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【起業】エンジニア起業のメリット・デメリット!失敗しないために必要なこと

Web業界の発展がめざましい昨今、ますます需要が高まっているITエンジニア。実績と能力のあるITエンジニアは起業も視野に入ってきますね。

今回は、エンジニア起業のメリット・デメリット、失敗しないために必要なこと。さらに、向いている事業モデル、実際に起業するのに必要な行動、エンジニア起業におすすめの本を紹介しています。しっかりとおさえて万全の状態で起業できるようにしましょう。

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エンジニア起業のメリット・デメリット

エンジニア起業のメリット・デメリット

多種多様な業種で起業が広まっていますが、特にITエンジニアは引く手あまたで起業にも有利と言われています。さっそく具体的なエンジニア起業のメリット・デメリットを見ていきましょう。

エンジニア起業のメリット3つ

1.低コスト起業が可能 

起業というと、イニシャルコスト(初期費用)がかかるイメージです。しかし、エンジニアの起業は最低限の場合、パソコンとネット環境で済むため、オフィスを用意する必要も在庫を持つ必要もありません。

また、ビジネスモデルによっては、ランニングコスト(運用費用)をかけず、ほぼ人件費のみで起業できます。自分1人でも成り立つ仕事ですから、従業員を雇わなくても起業できるのもメリットといえるでしょう。

2.利益率が高く高収入を狙える 

エンジニアの仕事には特に仕入れるものがありませんので報酬の大半が利益になります。オフィスがない場合なおさらです。

また、エンジニアは売り手市場で高単価の仕事も受けることが出来ます。日本はIT化において諸外国と比べても進んでいるとはいえない状況で、経済産業省が進めているDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応できている企業は4割にも至っていないのが現状です。

まだまだ成熟しきっている市場ではないので営業次第で高収入も夢ではありません。

3.自由度が高い 

会社に勤めていると、出社時間や退社時間、決められたオフィスで仕事をすることが多いですね。起業すると仕事の時間も場所も自由に決めることが出来ますし会社内独特のルールなどに縛られることもありません。また、人間関係も最低限で済みます。

仕事内容も、全て自分でサービスを作り出すこともできますし、クライアントの仕事を請け負う需要も高いので受託することもできます。かなり自由に働くことが出来るでしょう。

エンジニア起業のデメリット3つ

1.エンジニアの仕事以外にやることが増える 

起業すると、今まで会社では他の人が担当してくれていた業務も自分でこなさなくてはいけません。特に営業・マーケティングや経理は重要です。専門知識が必要になってくるので自分でしっかり勉強する、もしくは得意な人材を雇ったほうがいいでしょう。

エンジニアの仕事のみに集中できないということや、内外との丁寧なコミュニケーションが必須になるのは人によってはストレスかもしれません。

2.収入が安定しない 

会社で働いていた時は会社が仕事を取ってきてくれていました。しかし、起業した場合には当然自分で仕事が取れなければ収入が減ることもあります。最初は危機感をもって営業したり、仕事をこなすことで信用を作って人脈を広げたり、努力する必要があるでしょう。

軌道に乗れば会社に勤めていたころよりもはるかに高収入ということも可能ですから、それまでは辛抱です。

3.信用が低い

エンジニアは注目されている職業ですが、起業したての頃は会社員ほどの信用はないので金融機関から資金調達が難しい場合があります。またローンや新規クレジットカードの審査が通らないことも。

必要であれば会社員のうちにローンを組んだり、クレジットカードを作ったりしておくほうが良いでしょう。安定した収益を出せるようになれば信用もついてきます。

エンジニア起業で失敗しないために必要なこと

エンジニア起業で失敗しないために必要なこと

エンジニア起業でよくある失敗をもとに、気を付けておきたいことを3つあげます。

1.働いていた会社との関係を考慮する 

これまで会社員でエンジニアをしていた場合、エンジニア起業するということは同じ業界には住み続けるということです。退社する際はトラブルなく円満にしてください。会社のクライアントを奪うような形で自分のクライアントにするのも良くありません。競合となるような事業を起こすのもできれば避けたほうが無難です。

退社する前から会社側に志を話しておくと、理解を得られれば起業後もクライアントとして関係を良好にできる場合もあります。起業で失敗しないために気をつけましょう。

2.金銭トラブルを起こさない

起業した後では報酬未払いや、契約内容の認識の違いなどのトラブルは全て自己責任になります。特に金銭トラブルは信用を落とすうえに、起業したての時はダイレクトに他の業務の資金や自分の生活に影響が出るでしょう。契約書を交わすときには、金銭面、内容ともによく確認してください。

3.自己管理能力をつける

仕事の時間や場所が自由になることでペースをつかみにくくなる人も出てきます。時間と能力のバランスをみて無理のない事業計画にしましょう。特に精神的な焦りから仕事を詰め込み体調を崩すパターンが多いようです。十分な睡眠や休養、プライベートの確保を心掛けてください。

精神的な焦りの中には、完璧主義、失敗で落ち込む、安定した収入がないと不安、といった要素があげられます。前もって自分のタイプを分析してフォロー案を用意しておく、また資金を多めに用意しておくことで対策可能です。

エンジニアの起業に向いている事業モデル

エンジニアの起業に向いている事業モデル

具体的にエンジニアの起業に向いている事業モデルとはどんなものでしょうか。参考にしてみてください。

Webサービスやアプリ事業

Webサービスやアプリ事業は今後も伸びていくと考えられています。「今はまだ開発されていないけれど需要の高いジャンル」のWebサービスやを作ることで強みになりるでしょう。

また、人気のゲームアプリや決済アプリ、店舗アプリなどの消費者の行動を起こしてくれるアプリや、その他専門性の高いアプリも注目されているのでしっかりとマーケティングをしたうえで事業計画しアピールしていきましょう。

システムサービスの開発受託事業

現在では企業の業務システムなどを作成するソフトウェア開発や、企業内のITインフラ構築は必要不可欠となり、専門家であるエンジニアに発注したい企業はたくさんあります。そうした発注を受託するだけでも高額は報酬に繋がる可能性があるのです。

一度かかわった企業は、その後も企業内のシステムに関する問題を解決するために長期にわたって仕事をくれることともあるので大事にしていきたいですね。

DX事業

DX事業とは、経済産業省が進めているデジタルトランスフォーメーションのことです。単なる効率を良くするためのデジタル化では無く、IT技術を使って企業のあり方を根本的に見直し組織するということを目指しています。そのためにエンジニアは大きな力を発揮できるでしょう。

具体的な1例をあげると、店舗などのアプリ作成をし、アプリ上で獲得できるポイントやネットショッピングとリアルのサービスの融合をしていき、同時にSNS発信で消費者に働きかけてどんな反応があったかを解析、アプリサービスに反映させるなど、総合的に企業の動きを進めていくといようなことです。

大型DX事業に関わることが出来れば、その後もメンテナンス等で仕事を請け負うことが出来ます。そして自身の会社を大きくすることにもつながるでしょう。

エンジニア起業に必要なこと

エンジニア起業に必要なこと

エンジニア起業をするために、最低限必要なことを紹介します。

資金の準備

まずは資金調達が必要になります。開業資金のほかに、軌道に乗るまでの運転資金と当面の生活費は多めに確保しておきましょう。従業員を雇う場合はトラブルを避けるためにも人件費も余裕をもって用意しておいてください。

また仕事用の口座は必須と考えると良いでしょう。個人の口座と一緒にしてしまうと事業のお金の流れがわかりにくくなって事業計画にも支障が出てきますから、気持ちの上でも切り替えるべきです。確定申告の際も仕事用の口座があったほうがスムーズに進みます。

開業届の提出

開業届を出すと、いよいよ起業したぞ、という気持ちになるでしょう。個人事業主になるときに必要な開業届は正式名称を「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。開業から1か月以内に税務署に提出してください。さらに、各都道府県の税事務所に対しても届け出が必要となります。

開業届について疑問がある場合は税務署にあらかじめ相談しておきましょう。法人で起業する場合には法務局で登記が必要になります。

営業

会社で働いていた時には仕事が用意されていました。しかし起業した場合は自分で仕事を獲得しない限り収入はないので営業が必須になります。とはいえ、今まで営業をしたことがない技術畑のエンジニアが突撃して仕事を獲得するのはハードルが高いでしょう。

今まで培った人脈を使うのが最初はやりやすいかもしれません。フリーランス向けのマッチングサービスなどで仕事を請け負い、信用を得て仕事を提案していくのも良いでしょう。営業やコミュニケーションに苦手意識を持たないで、自分のスキルをアピールして仕事を獲得してください。

事務・経理

起業した場合、事務や経理の仕事も自分でやる必要があります。

請求書の作成や、税務処理、確定申告が主になりますが、経理の業務をスムーズに進めることが出来るソフトや、アウトソーシングサービスを使うということもできるでしょう。予算が許せば任せてしまうのも手です。

エンジニア起業におすすめの本5選

エンジニア起業の手助けとなる本を5選紹介します。

エンジニア起業におすすめの本5選

『起業のファイナンス』

磯崎哲也 著

https://www.amazon.co.jp/

起業や起業後の経営のイメージをつかむための入門書です。事業計画や資金政策など知っておかなければならないことが網羅されているのでできる限り読んでおいたほうが良いでしょう。ブログやメルマガ発信もしている公認会計士が書いていることもあり、わかりやすくなっています。

『企業を考えたら必ず読む本』

井上達也 著

https://www.amazon.co.jp/

実際に起業し、経営を経験している著者のリアルなアドバイス本になっています。専門用語が少なくわかりやすいのもこれから起業するエンジニアに嬉しいですね。困難を解決するための思考法を伝えてくれる心強い一冊です。

『リーン・スタートアップ』

エリック・リース 著/伊藤穣一 解説/井口耕二 翻訳

https://www.amazon.co.jp/

開発や、新しいサービスを生み出す際に検証すべきステップをわかりやすく説明しています。リーン・スタートアップは最低限のアイディアをもとに必要に応じて修正を加えていく手法です。エンジニアの事業にも参考になる部分は多いでしょう。

『シンプルに考える』

森川亮 著

https://www.amazon.co.jp

元LINE株式会社CEOが書く、シンプルなビジネスの真髄です。戦略や利益などを考えすぎてしまった時に、わかりやすく読みやすい文章で気づきを与えてくれる一冊です。

『グリットやり抜く力』

アンジェラ・ダックワース 著/神崎朗子 翻訳

https://www.amazon.co.jp/

才能よりも探求心と工場力を持ち続けることが結果を生むと教えてくれる勇気の出る良書です。ふんだんに事例がちりばめられ、具体的にどうしたらよいのかがわかります。

エンジニア起業のメリット・デメリット!失敗しないために必要なこと まとめ

まとめ

ITエンジニアの仕事は社内だけなく、起業後も様々な形で求められています。

エンジニア起業のメリットは、

  • 低コストで起業することが出来る。
  • 利益率が高い。
  • 自由に仕事ができる。

ということがあげられました。

デメリットは

  • エンジニアの仕事以外に営業や経理の業務が増える。
  • 収入が安定しない。
  • 信用が初期は低い。

ということがあげられました。

以上のことから、営業力やコミュニケーション能力が高く、様々な業務に柔軟に対応できるエンジニアが起業に向いていると言えるでしょう。

最初からすべてのことに対応できなくても、少しずつ学びながら起業に向けて準備することはできます。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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