SNSアプリの作り方は?構築の流れや開発費用の相場を徹底解説!
今やInstagramやFacebook、TwitterなどのSNSはコミュニティ作りに欠かせません。自社独自のコミュニティを形成しようと、SNSを作ろうと試みている人も数多く存在します。
しかし、いざ取り組もうと思ってもどのように作れば良いのか分からずに、諦めてしまっている人も少なくないでしょう。そこで、この記事ではSNSアプリの作り方とリリースまでの流れを紹介します。外注の費用相場も紹介しているので、業者への依頼を検討している人は参考にしてください。
SNSアプリとは?

SNSは現代の生活に欠かせない存在です。今や生活の一部として利用しているため、あらためて「SNSとは?」と聞かれると、回答に迷う人も多いでしょう。
そこで、まずはSNSアプリとはどのような種類があって、どのような機能が必要なのかを紹介します。開発費用の相場も記載するので、参考にしてみてください。
- SNSの種類
- SNSアプリに必要な機能
- SNSアプリの開発費用の相場
SNSの種類
そもそもSNSとは「Social Networking Service」の略称で、日本語で訳すと「社会的交流の場を提供するためのインターネットサービス」を意味します。インターネットを通して交流するのを目的としており、国境を超えたコミュニケーションが可能です。
SNSには、おもに下記の3つの種類があります。
SNSの種類 | 特徴 | 代表例 |
---|---|---|
オープン型 | ・投稿内容があらゆる人にリーチできる ・企業アカウントが販促に利用する場合もあり | ・Twitter ・YouTube |
クローズ型 | ・投稿内容が特定の人間にしか伝わらない ・密接な関係にある人とのコミュニケーションに役立つ | ・LINE ・mixi ・Skype |
特化型 | ・何かのカテゴリーに特化したSNS ・ユーザーが限定的であるため、専門的な情報を取得しやすい | ・Strava…スポーツ自転車に特化 ・ヤマレコ…登山に特化 ・pixiv…イラストに特化 |
以上のようにSNSにはさまざまな種類が存在します。もし、SNSの独自開発に取り組むのであれば、それぞれの種類の特徴を加味して適切なSNSを開発しましょう。
SNSアプリに必要な機能
SNSアプリを構築するうえで欠かせない機能は以下の通りです。
SNSアプリに必要な機能 | 特徴 |
---|---|
チャットやメッセージ | ・自分の考えや意見をプラットフォーム上にシェアできる機能 ・オープン型は不特定多数に、クローズ型は限定的に発信できる ・文章以外にも画像や動画などもシェアできると便利 |
ユーザー情報の管理 | ・SNSを利用するために、個人情報を登録する機能 ・ログインやSNS上のプロフィール設定も含む |
フォロー | ・見たい情報を発信しているアカウントをフォローできる機能 ・家族や友達、知人などの投稿を把握するのに役立つ |
投稿に対するリアクション | ・TwitterやInstagramにおける「いいね!」の機能 ・ユーザー同士の交流を気軽に深めるためには不可欠 |
検索 | 特定の投稿を検索するのに役立つ |
タイムライン | ・フォローしている人の投稿内容を時系列別に表示する機能 ・ユーザー同士の交流にも役立つ |
通知機能 | ・SNSの更新があった場合に、スマートフォンやPCなどへ通知してくれる機能 ・交流に対するタイムラグの緩和が期待できる |
他にもユーザー同士の交流を活発化させるために、アンケート機能を実装しているSNSも存在します。
SNSアプリの開発費用の相場
SNSアプリの開発費用は、求めている機能の規模によって異なります。シンプルな機能であれば50万円程度から開発できますが、細部にまでこだわる場合は1,000万円近くかかることも珍しくありません。
開発費用を抑えるためには自社で開発することも考えられますが、これには専門的な知識が必要です。自社に専門知識を有した人材がいない場合、外注やクラウド型サービスの利用が一般的です。
SNSアプリの作り方3選




SNSアプリの作り方は大きく分けて3つです。それぞれの方法を簡単に紹介するので、自社の状況に合わせた作り方を採用しましょう。
- ゼロからプログラミング言語で作成する
- クラウド型のサービスを利用する
- 業者に依頼する
ゼロからプログラミング言語で作成する
自社にエンジニアを抱えている場合、ゼロからSNSアプリを制作できます。自由度の高いSNSアプリを開発したいなら自社開発をするのがおすすめです。
スマートフォン向けのSNSアプリを開発したい場合、iOS端末やAndroid端末で適切なプログラミング言語が異なります。以下の表を参考にしながら、適切な言語で開発しましょう。
iOS端末に適切なプログラミング言語 | Android端末に適切なプログラミング言語 |
---|---|
・Swift…アップル社が開発した言語 ・Objective-C…アップル社によって、iOSアプリ開発における標準言語の1つに認定 | ・Java…Googleのソフトウェア開発で利用される機会が多い言語 ・Kotlin…Javaとの相互利用も可能 |
ただし、ゼロからの開発となるとリソースの確保に手間を取られがちです。自社のリソースと相談したうえで、開発に取り組んでください。
クラウド型のサービスを利用する
SNSアプリを開発する際、クラウド型のサービスを利用する手段もあるでしょう。クラウドアプリを提供している会社では、ある程度パッケージ化されたSNSアプリをすでに用意している場合があります。
パッケージ化された商品に必要な機能を組み合わせれば、自社だけのオリジナルSNSが仕上がるでしょう。なかにはプログラミング言語が不要な「ノーコード」で開発できる商品を提供している会社も存在します。
ノーコードで開発すればイメージ通りのSNSを開発しやすいうえに、開発にかかる時間を短縮可能です。ノーコードに関して詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
業者に依頼する
自社のリソースが足りない場合は専門業者に依頼することも検討しましょう。専門業者に依頼すれば、高品質かつ希望にあったSNSアプリに仕上がる可能性が高いです。
特に細部にまでこだわったユーザビリティを考えたSNSアプリを提供したい場合は、専門業者の経験や実績が頼りになります。
ただし、専門業者に依頼する場合はSNSアプリ開発における進捗状況を随時確認してください。たまに業者に依頼したら丸投げという企業がありますが、開発の過程を確認しないと、思わぬ方向にSNSが仕上がるリスクがあります。
開発完了後のミスマッチは、トラブルの原因につながる可能性が高いです。そのため、事前に要件定義したうえで、定期的なコミュニケーションを怠らないようにしましょう。
Swoooでは最短1ヶ月からアプリの開発に対応している
弊社の提供するSwoooでは、ノーコードツール「bubble」を活用することにより、最短1ヶ月でアプリの開発が可能です。従来のコードを使ったアプリ開発と比べて約1/3のコストで開発できるため、予算に合わせて適切なSNSアプリを提供できます。
興味のある方は「資料請求」や「即時見積もり」を利用してみてはいかがでしょうか。
SNSアプリを作るメリット3つ




SNSアプリの作り方がわかったところで、実際に作成するメリットを知っておかないと開発意欲がわきにくいものです。そこで、自社独自のSNSアプリを開発するメリットを3つ紹介します。
- 独自の特徴を出せる
- マーケティング施策として利用できる
- コミュニティを構築できる
独自の特徴を出せる
YouTubeやFacebook、Twitterなど今やさまざまなSNSが存在します。Twitterでは全角140文字の短いテキストで情報を発信できたり、YouTubeでは動画の投稿がメインであったりと、SNSによって特徴はさまざまです。
しかし、それぞれ独自の特徴が存在するのとは裏腹に、制限があるのは事実でしょう。例えば、Twitterでは全角140文字以内という制限があるため、1つの投稿で発信できる情報は限られています。また、YouTubeは静止画や画像の投稿には向いていません。
以上のように既存のプラットフォームではある程度制限がかかってしまうため、思い描いたような情報を発信しにくいです。そこで、SNSアプリの自社開発に取り組めば、ユーザーのニーズを満たしたSNSをリリースできます。
ユーザーのニーズを満たしたSNSをリリースできれば利用者が増えて、自社の売上にもつながるでしょう。
マーケティング施策として利用できる
InstagramやTwitterなどのSNSはあくまでも「ユーザー同士のコミュニケーションの場」として利用している人が多いです。そのため、企業が販促のためにアカウントを運用していても、自社コンテンツへの誘導には外部リンクを貼り付ける必要があります。
外部リンクにページ移動するのは手間がかかるため、ユーザーが離脱してしまう可能性が高いです。そこで、販促とSNSを掛け合わせることで、適切なマーケティング活動ができるようになります。
コミュニティを構築できる
SNSの特徴は「ユーザー同士のコミュニケーションが気軽にできること」です。そのため、クローズ型のSNSアプリを開発できれば、自社独自のコミュニティを構築できます。
独自のコミュニティができれば、普段のディスカッションでは生み出されない画期的なアイデアが出たり、部門間の垣根を超えたコミュニケーションができるようになります。
自社活性化のためにも、独自開発のSNSアプリを開発するのもよいでしょう。
SNSアプリを作る流れ6ステップ




SNSアプリを開発するには主に6ステップが必要です。それぞれのステップで必要な取り組みを紹介するので、アプリ開発の参考にしてください。
- 要件定義を作成する
- 設計に取り組む
- 開発をおこなう
- テストを実施する
- リリースする
- 随時アップデートする
①要件定義を作成する
SNSアプリ開発に取り組む際には、まず用件定義から作成しましょう。用件定義では以下の項目を決めておきましょう。
- 業務概要…SNSアプリにおける目的や必要な機能など
- SNSアプリの操作手順や方法…ユーザーのログインから利用するまでの手順を記載
- 機能の優先順位…必要に応じていらない機能を削るため
少なくとも以上の項目を記載しておくと、SNSアプリの設計に取り組みやすいです。
②設計に取り組む
SNSアプリの概要を把握したら、設計に取り組みましょう。SNSアプリ開発では外部設計と内部設計に取り組みます。それぞれの設計の特徴は以下の通りです。
設計の種類 | 特徴 |
---|---|
外部設計 | ・SNSアプリの見た目に関わる設計 ・アプリ構成やUI(ユーザーインターフェース)などを決める |
内部設計 | 見た目を反映するために必要なプログラムを設計 |
③開発をおこなう
外部設計と内部設計が完成したら、いよいよ開発段階です。決められた設計をもとに、エンジニアがコーディングに取り掛かります。
エンジニアの進捗状況を管理して、適切なSNSに仕上がっているかを確認してください。
④テストを実施する
SNSアプリの開発ができたら、まずテストしてください。設計された通りに動作するかをテストして、要望通りのSNSアプリに仕上がっているかを確認します。
テストに取り組む際に重要なポイントは、ユーザーになりきって実施することです。SNSアプリはあくまでもユーザー本位のコンテンツなので、ユーザーが満足しなければいけません。開発者が満足していても、ユーザーは納得しないケースも存在します。
そのため、機能ごとにそれぞれテストして、ユーザーが使いにくい箇所がないか確認しましょう。
⑤リリースする
テストで問題が確認されなければ、いよいよSNSアプリのリリースです。スマートフォンのアプリとしてリリースする際は、iOS端末かAndroid端末でリリースするまでの手順が異なります。
iOS端末でリリースする場合 | Android端末でリリースする場合 |
1.Apple Developerに登録 2.App Store Connectに登録 3.一般情報を編集 4.価格やプライバシーの設定 5.アップロード | 1.Google Play Developerに登録 2.Android App Bundleを作成 3.Google Play Consoleにログイン 4.公開開始 |
⑥随時アップデートする
SNSアプリをリリースした後は、必要に応じて随時アップデートしましょう。完璧に作成したSNSアプリでも、運用していると何かしらの改善点が浮かび上がってくるものです。特にユーザーからの口コミによる改善案はすぐに取り組んでください。
SNSアプリはユーザーがいてこそなので、ユーザーが望む機能は実装するべきです。
プログラミングの知識がなくてもノーコードを使えばSNSが作れる
SNSアプリを開発する際、プログラミングスキルがない場合でも、ノーコードツールを利用することで自社独自のSNSアプリの作成が可能です。
ノーコードツールはプログラミング言語を使わずにアプリケーションを開発できるツールで、ドラッグ&ドロップや設定を選択するだけで機能を追加したり、デザインを変更したりすることができます。
ノーコードとは何か
ノーコードとは、文字通り「コードを書かない」開発手法のことを指します。これは、プログラミング言語を使わずにアプリケーションを開発できるツールを利用することで、非エンジニアでもアプリケーションの開発が可能になるというものです。
ノーコードツールは、ビジュアルインターフェースを通じてアプリケーションの設計と構築を行います。
ノーコードを利用するメリット
ノーコードを利用するメリットは以下の通りです
- 開発スピードの向上
ノーコードツールを使用すると、アプリケーションの開発時間を大幅に短縮できます。これは、プログラミング言語を学ぶ時間や、コードを書く時間が不要だからです。 - コスト削減
ノーコードツールを使用すると、開発者を雇う必要がなくなり、開発コストを削減できます。 - フレキシビリティ
ノーコードツールを使用すると、アプリケーションの変更やアップデートが容易になります。これは、コードを書き直す必要がないため、迅速に変更を加えることができるからです。
ノーコードを用いたSNSアプリの開発手順
ノーコードを用いたSNSアプリの開発手順は以下の通りです。
- ノーコードツールの選択
まずは、自社のニーズに合ったノーコードツールを選択します。ツールの選択は、利用料金、使いやすさ、提供される機能などを考慮して行います。 - アプリケーションの設計
次に、アプリケーションの設計を行います。これには、アプリケーションの目的、必要な機能、ユーザーインターフェースの設計などが含まれます。 - 機能の追加と設定
ノーコードツールを使用して、必要な機能を追加し、設定を行います。これには、ユーザー登録機能、投稿機能、コメント機能、いいね機能などが含まれます。 - テストとデバッグ
アプリケーションの開発が完了したら、テストとデバッグを行います。これにより、アプリケーションの動作を確認し、問題があれば修正します。 - リリース
最後に、アプリケーションをリリースします。これには、アプリケーションの紹介や、ストアへの申請などが含まれます。
以上が、ノーコードを利用したSNSアプリの開発手順です。ノーコードツールを利用することで、誰でも簡単にSNSアプリを開発することが可能になります。
ノーコード開発の詳しい仕組みについて知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
Swooo BootCampではノーコード開発スキルを習得できる
Swooo BootCampは、実務レベルのノーコード開発が学べるスクールです。ノーコードの中で最も代表的なツールであるbubbleを使って学習できます。
Swooo BootCampは「bubble」の開発を完全オンラインで学べるだけでなく、1授業あたり6分で構成されているため、忙しい人でもコツコツと勉強できる点がメリットです。
また、充実した動画教材、実務経験豊富なメンター、そして卒業後の案件紹介の確約などにより、Web開発のスキルが身に付きます。
LINEによる無料相談も受け付けておりますので、SNSアプリをノーコードで開発したいと考えている方は、相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ




SNSアプリの作り方に自信がない人は、外注することも検討するべきです。しかし、適切な会社選びをしないと失敗する可能性があります。アプリ開発における失敗しない外注先の選び方や、おすすめ企業などは以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。