的なセキュリティ対策を実施しています。データはAES-256暗号化で保護され、ユーザー定義のプライバシールールも提供されています。
しかし、作成したアプリのセキュリティはユーザー自身の責任となるため、適切な対策が必要です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください

bubbleの開発費用の目安はどのくらいですか?

そもそもbubble開発が向いているのはプログラミング開発で5,000万円以下の規模における開発です。
その環境下ではプログラミング開発と比べて1/2から1/3程度の開発費用を目安として考えると良いでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください

bubbleを使いこなせるようになるまでどのくらいかかりますか?

bubbleの習得にかかる期間は、個人のプログラミング経験や学習時間などによって異なります。アプリを作成できるようになるまでに早ければ数週間、平均しても数ヶ月ほどかかります。
しかし、高度な機能を使いこなすには半年から1年程度はかかるでしょう。
詳しくはこちらをご覧ください

bubbleの開発を依頼したい場合、どのような会社を選べば良い?

bubbleの開発会社を選ぶ際には、会社の実績・経験、スキル・ノウハウ、コミュニケーション能力に注目すると良いです。
また、プロジェクトにあった費用、納期、保守・運用体制が会社が提供できるかも確認のポイントとして重要です。適切な会社選びにより、成功するアプリ開発が期待できます。

弊社は国内初のbubble公認資格を持っている開発会社ですので、 bubbleを用いて素早く高品質なシステム開発をしたい場合は、 即時見積もりからご相談ください。

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