ノーコードツールbubble(バブル)とは?日本初の公式認定資格を持つSwoooが徹底解説!

ノーコードツールBubbleについて、
- ツールの概要・特徴
- Bubbleを用いてできること・できないこと
- Bubbleを活用するメリット・デメリット
- Bubbleの料金プラン
- Bubbleの開発事例
- 他のノーコードツールとの比較
など基本的な知識を網羅的にご紹介します。
このような方はぜひご一読ください
・社内のプロジェクトにおいてBubbleの導入を検討している
・法人・個人問わず、これからBubbleについて学ぼうとしている
当社Swoooは、国内最多規模の実績を誇るBubble開発会社です。
国内で初めてBubble公式認定開発者の資格を獲得し、日本で3社しかないBubble開発のSilver Agencyとして多くの企業様の開発支援を行ってまいりました。

新規事業開発や社内DXの推進を検討されている方は、ぜひ一度Swoooへ無料相談をお申し込みください。

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目次
- ノーコードツール「Bubble」とは「直感的な操作でWebアプリを開発できるPaaS」のこと
- ノーコードツール「Bubble」にできること・できないこと
- ノーコードツール「Bubble」を利用するメリット・デメリット【比較表】
- ノーコードツール「Bubble」が開発に適している・適していないケース
- ノーコードツール「Bubble」の料金プラン
- ノーコードツール「Bubble」の開発なら「Swooo」にお任せください!
- ノーコードツール「Bubble」は何を作れる?開発事例を紹介!
- ノーコードツール「Bubble」とその他のツールを比較!
- ノーコードツール「Bubble」に関するよくある質問
- まとめ:「Bubble」は最もプログラミングに近いノーコードツール
ノーコードツール「Bubble」とは「直感的な操作でWebアプリを開発できるPaaS」のこと
bubbleは、上記のようにコードを書かずにウェブアプリケーションを構築できるノーコードツールです。
「開発」というとコードが並んでいる画面を想像するでしょう。しかし、bubbleはブラウザ上にてドラッグ&ドロップでデザインの作成やビジネスロジックを組めます。

ブラウザ上でwebアプリを作れるという側面から、クラウドサービスの1つであると言えるでしょう。

より詳細に説明すると、bubbleはクラウドサービスの中でも、PaaS(Platform as a Service)に分類されます。
PaaSとして、サービスに必要なハードウェア、OS、ミドルウェアを提供しているのに加えて、アプリケーションを構築するのに必要な機能をGUIベースで提供しているのがbubbleになります。

そんなBubbleの特徴は、大きく以下の3点に挙げられます。
- Webアプリ開発を最も得意とする
- 他のノーコードと比べてカスタマイズ性が大きく優れている
- 国内外問わず、他のノーコードと比べて多くの「開発成功事例」がある
以下で順番に解説していきます。
特徴1.Webアプリ開発を最も得意とする(2025年にはネイティブアプリ対応も強化予定)
Bubbleは、Webアプリケーションの開発を最も得意とするノーコードツールです。
Webアプリケーションとは、ChromeやSafariなどのブラウザ上で作動するアプリケーションを指します。一般的にアプリと聞いて思い浮かべるスマホアプリ(ネイティブアプリ)とは異なり、アプリストア等での端末へのインストールが不要で、PC〜スマートフォンまで幅広い端末で利用することができます。また、開発工数もスマホアプリと比べて大きく削減することができるため、特に新規事業のMVP開発や、低予算での開発プロジェクトに適している点が大きな特徴です。
ノーコードツールはそれぞれ得意とする開発物が異なっており、例えば
- STUDIO:ホームページ制作に特化
- Shopify:ECサイトの制作に特化
- Adalo:スマホアプリの開発に特化
などのように特性が分かれています。

そんな中で、Bubbleは特にWebアプリケーションの開発を最も得意としており、Webアプリのノーコード開発において世界最大規模のシェアを有しています。
さらに2025年以降のアップデートとして、ネイティブアプリ開発への対応を強化することも公式に発表されており、β版のリリースも一部で進んでおります。これまでも外部ツールの利用によってBubbleで開発したWebアプリのネイティブ化は可能でしたが、公式にネイティブアプリ化機能が用意されることで、Bubble開発の幅がさらに広がることが期待されます。
特徴2.他のノーコードと比べてカスタマイズ性が大きく優れている
Bubbleの二つ目の特徴は、他のノーコードと比べてカスタマイズ性が大きく優れている点です。
Bubbleでは、デフォルトで利用可能な開発エディター単体ではもちろんのこと、プラグインの導入によりアプリの機能を広く深く拡張することができます。
- Stripe連携による決済機能の構築
- Google, LINE, X(旧Twitter)アカウントを用いたソーシャルログイン
これらを簡単に実装可能な上に、その他の外部ツールの機能活用(例えば、ChatGPTとの連携による生成AI機能の搭載)や、外部ツールへのBubbleログイン機能実装も、API連携により自在に行うことができます。

また、アプリのテンプレートも数多く提供されていて、作りたいものに近いテンプレートがあれば、それを導入しながら開発期間を大きく短縮することも可能です。
さらにHTML/CSS/JavaScriptの記述も可能であり、必要に応じて独自にコードを書くことでアプリのUIや機能の幅を広げることもできます。ノーコードツールとして広く知られていますが、正確にはローコードツールと表現する方が正しいといえるほど、Bubbleの開発自由度は高いです。この点は、どのノーコードと比べても群を抜いているといえます。
ただし、カスタマイズ性の高さは、そのまま開発難易度にも比例します。開発自由度が高い分、Bubble開発の学習コストや、使いこなすために求められるエンジニアリングの知識も他のノーコードより遥かに高度であることも事実です。
特に内製でBubbleアプリを開発・運用したい場合には、確かな実力のあるBubbleエンジニアや開発PMが内部にいなければ、プロジェクトが頓挫する可能性も高まります。

社内に適切にBubbleを扱える人材がいない場合には、専門の開発会社に社内教育や開発委託をする方が費用対効果が優れる場合もあるため、Bubble導入への投資は惜しまない方が良いでしょう。
特徴3.国内外問わず、他のツールよりも多くの「開発成功事例」がある

Bubbleの特徴3つ目は、他のノーコードツールよりも多くの「開発成功事例」が国内外問わず存在することです。
ノーコードが普及し始めた頃から、ノーコードツール全般について広く言われてきたこととして「結局、実運用には役立たないんじゃないの?」という疑問が存在します。
- セキュリティ的な脆弱性
- 処理速度などの実装可能な技術レベル
- UIの開発自由度
などから、結局ノーコードで作れるものはモック開発のような「たたき台」の域を出ず、実運用に耐えうるプロダクトの開発はできないのではという指摘があったのです。

しかしBubble開発においては、それは誤りだと断言できます。
国内外問わず、Bubbleで開発されたプロダクトの中には、その品質や価値が評価され、多額の資金調達やユーザー獲得を達成し、事業として一定の成功を収めた事例が多く存在します。
この「成功事例」の数はまさに、Bubbleで開発できるプロダクトが、十分に市場から評価されうるものであることの証左と言えるでしょう。
本記事でも一部後述しますが、当社Swoooで開発支援をした事例の中にも、多くの開発成功事例がございます。
こうしたことから、実運用、事業としての成立・成功まで見据えてノーコードを導入するときの第一選択は、やはりBubbleであろうと当社では考えております。
▼Bubble開発の事例について詳細はこちら
ノーコードツール「Bubble」にできること・できないこと
では、Bubbleでできること、できないことはそれぞれ具体的にどのようなものがあるのでしょう?
以下の表に概要をまとめました。
フロントエンド・バックエンドに関して言及すると、「HTML、CSS、JavaScript、Node.js」の4言語でできる実装は、基本的にBubbleでも行えることになります。
ただし、PHPやPythonなどのその他の言語を用いた実装や、独自の機械学習アルゴリズムなどのより高度な開発は実装することができません。
また、データベースについては基本的なDB設計やファイル配置は可能ですが、排他処理やロールバック、3つ以上のデータベース保持ができないという制約があります。
インフラはそのほとんどがBubbleが提供するプラットフォーム内でのBubble社側での運用に委ねる形となります。運用工数がほとんどかからないというメリットがある反面、オンプレミスな開発やその他の外部環境でのアプリ構築には対応することができません。

詳しくは以下の記事で解説しておりますので、ぜひご一読ください。
[内部リンク貼る]
ノーコードツール「Bubble」を利用するメリット・デメリット【比較表】
続いて、ノーコードツールBubbleを利用して開発を行うメリット・デメリットについてご紹介していきます。
メリット | デメリット |
---|---|
・インフラ運用をbubble社がセキュリティ高く実施 ・アプリ開発コストが1/2~1/3程度に抑えられる ・ランニングコストも抑えられる | ・SEOに弱い(戦略次第で対策可能) ・ゲーム開発には不向き ・多人数開発では費用・納期と効果が合わなくなる(大規模開発に不向き) |
メリット
Bubbleのメリットを見ていきましょう。
インフラ運用をbubble社がセキュリティ高く実施

bubbleは日本国内よりも個人情報のセキュリティに厳しい「EU一般データ保護規則(GDPR)」や「SOC 2(Service Organization Control Type 2)」に準拠しています。
また、インフラにはAWSが使われており、データの暗号化やDDoS攻撃対策、定期的な侵入テストの検査なども完備しています。
ただし、bubbleはプラットフォームとしてのセキュリティが高い一方で、アプリケーションのセキュリティはユーザー側(開発側)の責任範囲なので、外注時にスキルチェックはした方が良いでしょう。
▼Bubbleのセキュリティに関する詳しい解説はこちら
アプリ開発コストが1/2~1/3程度に抑えられる

bubbleではそもそも開発するもの自体がプログラミングと比べて少なくなるため、開発工数は削減できます。
開発物 | bubble | プログラミング |
---|---|---|
インフラ設定 | bubble社がGDPR準拠で実施済み | 環境構築をして 自社で設定する |
アプリケーション 開発 | bubble社がGDPR準拠で用意した パーツやフローを組み合わせて開発 + 言語を書いて1から開発も可能 | 環境構築をして 自社で1から開発する |
感覚値にはなりますが、元々コード開発をしていた時と比べて実装 + テスト + 修正のフェーズは速度が2倍〜3倍になっています。
理由としては、bubbleはすでに用意されているパーツやフローをドラッグアンドドロップで組み合わせることで実装できるからです。そのため、実装が楽かつバグの発生が少なくなります。
結果として、テスト後の修正も減少するため、従来と比べてコストを50%ほど削減できます。
また、インフラ自体の保守をbubble側で実施しているため、保守にかかる運用工数を削減できることもメリットです。
ランニングコストも抑えられる
プロダクトを運営する場合にはランニングコストとしてインフラ費用が必要になります。
インフラの設定はbubbleが行ってくれるので、中小企業では対応が難しい複雑な設定が不要です。
特にメリットとなる複雑な設定の1つとして「負荷や容量に応じてスケールを調整」する作業が挙げられます。
例えば、自社でDBサーバを立てて動画を保存できるようにすると月に2万円〜10万円ほどかかるケースが多いです。(本来であればリリース初期は2万円もかからないものの、CPUやメモリを細かく設定するとサーバー保守運用工数がかかってしまうため、仕方なくその設定にするケースが多いのが実情)
しかし、bubbleの場合は自動でスケールを調整できるため、リリース初期は29$/月から利用可能です。
デメリット
Bubbleのデメリットを見ていきましょう。
SEOに弱い(戦略次第で対策可能)
bubbleで作成されたウェブアプリケーションは、検索エンジン最適化(SEO)の面で多くの制約があります。これはbubbleで作成されたページの表示方法や構造が、GoogleBotから見た場合に分かりにくい事に起因しています。
しかし、bubbleで作成されたアプリケーション自体でSEO対策を行わない戦略にすれば対策自体は可能です。
例えば、マッチングアプリを開発する場合では以下のようにすることで対策自体は可能です。
- マッチングアプリ自体:bubbleで開発
- SEO対策をする記事サイト:WordPressで開発
弊社の当サイトも以下の構成で作成しているため、SEO対策ができています。
- アプリ予算シミュレーション:bubbleで開発
- SEO対策をしている本サイト:WordPressで開発
bubble社でも、このデメリットは認識しており、2025年にSEOを強化するような施策予定が発表されております。
ゲーム開発には不向き
bubbleが事前に用意したパーツやフローはゲーム開発を対象にしていないため、複雑なゲームの開発には不向きです。
高度なゲーム系のアプリを開発した場合はUnityやUnreal Engineなどの専門的なゲーム開発プラットフォームを利用する必要があります。ただし、オセロやじゃんけんゲームなど比較的簡単なゲームの開発は可能です。
多人数開発では費用・納期と効果が合わなくなる(大規模開発に不向き)
bubbleでは、プログラミング言語を追加で書くことが出来るのでカスタマイズ性に富んでいます。
しかし、追加したプログラミング同士の連携や、他人の書いたコードをレビューすることがプログラミングほど容易ではありません。
例えば、5名以上のエンジニアで同時に開発をするような大規模開発では、レビューの難しさというデメリットが勝ります。

イメージとしては以下のような開発プロジェクトであればbubbleが適していると言えるでしょう。
プログラミング開発での費用 | bubble開発に適しているか |
---|---|
〜300万円 | △ 他のノーコードの方が 向いている場合もある |
300〜5,000万円 | ◎ 1/2~1/3程度のコストで 開発が可能になる可能性が高い |
5,000万円〜 | △ プログラミング開発の方が コスト、速度的にも良くなる |
ノーコードツール「Bubble」が開発に適している・適していないケース
では、ノーコードツールBubbleを用いた開発が適しているケース/適していないケースは具体的にどのようなシチュエーションでしょうか?それぞれ以下で解説していきます。
適しているケース
まず、Bubbleが開発に適しているケースを見ていきましょう。
新規事業としてWebアプリ/システムを開発する場合
まず第一に、新規事業としてWebアプリ/システムを開発したい場合に、Bubbleは最も有効な手段となりえます。
特に市場に参入して間もない状態の場合、じっくり一つのプロダクトを開発するよりも、素早くプロトタイプを開発し、市場の反応を見ながら改善を高速で回す運用の方が、スピードの面でも効果の面でも好まれることが多いです。
こうしたときに、ノーコードツールゆえの開発における小回りの利きやすさ、開発スピードの速さが大きなメリットとなります。
また、Bubbleでは高度なカスタマイズ性も有しているため、技術的な制約によりプロダクトが停滞するリスクも低く、PMF(Product Market Fit;プロダクトが市場のニーズとマッチし、受け入れられた状態)達成までBubbleで走り切ることも十分に可能です。

こうした点から、新規事業開発においてBubbleを利用することは特に適していると考えます。
しかし、どんな新規事業でもBubbleを使えばいいというわけではなく、SEOに弱い点などのBubbleのデメリットが事業に与える負の影響が小さい場合に導入を積極的に検討すると良いでしょう。
いくらBubbleが安く高速に開発できるといっても、例えばWebメディアやSUUMOのようなポータルサイトの開発をBubbleで行うことは、Swoooではおすすめしておりません。
社内のDXに関するシステムを開発する場合
また、社内のDXをシステムによって推進したい場合にも、Bubbleの活用が効果的といえます。
社内のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業の効率化や業務改善を目指す重要なプロセスです。しかし、DXを進めるには専門的な技術知識が必要で、開発リソースやコストも大きな課題となります。
またbubbleの「SEOに弱い」「処理速度が早くはない」といったデメリットがデメリットにならないシーンです。

これにより、社内のエンジニアリソースを有効に活用し、DXプロジェクトの推進を助けることが可能となります。
適していないケース
では反対に、Bubbleの活用が適していないケースについても3つ紹介します。
独自の機械学習アルゴリズムなどの高度な開発が必要な場合
Bubble活用が適さないケースの1つ目は、独自の機械学習アルゴリズムなどの高度な開発が必要な場合です。
Bubbleでは先述の通り、HTML/CSS/JavaScript/Node.jsを視覚的に記述することによってアプリ開発を行います。そのため、例えばPythonやC#などの言語で開発をすることは、Bubbleというプラットフォームの仕様上不可能です。
既存の生成AIサービスとのAPI連携によって機械学習機能を搭載することはできますが、独自のアルゴリズムで機械学習を開発したり、高度なゲーム開発等を行うことは適していません(そもそも実行できません)。

開発物の技術レベルが基本的なWebアプリの範疇に収まることを確認した上で、Bubbleを導入するようにしましょう。
Bubbleが提供するインフラ環境外で開発する必要がある場合
また、Bubbleが提供するインフラ環境外で開発する必要がある場合にもBubbleの利用は適しません。これも理由は単純で、BubbleアプリをBubbleが提供する環境の外に立てることが許可されていないからです。
インフラ運用がBubbleにほぼ委ねられているという点は、中小の多くの事業会社にとっては運用工数削減のメリットが大きいものでしょう。しかし、セキュリティ等の観点からどうしても社内で構築した環境にアプリを開発する必要には、これがそのまま避けようのないデメリットとしてのしかかることになりますので、注意しましょう。
データベース型のSEO対策をする場合
最後に、データベース型のSEO対策が必要な開発ニーズにも、Bubbleは適していません。
データベース型のSEOとは、対策したいキーワードで動的なページを上位表示させることです。例えばSUUMOのような不動産ポータルサイトで、「〇〇駅 賃貸」と検索したときに、〇〇駅の賃貸物件の一覧ページを検索上位に出現させるようなことを指します。
このケースでは、Bubbleの「SEOに弱い」という点がそのまま事業成長における大きなハードルとして作用してしまいます。構造的にそもそもSEOに最適ではないアプリを開発してSEOで勝負することは、競合に対して負け戦に挑むようなものです。
現状のBubbleではどうしても避けられない弱点になりますので、データベース型のSEO対策をする必要がある開発物・事業では、Bubbleの活用は避けた方が良いでしょう。
ただし、記事型のSEOで対策が可能な場合には、以下のような構成で事業を組み立てることで、十分に対策が可能です。
- システム自体:bubbleで開発
- SEO対策をする記事サイト:WordPressで開発

実は当社Swoooのサイトもこのような構成で開発されており、システムをbubbleで開発したことがマーケティングや事業成長の観点から負に働いたことはありません。
ノーコードツール「Bubble」の料金プラン
bubbleは、初心者から経験豊富な開発者まで、さまざまなニーズに対応するための多様な料金プランを提供しています。
ここでは特に「無料プランと有料プランの違い」および「3つの有料プランの違い」に焦点を当てて概要を説明します。
ノーコードツール「Bubble」の基本料金

項目 | 無料プラン | 有料プラン |
---|---|---|
価格 | $0/月 | $29/月 〜 |
主な用途 | bubbleの学習、 開発中のプロジェクト | アプリの公開、 テスト |
アプリの一般公開 | × | ○ |
カスタムドメイン | × | ○ |
ワークロード単位 | 50k/月 | 175k/月 |
サーバーログの保存期間 | 6時間 | 2日 |
データベースへの保存量 | 200レコードまで | 無制限 |
結論、無料プランについては、bubbleを初めて利用する人や、基本的な機能を学びたい人向けのプランです。主にbubbleの学習や開発中の小規模プロジェクトに使用されることが多いです。
無料プランでは、データ保存量が200件と非常に少ない上に、アプリの一般公開ができません。
また、アプリの処理能力を示すワークロード単位は50k/月と制限されており、サーバーの動作やエラーのログを確認できる期間はわずか6時間です。

一方月額$29〜から利用可能な有料プランは、アプリを一般公開したい人や、複雑な機能を持つアプリの開発、事業検証などの機能を兼ね備えています。
ノーコードツールbubbleの3つの有料プランの違い
次に、3つの有料プランの違いについて見ていきましょう。
項目 | Starterプラン | Growthプラン | Teamプラン |
---|---|---|---|
価格 | $29/月 | $119/月 | $349/月 |
主な用途 | ・MVP ・シンプルなツール ・リリース初期 | ・複雑な機能を備えた サービス ・本格的なサービス開発 | ・アクセスや処理の 多いサービス |
アプリ開発者数 | 1人 | 2人 | 5人 |
主な機能 | 本番環境の使用 独自ドメインの設定 定期実行処理機能の使用 基本的なバージョン管理 | Starterプランに加えて プレミアムバージョン管理 アカウントの2段階認証 10のブランチ管理 | Growthプランに加えて サブアプリの使用 └別のbubbleアプリを連携 25のブランチ管理 |
サーバ容量 (ワークロード) | 175k/月 | 250k/月 | 500k/月 |
サーバーログ 保存期間 | 2日 | 14日 | 20日 |
Starterプランでは、アプリ公開に必要なアプリの一般公開や独自ドメインの設定が可能なので、個人で小さいアプリを作成して公開したい人におすすめです。
GrowthプランとTeamプランはアプリの開発者として1つのプロジェクトにユーザーを複数人追加できたり、ブランチを複数作成されるチーム開発のための機能が拡張されているので、複数人でのアプリを作成しようとしている人におすすめです。
更に詳細に知りたい方は、【2025年最新版】ノーコードツールbubbleの料金プラン・bubble独自概念「ワークロードユニット」について詳細解説!の記事で日本一詳細にbubbleの料金について説明しておりますので、是非ご覧になってください!
▼bubbleのワークロードユニットに関する詳しい解説はこちら
ノーコードツール「Bubble」の開発を依頼する際の料金
ここまでbubbleのプラットフォームとしての料金を確認してきましたが、実際に企業がサービス開発をする場合は、外注が良い選択となる場合もあります。

外注した場合の費用目安については、以下の表を参考にしてください。
プログラミング開発 での費用 | bubble開発 での費用相場 | 補足 bubble開発が適切か |
---|---|---|
~300万円 | 100~200万円 | △ 他のノーコードの方が 向いている場合もある |
300~5,000万円 | 200~3,000万円 | ◎ 1/2~1/3程度のコストで 開発が可能になる可能性が高い |
5,000万円~ | 使用するべきではない | ✗ プログラミング開発の方が コスト、速度的にも良くなる |
ノーコードツールbubbleを利用することで、プログラミングに比べて半分程度の費用削減が見込めます。しかし、あまりにも規模の大きい事業はプログラミングの方が、コストや開発期間が抑えられることもあります。
目安としては1人〜数人までの規模間で開発するプロジェクトであれば、bubbleのコスト削減が活かせるでしょう。
システム開発そのものの費用については以下の記事でも解説しています。
【補足】そもそも開発費用の要因は「人件費」がメイン

アプリ開発の費用は主に人件費に依存します。
具体的な計算式は、人件費 = 人月単価 × 開発人数 × 開発期間 と表されます
工程としては「設計」「開発」「テスト」の3つからなり、bubbleでは開発期間が短いため人件費を削減できる
開発工程は、設計、開発、テストの3つのフェーズから構成され、それぞれに必要な人材や期間が異なります。
おおよその工程の時間比率の目安としては、
設計:開発:テスト=3:4:3
と言われているのが一般的な開発です。

その工程がかなりbubbleでは短縮できるのが大きなメリットでしょう。
ノーコードツール「Bubble」の開発なら「Swooo」にお任せください!

当社Swoooは、国内最多規模の実績を誇るBubble開発会社です。
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ノーコードツール「Bubble」は何を作れる?開発事例を紹介!
ここからは、実際のBubble開発事例をご紹介していきます。
当社の開発事例の中から5つ抽出して挙げさせていただきました。
事例1:AIライティングサービス「AI Writer」

AI writerは、「高品質な記事の原案を作成し、記事にかかる時間を2分の1に削減する」ためのAI×ライティングのSEOツールです。
従来の記事作成では数時間~数十時間かけていたKWのリサーチや、見出し構成、記事の文章生成などの作業をAIを用いることで、半分以下の時間でSEO記事作成が可能になります。
- ChatGPTとの連携によるAI機能
- 競合記事の分析機能
- 見出し・文章・TDK生成機能
など、SEO対策に必須の各種機能を網羅的に、品質高く搭載しております。
事例2:イマ空いているカフェが見つかる「イマカフェ」 – Bubbleのネイティブアプリ事例!
イマカフェは、徒歩10分圏内にあるカフェの中から、今空いている店舗を検索・予約できるアプリケーションです。
もともとのMVPではWebアプリとして開発をし、4ヶ月ほどでリリースしました。その後、事業フェーズの進展に伴い、Bubbleアプリのネイティブアプリ化を実施。現在もサービス改善を回しながら運用を継続しています。
- LINEログイン機能
- Google Mapをカフェ検索機能に搭載
- Webpush通知の実装
など、多種多様な機能をBubbleを用いて実装しております。
▼詳しくはこちら
[事例詳細ページへリンク]
事例3:複業マッチングプラットフォーム「週1複業」

週1複業は、「クライアントと直接契約でマージンなし」の複業プラットフォームです。
bubbleを用いて、4ヶ月ほどの開発期間でリリースしました。
月額制の直接契約案件のみを掲載するという方針で運営されており、複業(副業)を探しているワーカーにとっては非常に魅力的なサービスと言えるのではないでしょうか。
Google Analytics等を用いたログ取得の設計や、求人画面や管理画面のUIはもちろんのこと、会員登録時に入力された内容から、そのユーザーに望ましいと思われる案件を優先的に表示させるパーソナライズ機能も搭載しております。
こういった痒いところにまで手が届く実装を、ノーコードでも行えるのはBubbleならではの強みと言えるでしょう。
事例4:パーソナルトレーナー検索アプリ「Fisty」
Fistyは「パーソナルトレーナーとトレーニーをマッチング」するためのマッチングサービスです。
サービス改修のフェーズからご依頼を受け、2ヶ月ほどでリリースしました。
一般的な恋愛やビジネスマッチングの機能を、パーソナルトレーナーとトレーニーのマッチングというニッチな市場に持ち込んだ非常に興味深いサービスとなっております。
▼詳しくはこちら
[事例詳細ページへリンク]
事例5:終活を支援するエンディングノートアプリ「遺言ネット」
遺言ネットは、終活を支援するためのエンディングノートアプリです。
利用者は、事前に資産の情報や相続の希望、葬儀の希望などの情報をアプリ上に記入し、保存しておきます。
また、もしものこと(死亡や、認知症等による要介護認定など)があった場合に自分の代理人となる「大切な人」や、自身の個人情報を共有する相手を事前に設定します。
利用者にもしものことが起きたときには、事前に利用者が指定した「大切な人」が申請をし、利用者が記入した機密情報等がカテゴリ別に指定した人物へ送信されるという構造になっています。
終活という非常に個人的な、かつ機密性の高い情報を取り扱うため、プライバシー保護にも細心の注意を払って開発されています。
また、本人確認システムとして身分証と顔写真を用いたeKYC機能も搭載し、エンディングノートアプリとして安心安全に利用できるUI設計を行っております。
▶︎詳しくはこちら
ノーコードツール「Bubble」とその他のツールを比較!
最後に、Bubbleと他の開発手段と比較してみました。
プログラミングと比較
項目 | bubble | プログラミング |
---|---|---|
基本概念 | ドラッグ&ドロップのインターフェースを使用して開発 | コードを記述して開発 |
フロント実装 | 直感的なデザインレスポンシブデザインの対応も簡単 | コードを記述してデザインを実装 |
データベース操作と管理 | 直感的なリアルタイムのデータベース管理 | SQLなどを使用してデータ操作、複雑な操作が可能 |
APIとの連携 | APIコネクタを使用して簡単に外部サービスと連携 | 特定の言語やライブラリを使用して高度なAPI利用が可能 |
カスタムコードの組み込み | 記述できるコードに制限があるが可能 | 言語を使用して高度なカスタマイズや最適化が可能 |
学習のしやすさ | 約半年~1年程度プログラミングよりは容易 | 1~3年程度習得は難しい |
開発時間の比較 | 短期間でプロトタイピングや開発が可能 | 開発時間は長くなる傾向がある |
メンテナンスアップデートの手間 | bubble社が対応 | 自社や外注先に依頼をして対応 |
bubbleは新規事業や小規模な社内DXなどのような半年以内に終わるような開発に向いています。
一方、プログラミングは5名以上で半年以上かかるような大規模で複雑なアプリケーションを開発するときに向いているでしょう。
FlutterFlowと比較
項目 | bubble | FlutterFlow |
---|---|---|
できること概要 | 複雑なWebアプリ(ネイティブ化、PWA化も可能) | 複雑なネイティブアプリ(Webアプリ、PWAも可能) |
デザインのカスタマイズ制 | ◎ほぼ言語同様 | ◎ほぼ言語同様 |
機能のカスタマイズ制 | ◎ほぼ言語同様 | ◎ほぼ言語同様 |
開発環境 | △Bubbleのプラットフォーム内に依存 | ◎コードの書き出し可能 |
簡単さ | △半年程度の学習が必要 | ×半年〜1年程度の学習が必要 |
有料プラン | $29~ | $22~ |
サポート | 24時間365日のチャット & AIサポート | 24時間365日のチャット & AIサポート |
Bubbleと同等以上の高度な開発ができるとして知られるFlutterFlowですが、実はその得意領域はBubbleとは少々異なり、ネイティブアプリ開発を最も得意としています。
また、視覚的に構築したコードを書き出して、直接記述を変更することも可能であるため、他の開発環境への移行などのスケーラビリティも高いところがBubbleにはないメリットです。
ただし、FlutterFlowはもはやノーコードとは言えないくらいの高度さを有しているため、Bubble以上に高度な、フルスタックエンジニアとしての知識・技術を必要とします。開発コストも簡易的なプログラミング開発と同等くらいの相場になることが予想されます。
それでも通常のネイティブアプリ開発と比較すれば半分程度の価格に収まるため、優秀な選択肢であることに変わりはありませんが、
- ネイティブアプリ開発を最初からしたい場合
- 最低でも500万円以上の開発予算を確保できている場合
にのみ、FlutterFlowの活用を考慮すると良いでしょう。

当社Swoooでは、FlutterFlowを用いた開発支援サービスも展開しておりますので、ぜひご相談くださいませ。
▼FlutterFlow開発サービスの詳細はこちら
Adalo・Glideと比較
項目 | bubble | Adalo | Glide |
---|---|---|---|
できること概要 | 複雑なWebアプリ(ネイティブ化、PWA化も可能) | テンプレートを使った・Webアプリ・ネイティブアプリ・PWA | テンプレートを使った・Webアプリ・PWA |
デザインのカスタマイズ制 | ◎ほぼ言語同様 | △限界あり | △限界あり |
機能のカスタマイズ制 | ◎ほぼ言語同様 | ◯一部限界あり | △かなり限界あり |
簡単さ | △半年程度の学習が必要 | ◯3ヶ月程度の学習が必要 | ◎1ヶ月程度の学習が必要 |
有料プラン | $29~ | $36~ | $25~ |
サポート | 24時間365日のチャット & AIサポート | お問い合わせサポート | チャットボット |
何かしらの差別化要素や新規性のある事業を展開したい場合は、bubbleを使うことがおすすめです。
一方、デザイン/機能面がテンプレート通りで問題ない場合は、AdaloやGlideといったツールでPoC開発をして、その後プログラミング開発へ移行する方法もあります。
ちなみに海外ではbubbleを使ったサービスで月間50万PV程のサービスがあります。
かなりのスケールまでbubble上で動かせるのもbubbleの魅力です。
ノーコードツール「Bubble」に関するよくある質問
Bubbleに関してよくいただく質問をまとめました。
よくある質問 | 回答 |
---|---|
Bubbleとは何ですか? | コードを書かずにWebアプリを開発できるノーコードプラットフォームです。視覚的で簡単な操作と高度な開発性を両立しており、ノーコード(特にWebアプリ開発)において最も主流な開発手段の一つとして知られています。 |
どんなアプリを作れますか? | SaaS・予約システム・マーケットプレイス・マッチングアプリ・業務システムなど様々なWebアプリケーションを開発することができます。 |
本当にコード不要? | 主要機能はドラッグ&ドロップとタイピングだけで完結します。必要であればHTML、CSS、JavaScriptの記述や、プラグインの導入でさらに機能を拡張することも可能です。 |
維持費用はどのくらい? | 無料プランでもテスト開発は可能です。独自ドメイン設定や商用利用などの実運用をするなら月額29ドル〜の費用が発生します。また、より上位のプランではデータ容量やワークロードユニット(Bubbleアプリのリソース消費量を表す単位)の上限がアップしたり、専用サーバーの提供をBubbleから受けることなども可能となります。 |
スマホでも使えますか? | 可能です。基本的にBubbleではWebアプリケーションの開発を行うため、Bubbleで開発したアプリはChromeやSafariなどのブラウザを使える環境・端末では使用可能です。各端末におけるUI/UX向上のために、レスポンシブ設定でPC・タブレット・スマホなどの画面幅に対応したデザイン実装を行うことも可能です。また、PWAやネイティブアプリの開発も工夫次第では行うことができます。 |
SEOに強い? | 独自ドメイン・メタタグ編集などで一般的なSEO施策は可能です。しかし、レンダリングやBubbleのコード記述の仕組み上、SEO的に優れているとは言えません。メディア開発やSEOが事業上重要となるサービスではWordPressなど他のCMSの導入または併用を考慮すると良いでしょう。 |
既存システムと連携できる? | 「API Connector」というプラグインを用いて、REST API呼び出しが可能です。これにより、外部DBやSaaSなどと双方向での連携が可能となります。また、特に有名なシステム(決済機能ならStripe、カレンダー機能ならGoogleカレンダーなど)はそれ単体専用のプラグインが用意されており、より簡単に連携できる場合もあります。 |
アクセス急増で遅くならない? | Bubbleではオートスケール対応がされているため、急激なアクセス増加にも対策可能です。また、大規模トラフィック向けに、専用サーバーが提供されるプランも用意されています。ただし処理速度等の観点から限界があることも事実ですので、当社では同時アクセス1万ユーザー程度までのシステムでBubbleを活用することを推奨しています。 |
セキュリティは大丈夫? | HTTPS暗号化やSOC 2 Type II準拠インフラが標準搭載されています。また、開発による細かな権限制御も可能です。ただし、Bubbleが提供するプラットフォーム外へのアプリ構築は不可能であり、インフラ周りの自由度はそこまで高くないのが事実です。 |
学習コストは? | 基本操作は数時間で学習できます。動画チュートリアル等の活用により、1〜2ヶ月で基本的なアプリの公開が可能なレベルへのスキルアップが可能です。セキュリティやSEO、ページスピード対策などの実運用を見据えた品質担保のためには、より長期間の研修や実務経験が必要となります。適切にBubbleを実務で使いこなせるレベルに到達するには、最低でも半年程度の学習は必要と当社では捉えています。 |
Webメディア制作にも使えますか? | 使うことは可能ですが、おすすめはしません。Webメディアの成長にはSEOが不可欠ですが、先述の通りBubbleはSEOに関しては決して優れているとは言えず、競合に対して勝てない戦いを挑むことになってしまいます。その他の機能要件や予算上、どうしてもBubbleを使う必要がある場合には、Webアプリとしての機能はBubble開発で担保し、メディア部分だけはWordPressを導入するような形で運用することがおすすめです。 |
まとめ:「Bubble」は最もプログラミングに近いノーコードツール
bubbleの詳細について、ご理解いただけたでしょうか?
bubble Group, Inc. のCEO ストラシェノフ氏は次のように公言しています。
「私は、ノーコードのプレイヤーたちを競争相手とは見ていません……私たちの真の競争相手はコードです。」
つまり、bubbleはコードに最も近いノーコードツールであるということです。
大型の資金調達も実施済みで、これから更に進化が期待されるツールです。

まだまだコードにはかなわない部分はありますが、今後はさらに使いやすくなり、できることがどんどん増えていくでしょう。