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NOCODE ノーコード 2021.07.28

ノーコード開発でおすすめのツール10選【2026年】Web・スマホアプリ対応と選び方

執筆:Swooo編集部/監修:北浦 聡大(Bubble公式認定デベロッパー・国内初合格/Swooo共同創業者・元CTO)

ノーコード開発でおすすめのツール10選【2026年】Web・スマホアプリ対応と選び方

執筆:Swooo編集部/監修:北浦 聡大(Bubble公式認定デベロッパー・国内初合格/Swooo共同創業者・元CTO)

「アプリ開発をしたいけれど、プログラミングはできない」
「ノーコードでアプリ開発をしたいが、どのツールを選べばいいのかわからない」
「できるだけ低予算で始めたい。無料でどこまでできるのだろう」

こうした疑問をお持ちの企業担当者の方に向けて、本記事では2026年時点でおすすめできるノーコード開発ツールを、作りたいアプリの種類別に整理して紹介します。ノーコードツールにはそれぞれ得意分野があり、開発する形態によって選ぶべきツールが変わります。

あわせて、ツール比較表だけでは見えない「失敗しないツール選定の視点」、開発会社に依頼する場合の費用相場、近年増えている「AIコーディングとノーコードのどちらで作るべきか」という論点も後半のセクションで解説します。

Swooo編集部では、2026年版のノーコードツールのカオスマップも作成しました。幅広いノーコードツールを俯瞰したい方は、そちらも合わせてご覧ください。

2026年版「ノーコードツール」のカオスマップ(Swooo編集部が独自に作成)

本メディアを運営する「Swooo」は、ノーコード開発の受託(Bubble公式Goldパートナー)とノーコードスクールを運営しており、ツール選定の相談を日常的に受けています。本記事は、その選定現場の観点で2026年のおすすめツールを整理したものです。

Swooo(株式会社アイビス)公式サイト

※本記事に記載の各ツールの料金・プランは変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

▼ノーコードそのものについて知りたい方はこちらの記事を参照ください
ノーコード(NoCode)とは?メリットデメリット、向き不向きを解説

目次

まず結論|目的別おすすめノーコードツール早見表

先に結論から示します。「何を作りたいか」が決まっている方は、この早見表から候補を絞ってください。費用目安は開発会社に依頼した場合の初期開発費の相場です(詳細は費用の章で解説します)。自社で作る場合は、ツール利用料だけで始められます(利用量に応じた従量課金が別途発生するツールもあります)。

作りたいもの第一候補ツール外注時の費用目安
業務管理・社内システムAppSheet/CELF50万〜200万円
予約システムBubble100万〜250万円
マッチングサービスBubble150万〜400万円
EC・フリマアプリBubble150万〜500万円
SNS・コミュニティBubble150万〜350万円
コーポレートサイト・LPSTUDIO/Webflowツール利用料中心(自社制作しやすい領域)
スマホネイティブアプリClick/Yappli要件により個別見積もり(ノーコード相場50万〜500万円に準ずる)
※費用は一例です。要件・規模により変動します。

ここからは、各ツールを4つのカテゴリに分けて詳しく見ていきます。それぞれ「向いている案件」「向かない案件」を明記したので、自社の要件と照らし合わせながら読み進めてください。

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【Webアプリ編】

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【Webアプリ編】

ログイン機能やデータベースを持つ「Webアプリ」を作るためのツールです。会員制サービス・予約・マッチングなど、事業の中核になるアプリを作りたい場合はこのカテゴリから選びます。まずはどんな開発をしたいのかサービス内容を具体的に決め、それに合ったツールを選びましょう。

自由度高:Bubble

Bubble

BubbleはWebアプリを開発できる、世界で最も有名なノーコードツールの一つです。HTMLやCSSの知識がなくても、画面上の操作でデータベース設計からワークフロー(処理の流れ)まで組み立てられます。

自由度が非常に高く、会員制サービス・マッチング・SaaSといった本格的なWebアプリまで開発できるのが最大の特徴です。2025年にはネイティブモバイルアプリの出力にも対応し、スマホアプリ開発の選択肢としても有力になりました。

無料プランで開発を試すことができ、有料プランは年払いで月29ドルからです。一方で、自由度が高いぶん習得難易度も高めで、エディタは英語です。公式の入門コースやユーザー同士が情報交換する「Forum」が充実しているものの、学習にはやや腰を据える必要があります。

向いている案件:予約・マッチング・SaaSなど、独自のロジックとデータベースを持つ事業用Webアプリ
向かない案件:数日で作りたい簡易な社内ツール、日本語UIのツールで内製したいケース

Bubbleについて、さらに詳しく知りたい方は「ノーコードツールBubbleとは?使い方・料金・できることを解説【2026年版】」をご覧ください。

Bubbleの公式サイトはこちら

自由度中:AppSheet

AppSheetは2020年1月にGoogleに買収されたことで話題になったノーコードツールです。Googleスプレッドシートをデータベースとして読み込み、そこにアプリの画面と機能を組み立てていくスタイルで、主に業務アプリの開発に向いています。

サンプルアプリをコピーして機能を足していく作り方もでき、無料で試せます。有料プランは月額5ドルからで、大手IT企業や製造業など幅広い業種で導入されています。

ただし、データベースの基礎知識とデータを扱うスキルは必要で、ドキュメント類は英語が中心です。慣れるまでは使いづらさを感じるかもしれません。

向いている案件:スプレッドシートで運用している業務のアプリ化(在庫・点検・報告など)
向かない案件:一般消費者向けのデザイン性が求められるサービス、英語ドキュメントに抵抗があるチームでの内製

AppSheetの公式サイトはこちら

自由度低その①:Adalo

Adaloは、世界初のコンピュータープログラマーと言われている女性の名前にちなんで名付けられたツールで、スマホアプリとWebアプリの両方を作れます。操作感はパワーポイントのスライド作成に近く、ドラッグ&ドロップで組み立てられます。

作ったアプリはiOS・Android両方のアプリストアにリリースでき、無料で始められる手軽さが魅力です。ただし自由度は低めで、複雑なロジックや大量のデータを扱う開発には向きません。

向いている案件:シンプルなスマホアプリを早くストア公開したいケース、アイデア検証
向かない案件:複雑な業務ロジックや大量データを扱う本格開発

Adaloの公式サイトはこちら

自由度低その②:Glide

Glide

Glideは、Googleスプレッドシートを使ってWebアプリが作れるノーコードツールです。簡単なものなら5分ほどで形になる操作性の良さが特徴で、在庫管理や資産管理、配達管理など様々なテンプレートが用意されています。

導入事例には、高校生が地域の災害情報アプリを作った例や、フリマ型のサービスを2日間で作成した例など、スピード感のあるものが多く報告されています。初心者がWebアプリ作りを体験する入り口としても適しています。

向いている案件:スプレッドシートにあるデータを素早くアプリ化したいケース
向かない案件:独自デザインや複雑な権限管理が必要な外部向けサービス

Glideの公式サイトはこちら

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【Web静的コンテンツ編】

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【Web静的コンテンツ編】

静的コンテンツとは、コーポレートサイトやLPのように、閲覧者の操作によって内容が大きく変化しないWebページのことです。ここからは、この静的コンテンツ制作に適したツールを紹介します。

紹介するツール自由度
STUDIO
Webflow
Wix

自由度高その①:STUDIO

STUDIOはWebサイト制作に必要な機能を1つのツールに詰め込んでいる点が特徴の国産ツールです。デザインの自由度が高く、テンプレートの制約をほとんど受けずに、デザインから公開・運用まで一貫して行えます。

STUDIO CMSでお知らせやブログを管理でき、プロジェクトへの招待人数に制限がないため、チームでの共同編集にも向いています。日本語UIなので、社内に運用を定着させやすいのも利点です。

向いている案件:デザインにこだわりたいコーポレートサイト・LP・オウンドメディア
向かない案件:ログインや決済機能を持つWebアプリ(Bubble等の領域)

STUDIOの公式サイトはこちら

自由度高その②:Webflow

Webflow

Webflowもデザインの自由度が高い海外製ツールです。特徴はCMS(コンテンツ管理システム)をノーコードで構築できる点で、サイトのコンテンツや画像などを統合管理できます。

CMSを利用するかどうかでプランが分かれ、無料版から始められます。まずCMSなしのベーシックプランで試し、必要に応じて拡張していく進め方が堅実です。

向いている案件:記事コンテンツを継続的に発信する本格的なサイト運用
向かない案件:動的なWebアプリ、英語UIが障壁になるチームでの内製

Webflowの公式サイトはこちら

自由度中:Wix

Wix

Wixは500種類以上のテンプレートを持つサイト制作ツールで、ネットショップや予約機能、フォーラムなど様々なビジネスシーンで使い道があります。記事数も無制限に蓄積できるため、長期的な運用にも対応します。

STUDIOと比較すると自由度は一歩譲りますが、使いやすさに定評があり、初めてノーコードツールに触れる場合のバランスの良い選択肢です。

向いている案件:初めてのサイト制作、ネットショップや予約機能つきのビジネスサイト
向かない案件:デザインを細部まで独自に作り込みたいケース

Wixの公式サイトはこちら

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【スマホアプリ 業務アプリ編】

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【スマホアプリ 業務アプリ編】

ここからはスマホアプリや業務アプリの開発に適したノーコードツールを紹介します。現場の業務効率化を目的とするなら、このカテゴリが起点になります。

紹介するツール自由度
Click
CELF
サスケWorks
AppSheet
Glide

自由度高:Click

Click

Clickは国産のノーコードツールで、スマホアプリをドラッグ&ドロップで開発できます。iOS・Androidそれぞれのコードを書き分ける必要がなく、作成したアプリ1つで両方のストアに公開できます。APIを使った外部サービス連携にも対応します。

これまでに40,000個以上のアプリがClickで制作されており、無料から使い始められます。国産ツールのため日本語で情報収集やサポートを受けられる点も、社内導入のハードルを下げてくれます。

向いている案件:日本語環境でスマホアプリを内製・検証したいケース
向かない案件:Web中心の大規模サービス(Bubble等が候補になる領域)

Clickの公式サイトはこちら

自由度中その①:CELF

CELF

CELFは、Excelと同じ見た目・操作性で業務アプリを作れる国産ツールです。RPA機能も備えており、1,000社以上の導入実績があります。

予算実績管理・案件顧客管理・見積書管理・在庫管理・シフト管理など、Excelで回している業務の置き換えに強く、「無料トライアル」も用意されています。

向いている案件:Excel運用している管理業務・帳票業務のシステム化
向かない案件:社外ユーザー向けのサービス開発

CELFの公式サイトはこちら

自由度中その②:サスケWorks

サスケWorks

サスケWorksは、業務効率化アプリを作れる国産ノーコードツールで、こちらも1,000社以上の導入実績があります。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、現場や目的に合わせたアプリを短期間で作成できます。

アプリ同士の連携(アプリ間連携)やAPIによる外部サービス連携で機能を後から拡張でき、作成したアプリを公式アプリストアで販売することも可能です。無料トライアル」もあります。

向いている案件:顧客管理・案件管理など業務効率化アプリの内製
向かない案件:一般消費者向けサービスの開発

サスケWorksの公式サイトはこちら

自由度中その③:AppSheet

先ほど紹介したAppSheetは、業務アプリの開発でこそ本領を発揮します。在庫管理のようなデータベース型のアプリをマウス操作だけで構築でき、「AppSheet Automation」を使えば報告書作成のような定型作業の自動化も可能です。日々の定型業務を自動化することで、従業員がより生産性の高い仕事に時間を使えるようになります。英語中心のツールである点だけ留意してください。

自由度低:Glide

Glideも、スプレッドシートで管理しているデータをそのまま業務アプリ化できるため、この分野で有力です。アクセス権限の設定が簡単で、承認したメールアドレスのみに公開する社内限定アプリとしての運用に向いています。小さな業務改善や営業管理から始めたい企業に適したツールです。

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【スマホアプリ 汎用編】

ノーコード(NoCode)開発でおすすめのツール【スマホアプリ 汎用編】

最後に、スマホアプリを幅広く開発するのに適したツールを紹介します。複数のアプリを1つのツールで開発・運用したい場合に検討する候補です。

紹介するツール自由度
Yappli
Thunkable
Adalo

自由度高:Yappli

Yappliは国産のアプリ開発プラットフォームで、テンプレートを選んで編集するだけでiOS・Android両方のネイティブアプリを作れます。クラウド型のため様々な端末からアクセスでき、特にEC・店舗系のアプリで多く使われています。

最大の魅力は開発後のアプリの管理や運用が簡単なことで、仕様変更やアプリ内のデータ分析までツール内で完結します。400社以上の企業で導入されている実績があり、法人での本格運用を前提としたサービスです。

向いている案件:ECや店舗の会員アプリなど、運用・更新を重視する法人アプリ
向かない案件:個人や検証段階の小規模開発

Yappliの公式サイトはこちら

自由度中:Thunkable

Thunkable

Thunkableはスマホアプリに特化した海外製ツールです。ドラッグ&ドロップで操作でき、AndroidとiOSのどちらにも自動で対応できる点が便利です。93の言語に対応した多言語アプリを作れるのもユニークな特徴です。

基本的に無料で使えますが、Webアプリとしてネット上に公開する際は有料となり、月額21ドルの有料プランが必要です。用意されたプラットフォーム上で作る仕組みのため自由度には限りがあり、大規模なアプリ開発には不向きです。

向いている案件:小規模なスマホアプリの検証、多言語対応アプリ
向かない案件:大規模・複雑なアプリ開発

Thunkableの公式サイトはこちら

自由度低:Adalo

先ほど紹介したAdaloは、スマホアプリ全般の開発も無料で始められます。Webとモバイルの双方に対応しているため、細かい要件が固まっていない段階でも、まず動くものを作って検討を前に進められます。慣れてきたらカスタマイズによる機能追加で自由度を高めていくとよいでしょう。

失敗しないノーコードツール選定の3つの視点

ここまで各ツールの特徴を紹介してきましたが、実際の開発・運用で差が出るのは、比較表には載らないポイントです。Swoooが受託開発の現場で重視している観点を、ツール選定と開発会社選びの両方に役立つ形で3つ紹介します。

視点①:データ量が増えても速いか——「30件」で変わるデータ設計

同じツールで同じ機能を作っても、データの持ち方しだいで表示速度は大きく変わります。たとえばBubbleでは、30件を超えるデータのリストを1つの項目に直接持たせると動作が重くなるため、データ同士を関連付けて検索で参照する設計に切り替えるのが定石です(逆に30件以下なら、検索よりリスト参照のほうが高速です)。

平均評価のような集計値も、表示のたびに計算するのではなく、あらかじめ計算結果を保存しておく設計にすると、速度とコストの両方が改善します。

つまり「デモでは快適だったのに、本番のデータ量になったら遅くなった」というトラブルの多くは、ツールの性能ではなく設計の問題です。ツールを試す段階では想定データ量を入れて動作を確認すること、開発会社に依頼する場合はデータ設計の方針を確認することをおすすめします。

視点②:初期費用だけでなく、運用時の従量課金まで見積もる

ノーコードツールの中には、月額固定費に加えてサーバー処理量に応じた従量課金があるものがあります。代表例がBubbleのWU(ワークロードユニット)で、プランごとに月間の処理量枠があり(無料プランで月5万WUなど)、超過分は追加課金されます。

重要なのは、同じ機能でも作り方によってWU消費が大きく変わることです。ブラウザ側で完結する処理は消費せず、データ検索は実行回数と取得件数に応じて課金されるため、検索の絞り込み方や処理の置き場所を工夫するだけで月々のコストが変わります。利用者が増えたときにランニングコストがどう伸びるかは、ツール利用料・従量課金・保守費まで含めて見積もっておきましょう。

▼BubbleのWU課金と削減方法について詳しくはこちら
BubbleのWU(ワークロードユニット)とは?課金の仕組みと最適化の実務

視点③:セキュリティは「ツール」より「設計」で決まる

「ノーコードはセキュリティが不安」という声をよく聞きますが、Bubbleをはじめ主要ツールの基盤自体は堅牢です。実際に問題が起きるのは、アクセス権の設計・設定を誤ったときです。

たとえばBubbleには、データごとに「誰が読み書きできるか」を定めるPrivacy Rulesという仕組みがあり、「原則すべて非公開にして、必要な分だけ開ける」形で設計するのが基本です。注意したいのは、画面上で非表示にしただけのデータはブラウザの開発者ツールから見えてしまう点で、アクセス制御は必ずサーバー側の設定で行う必要があります。

開発会社に依頼する場合は、「Privacy Rulesをどう設計するか」「リリース前にセキュリティをどうチェックするか」を確認すると、実装力の見極めになります。Swoooではリリース前チェックリスト37項目の運用と、セキュリティ監査ツールFluskを標準工程に組み込んでいます。

▼ノーコードのセキュリティ対策について詳しくはこちら
Bubbleのセキュリティは大丈夫?発注前に確認すべき設計ポイント

ノーコードアプリ開発の費用相場

ノーコードでのアプリ開発を開発会社に依頼する場合の費用相場を整理します。まず開発手法別の初期開発費の目安は次のとおりです。

開発手法初期開発費の目安
ノーコード50万〜500万円
ローコード300万〜600万円
スクラッチ開発500万〜数千万円
※要件・規模により変動します。

開発期間は、ノーコードなら2週間〜3ヶ月程度が目安です(スクラッチ開発では半年〜1年程度かかるのが一般的です)。作るものの種類別に見ると、相場は次のようになります。

アプリの種類ノーコードスクラッチ
業務管理システム50万〜200万円500万〜1,000万円
予約システム100万〜250万円500万〜1,500万円
マッチング150万〜400万円800万〜2,000万円
EC・フリマ150万〜500万円1,000万〜3,000万円
SNS・コミュニティ150万〜350万円1,000万〜2,500万円
AIアプリ(LLM連携)200万〜600万円1,000万〜4,000万円
※初期開発費の目安。要件により変動します。

このほか、リリース後の保守費用としてノーコードの場合は月3万〜20万円程度、加えて各ツールの利用料(前述の従量課金を含む)がかかります。自社の要件でいくらになるかを知りたい方は、Swoooの無料見積もりシミュレーターで2分ほどで概算を確認できます。

ノーコードとAIコーディング、どちらで作るべきか【2026年】

2026年現在、「コードを書かずにアプリを作る」方法はノーコードだけではなくなりました。Claude CodeやCursorに代表されるAIコーディングツールを使い、日本語の指示でAIにコードを書かせる方法(AI駆動開発)が実用段階に入っています。

ノーコードAIコーディング
作り方画面操作で組み立てる日本語の指示でAIがコードを生成
自由度ツールの提供範囲内通常のWeb技術と同等
運用・改修非エンジニアでも回しやすいコードの保守にエンジニアの視点が必要
向いているケース業務アプリ、検証用プロダクト、個人開発事業に組み込む本格プロダクト、既存システム連携

個人や学習目的であれば、結果がすぐ画面で確認できるノーコードから始めるのが堅実です。事業や業務で使うアプリの場合は要件次第で、両者を併用する(検証はノーコード、本開発はAI駆動開発)構成も増えています。

使い分けの目安として、Swoooの現場では「インフラの準備なしにすぐ動かせる小規模な案件はノーコード、規模が大きくなるほどAI駆動開発やハイブリッド構成を検討する」という判断が増えています。また、BubbleをはじめノーコードツールそのものにもAI機能の搭載が進んでおり、両者の境界は今後さらに近づいていくと見ています。

▼この論点を詳しく知りたい方はこちら
Claude Codeで企業のアプリ開発はどこまでできるか|費用・期間・品質への影響
BubbleのAI機能でできること

ノーコードのアプリ開発でよくある質問

ノーコードで作ったアプリは、本格的な事業にも使えますか?

使えます。Bubbleのような自由度の高いツールであれば、マッチングサービスやSaaSといった商用サービスの構築も可能です。ただし本記事の「選定の3つの視点」で述べたとおり、データ設計・セキュリティ設計の質によって本番運用での差が大きく出ます。事業の中核になるアプリは、設計経験のある開発会社に相談することをおすすめします。

無料でどこまで作れますか?

本記事で紹介したツールの多くには無料プランがあり、試作・学習には十分使えます。一方、独自ドメインでの公開や本番運用には有料プランが前提になることが多いため、「無料プランで操作感と実現性を確かめ、本格導入の前に有料プランと従量課金を見積もる」という進め方がおすすめです。

ノーコード開発を外注する場合、費用はいくらかかりますか?

初期開発費の目安は50万〜500万円です。業務管理システムなら50万〜200万円、マッチングサービスなら150万〜400万円など、作るものの種類によって変わります(詳細は費用の章を参照)。このほか保守費用が月3万〜20万円程度かかります。

ノーコードのセキュリティは大丈夫ですか?

ツールの基盤自体は堅牢で、問題の多くはアクセス権の設計・設定ミスに起因します。Bubbleの場合はPrivacy Rulesを「原則非公開・必要な分だけ開ける」形で設計するのが基本です。詳しくは「Bubbleのセキュリティは大丈夫?発注前に確認すべき設計ポイント」で解説しています。

あとからスクラッチ開発やAI駆動開発に切り替えられますか?

ノーコードで作ったアプリをそのままコードに変換することは基本的にできないため、切り替え時は作り直しになります。ただし、検証段階をノーコードで素早く回して要件を固め、本開発でAI駆動開発やスクラッチに移行する段階的な構成は現実的で、実際に増えている進め方です。最初から移行の可能性がある場合は、その前提で計画を立てておきましょう。

まとめ|目的に合ったノーコードツール選定から始めよう

目的に応じて最適なノーコードツールを採用しよう

最後に、本記事のポイントを整理します。

  • ノーコードツールは「作りたいもの」で選ぶ。事業用WebアプリはBubble、サイト制作はSTUDIO/Webflow、業務アプリはAppSheet/CELFなどが第一候補
  • 比較表に載らない差は設計に出る。データ設計・従量課金の見積もり・アクセス権設計の3点を確認する
  • 外注時の初期開発費は50万〜500万円が目安。保守費用と各ツールの利用料も含めて計画する
  • 2026年はAI駆動開発も実用段階。検証はノーコード、本開発はAI駆動開発という併用構成も選択肢に入れる

ツールを選んだあとも、「どう設計するか」「内製と外注のどちらが合うか」で悩む方は多くいます。無料のツールについてさらに知りたい方は「【無料】ノーコードでアプリ開発できるおすすめツール10選を紹介」も合わせてご覧ください。

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