オフショア開発の3つの悩みとは?失敗例やその対策方法を紹介

オフショア開発の3つの悩みとは?失敗例やその対策方法を紹介

「オフショア開発で困っていることがある」

「オフショア開発をやりたいけど、どんな悩みがあるのかな?」

このようなお悩み、疑問をお持ちではないでしょうか?

そこで、今回はオフショア開発の悩みや、その対策を紹介します。後半では、オフショア開発を行う際におすすめの国や企業も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

オフショア開発とは?

オフショア開発とは、システム開発などを海外企業や海外の現地法人に委託することです。

オフショア開発を取り入れる1番のメリットは、コスト削減につながることです。

開発にかかるコストでは、人件費が大きな割合を占めるため、どのように人件費を減らすのかが課題になります。

そのため、日本人エンジニアに委託するのではなく、海外企業や海外の現地法人に委託するオフショア開発を取り入れるのです。

オフショア開発国の技術者のレベルが上がっているため、日本人と同程度のスキルを持っているエンジニアを日本人よりも安い費用で雇うことができます。

オフショア開発の3つの悩みとは?

しかし、オフショア開発には悩みがつきものです。

ここでは、オフショア開発を行う中で出てくる悩みの中で、特に多い悩みを3つ紹介します。

  • コミュニケーションが取りづらい
  • 理解力や技術力が低い
  • 文化の違いから納期が守られない

それぞれ解説します。

コミュニケーションが取りづらい

1つ目の悩みは、コミュニケーションが取りづらいことです。

日本人同士であればスムーズに進む話し合いでも、言語の違いや文化の違いがあり、スムーズに話が進まない場合があります。

もしお互いに齟齬があるまま開発を進めてしまうと、想像と違う納品物が提出される可能性も十分に考えられます。

そうなると、時間も費用も無駄になってしまうため、コミュニケーションをきちんと取ることが重要です。

理解力や技術力が低い

2つ目の悩みは、理解力や技術力が低いことです。

先ほど、技術力が日本人と同等であるケースが増えたと記載しましたが、それは一部の話で、全体的には技術力が低い傾向にあります。

また、日本ほど義務教育が発達していないため、基本的な理解力に欠ける場合もあるでしょう。

理解力や技術力が低いと、うまくコミュニケーションができず、納品物が精度の低いものになってしまうので注意してください。

文化の違いから納期が守られない

3つ目の悩みは、文化の違いから納期が守られないことです。

日本では、納期を厳守する文化が根付いているため、納期厳守が当たり前という価値観で仕事をしています。

しかし、海外では納期を守ることが当たり前ではないケースもあり、連絡もなく納期を過ぎてしまうことも少なくありません。

納期に遅れると、その後の展開にも大きな損失を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

より詳細にオフショア開発が失敗する理由を知りたい方は以下の記事をお読みください。

オフショア開発の失敗を防ぐ対策5つ

では、こうしたオフショア開発での悩み、または失敗を防ぐにはどのような対策が有効なのでしょうか?

ここでは、5つの対策を紹介します。

  • 文化の違いを認める
  • コミュニケーションをこまめにする
  • 進捗管理を可視化する
  • 見積もりを明確にし予算を確保する
  • 重要なポジションには日本人を置く

それぞれ解説します。

文化の違いを認める

まず、文化の違いを認めることが重要です。

納期に対する認識のズレがあったり、残業をしてでもスケジュールに合わせようと考えていなかったりすることがあります。

海外の方からすると、勝手に日本の習慣を押し付けられても、すぐに対応できるわけではありません。

そのため、日本と違うというだけで頭ごなしに否定するのではなく、文化の違いを認めることが大切です。

コミュニケーションをこまめにする

次に、コミュニケーションをこまめにすることが大切です。

文化の違いや言語の違いから、お互いの認識にズレが生じることは少なくありません。

そのまま仕事を進めていると、取り返しのつかない事態になることも考えられます。

そのため、こまめにコミュニケーションを取ることで、認識にズレがないかを確認することが大切です。

進捗管理を可視化する

3つ目の対策は、進捗管理を可視化することです。

コミュニケーションの話にも関わってきますが、今どこまで進んでいるのかを可視化しておくことで、認識のズレや納期遅れの可能性などを把握できます。

納期遅れになりそうだとわかっても、無理に納期までに完成を焦らせるのではなく、納期が遅れた際の対応を自社内であらかじめ検討しましょう。

見積もりを明確にし予算を確保する

4つ目の対策は、見積もりを明確にして予算を確保することです。

オフショア開発では費用を安く抑えることがメリットではありますが、思わぬところで費用がかかる可能性があります。

例えば、以下のような出費が考えられます。

  • 通訳費用
  • 渡航費・宿泊費
  • オフィスの賃料等

これらの見積もりも全て明確にし、予算を十分に確保しておきましょう。

重要なポジションには日本人を置く

5つ目の対策は、重要なポジションには日本人を置くことです。

もし可能であれば、日本人の中でも現地の方のことをよく知っている方であると尚良いです。

やりとりを円滑に進めるには、日本人とやり取りするのが1番無難と言えます。

そのため、現地の重要なポジションには日本人、可能であれば現地の方と密なコミュニケーションの取れる日本人を置くことが大切です。

オフショア開発におすすめの国5選

ここでは、オフショア開発を行うのにおすすめの国を5つ紹介します。

  • 中国
  • インド
  • インドネシア
  • ベトナム
  • フィリピン

それぞれどんな特徴があるのかを解説します。

中国

まずおすすめするのは中国です。

中国でオフショア開発を行うメリットは、開発コストが抑えられるだけでなく、質の高いエンジニアを採用でき、かつ地理的立地に優れていて、英語が話せる人が多い点です。

ただし、お互いの国同士はあまり良い関係にはなく、将来、お仕事を継続でき無くなる可能性も含んでいます。

また、中国国内でシステム開発を行う企業も増えており、中国企業との争いになる点も注意が必要でしょう。

インド

続いておすすめするのは、インドです。

インドでは教育水準が高いため、数学に強い、かつ技術力の高いエンジニアがたくさんいます。

さらに、IT業種はカースト制度に組み込まれていないため、意欲のある若者が出世する道としてIT業種を選ぶ人が増えています。

そのため、意欲の高い若者が多く見つかる可能性が高いです。

一方で、インドと日本は時差が大きく、国民性も違うため、スムーズに仕事を進められないかもしれません。なので、日本人の担当者を置くなどの対応は必須でしょう。

インドネシア

インドネシアもおすすめの国の1つです。

インドネシアも近年、発展がめざましい国ですが、技術力が高く、かつ賃金があまり高くないため、オフショア開発をするにはうってつけの国です。

また、中国ほどオフショア開発が盛んではないため、人材がライバルに奪われて不足してしまうことも考えにくいでしょう。

しかし、やはりコミュニケーションが取りづらかったり、納期が守られなかったりする事例はあるので、その点には注意を払う必要があります。

ベトナム

続いておすすめするのは、ベトナムです。

ベトナムでは、まだまだ人件費は安いものの優れた技術者が多くいる国であり、オフショア開発を検討する多くの日本企業が目をつけています。

真面目な国民性であり、親日国でもあるため、誠実に仕事をしてくれる可能性が高いでしょう。

また、中国ほどではありませんが、日本からの利便も良いため、是非とも検討すべき国の1つです。

詳しくは以下の記事で紹介しているので、興味のある方はぜひお読みください。

フィリピン

最後に紹介するのは、フィリピンです。

フィリピンでオフショア開発する際の1番のメリットは、英語力が高い点です。国民の9割は英語を話せるため、英語が話せる担当者がいれば、難なくコミュニケーションを取ることができます。

また、安い人件費で質の高いエンジニアを確保できる点も大きな魅力です。

しかし、フィリピンでは家族ファーストの意識が根強いため、仕事の優先順位が後回しになる傾向があります。そのため、残業などをあまりお願いできず、最低限の対応になる可能性があるでしょう。

そのため、家族ファーストに不満を抱くのではなく、文化の違いを認めることが大切です。

オフショア開発におすすめの企業6選

ここでは、先ほど紹介した企業に日本を加え、オフショア開発におすすめの企業をそれぞれ紹介します。

  • 日本のおすすめ企業:株式会社エアトリ
  • 中国のおすすめ企業:株式会社モンスター・ラボ
  • インドのおすすめ企業:AG Tech Lab
  • インドネシアのおすすめ企業:株式会社アイコア
  • ベトナムのおすすめ企業:スマラボ
  • フィリピンのおすすめ企業:株式会社LIG

日本のおすすめ企業:株式会社エアトリ

まず、日本のオフショア開発でおすすめの企業は、株式会社エアトリです。

以前は「株式会社エボラブルアジア」という社名でオフショア開発をしていましたが、2020年1月に株式会社エアトリに社名を変更しました。

主にベトナムにおけるオフショア開発に取り組んでおり、マネジメントコンサルティング、ITハイブリッド開発、ゲームセカンダリープラン、人材コンサルティングサービスの4つを軸に運営しています。

専任の開発メンバーをアサインし、蓄積されたノウハウをもとに、効果的なオフショア開発を行うことが得意です。

>>株式会社エアトリの公式サイトはこちら

中国のおすすめ企業:株式会社モンスター・ラボ

中国でのオフショア開発でおすすめの企業は、株式会社モンスター・ラボです。

株式会社モンスター・ラボは、コピーライターの糸井重里氏が代表を務めるほぼ日が提供している『ほぼ日の學校』の開発に参画したり、日立グループの会社が提供する単身高齢者向け見守りサービス『ドシテル』の開発にも携わったりするなど、多くの企業のシステム開発に関わっています

実績のある会社なので、中国でのオフショア開発を行う際は、ぜひ検討してみてください。

>>株式会社モンスター・ラボの公式サイトはこちら

インドのおすすめ企業:AG Tech Lab

インドでのオフショア開発でおすすめの企業は、AG Tech Labです。

インドに開発拠点があるAG Tech Labですが、日本人PMやデザイナーをアサインしているため、コミュニケーションをスムーズに行うことができます

質の高いシステムを作ることができ、それでいて価格も抑えることができ、高いコストパフォーマンスを実現できるのです。

日本側拠点も東京、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台にあり、密な連携をとりながら開発ができる点が強みだと言えます。

>>AG Tech Labの公式サイトはこちら

インドネシアのおすすめ企業:株式会社アイコア

インドネシアでのオフショア開発でおすすめの企業は、株式会社アイコアです。

インドネシアの大学と連携して事業を展開しており、さまざまなシステムを開発。

実績としては、外国人IT技術者が6ヶ月で日本語の読み書きをできるようにするE-Learningソフトウェア「TokkunTrainer」や、ソフトウェア開発のプロジェクト管理、品質管理を行うソフトウェア「Q-Pro」の提供などがあります。

>>株式会社アイコアの公式サイトはこちら

ベトナムのおすすめ企業:スマラボ

ベトナムでのオフショア開発でおすすめの企業は、スマラボです。

スマラボはベトナムに100%子会社を設置し、徹底した品質管理を心がけています

また、契約方法や支払い方法も日本式を採用しているため、円滑にやり取りを進めることができるでしょう。

スマラボでは、緊密に連携をとりながら開発を進めていくので、大きな齟齬なく仕事ができる点を強みとしています。

>>スマラボの公式サイトはこちら

フィリピンのおすすめ企業:株式会社LIG

フィリピンでのオフショア開発でおすすめの企業は、株式会社LIGです。

LIG日本とLIGフィリピンがあり、お互いに連携しながら仕事を進められる点が特徴です。

上流から参加し、初期のコンセプト設計から一緒に製品を形にしていくことに長けています。

フィリピンの豊富な人材を低コストで採用できるため、高いコストパフォーマンスを実現できるでしょう。

>>株式会社LIGの公式サイトはこちら

まとめ

今回は、オフショア開発における悩みを紹介しました。

コスト面だけを考えて、安易にオフショア開発に挑戦するのは好ましくありません。

言語の壁や文化の壁など、越えなければならないハードルはいくつもあります。

しかし、それらの壁を越えれば高いコストパフォーマンスでシステム開発ができるため、まずはオフショア開発を行っている企業に問い合わせをしてみましょう。

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