プログラミングスクールで給付金がもらえる?おすすめ5選も解説
プログラミングスクールへ通いたいと考える方のなかには、費用が気になっている方もいるでしょう。スキルを身につけたくても、受講料が高いと、スクールへ入校するハードルは高くなります。
そこでこの記事では、プログラミングスクールへできるだけ安く通いたいと方向けに教育訓練給付金を解説。おすすめのプログラミングスクールも紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
プログラミングスクールで受け取れる教育訓練給付金とは?

プログラミングスクールで受け取れる教育訓練給付金のポイントは以下の3つです。
- 3種類の給付金がある
- 給付金を受け取れる条件や対象
- 対象の講座は教育訓練講座検索システムで調べられる
上記のポイントを理解すると、教育訓練給付金を有効活用できるでしょう。
①3種類の給付金がある
教育訓練給付金は3種類あり、それぞれ給付率が異なります。以下は3種類の給付金をまとめた一覧表です。
給付金の種類 | 給付の割合 |
---|---|
専門実践教育訓練給付金 | 受講料金の最大70%(上限56万円) |
特定一般教育訓練給付金 | 受講料金の40%(上限20万円) |
一般教育訓練給付金 | 受講料金の20%(上限10万円) |
プログラミングスクールのカリキュラムは、内容や講師の質によって、総額数十万円かかるケースがあります。しかし、教育訓練給付金を利用すると、大幅に費用を減らせる点がメリット。受講したい講座が給付金の対象となっていないか確認しておきましょう。
②給付金を受け取れる条件や対象
教育訓練給付金は、受給資格を満たしている必要があります。受給資格はハローワークで確認でき、教育訓練給付金の対象講座に関する相談も合わせて可能。受給資格は受講開始の1か月前までに確認できます。
教育訓練給付金は受講が終了したあとでも申し込んで、給付金を受取可能です。わからないことがあれば、早めに相談会に参加しましょう。
③対象の講座は教育訓練講座検索システムで調べられる
教育訓練給付金の対象講座やスクールは、厚生労働省の「教育訓練給付金制度検索システム」から確認できます。事前に受講したい講座が対象か確認しておけば、手続きを進めやすいです。
具体的に学びたい内容が決まっている方は利用してみましょう。
給付金をもらえるプログラミングスクール選び方3つ




給付金をもらえるプログラミングスクールを選ぶ際のポイントは以下の4つです。
- カリキュラム内容から選ぶ
- 受講形式から選ぶ
- サポート体制から選ぶ
上記のポイントから選ぶと、自分に合ったプログラミングスクールを見つけやすいです。
①カリキュラム内容から選ぶ
プログラミングスクールは進路や言語によってカリキュラム内容が異なります。目標とする進路や学びたい内容に合わせてスクールを選ぶと、効率的に学習を進められるでしょう。
似たカリキュラムであっても、料金や講師の質が異なります。より自分に合ったプログラミングスクールを選べるように、無料の体験授業やカウンセリングを利用するのもおすすめです。
②受講形式から選ぶ
プログラミングスクールの受講形式には対面、オンライン、教材の3つがあります。以下はそれぞれのメリット、デメリットをまとめた一覧表です。
講義の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
対面 | ・講師から直接講義を教えてもらえる ・質問もその場でできるため学習効率が高い | ・移動時間をはじめとしたスケジュール調整が難しい |
オンライン | ・対面と比べて受講料が安い傾向 ・移動時間カットできる | ・講義が画面越しに進むため、対面と比較して内容を理解しにくい |
教材 | ・仕事で忙しい社会人でもマイペースに学習を進められる ・対面、オンラインより安い料金で利用できる | ・対面、オンラインのように講師の講義を聞いたり、わからないところを質問できない |
受講形式ごとにメリット・デメリットがあるため、比較したうえで自分に合ったところを選びましょう。
③サポート体制から選ぶ
プログラミングスクールでは学習に関する質問サービスや就職活動の支援、提携企業への推薦などサポート体制を整えているところがあります。サポートが充実していると、より学習に集中できる環境に身を置けるため、効率を上げやすいです。
ただし、使わないサポートがあると料金が余計にかかってしまいます。複数のスクールやカリキュラムを確認し、自分に必要なサービスを利用しているところを選びましょう。
給付金を受け取れるプログラミングスクール5選の一覧表




以下は給付金を受け取れるプログラミングスクールをまとめた一覧表です。
スクール名 | 料金 | 受講形式 | 受講期間 | サポート体制 | ポートフォリオ制作 |
---|---|---|---|---|---|
DMM WEBCAMP | 15,500円~/月 | オンライン | 6か月~ | 転職サポート、副業案件サポート | あり |
TECH CAMP | 21,780円/月 | 自学自習(オンラインのサポート有) | 自由 | 質問サポート、メンター制、教材サポート、オリジナルサービス開発サポート | あり |
Aidemy | 78,000円~ | オンライン | 3~9か月 | モバイルアクセス、テキストチャットサポート、請求書の発行 など | なし |
ヒューマンアカデミー | 3,200円~/月 | 対面、オンライン | 4か月~ | 就職支援、校舎のPC教室解放 | あり |
tech boost | 32,780円/月~+入学金126,500円~ | 対面、オンライン | 3~12か月 | キャリアサポート | あり |
ほかにもプログラミングスクールのなかには、無料のところもあります。詳しく知りたい方は「無料のプログラミングスクールおすすめ11選!メリット・デメリット・選び方も解説」をご覧ください。
給付金を受け取れるプログラミングスクール5選




以下で給付金を受け取れるプログラミングスクール5つを紹介します。各スクールの特徴を把握すると、自分に合ったスクールを選べるでしょう。教育訓練給付金を利用して費用を安くするだけでなく、学習を効率的に進めることも重要です。
①DMM WEBCAMP




料金 | 15,500円~/月 |
受講形式 | オンライン |
受講期間 | 6か月~ |
サポート体制 | 転職サポート、副業案件サポート |
ポートフォリオ制作 | あり |
DMM WEBCAMPは、未経験からの転職と経験者のスキルアップ両方に対応したプログラミングスクールです。専門実践教育訓練給付金の対象講座があり、独自の活躍応援クーポンで費用を20%オフにもできます。
初めてプログラミングを学ぶ方向けのコースから、デザイン、各プログラミング言語とコースが細かく分かれており、自分に合った最適な学習が可能です。スクールが自分に合わなかった場合、8日以内であれば全額返金保証がついてるため、安心して学習に専念できるでしょう。
②TECH CAMP




料金 | 21,780円/月 |
受講形式 | 自学自習(オンラインのサポート有) |
受講期間 | 自由 |
サポート体制 | 質問サポート、メンター制、教材サポート、オリジナルサービス開発サポート |
ポートフォリオ制作 | あり |
TECH CAMPは、多くの企業へ転職実績を持ち、高収入を実現した卒業生もいるプログラミングスクールです。受講生の97%が未経験者でありながら、転職成功率は98%をほこります。
専門実践教育訓練給付金の対象で最大56万円、受講料の70%をカット可能。転職や14日間の返金保証があるため、費用に関する心配も少なくできるでしょう。受講期間が決まっていないため、スケジュール調整が難しい社会人にもおすすめです。
③Aidemy




料金 | 78,000円~ |
受講形式 | オンライン |
受講期間 | 3~9か月 |
サポート体制 | モバイルアクセス、テキストチャットサポート、請求書の発行 など |
ポートフォリオ制作 | なし |
Aidemyは、AIに関するプログラミングに強みを持ったプログラミングスクールです。AI学習に難しさを感じている場合、無料の講座から受講を始められるため、挫折のリスクを抑えられます。教育訓練給付金制度を利用して、最先端のプログラミング学習をしたい方におすすめです。
AI人材になるための期間は3か月からと短期間で実現できます。効率よく、できるだけ短い期間で年収アップを実現できるエンジニア人材になりたい方におすすめです。
④ヒューマンアカデミー




料金 | 3,200円~/月 |
受講形式 | 対面、オンライン |
受講期間 | 4か月~ |
サポート体制 | 就職支援、校舎のPC教室解放 |
ポートフォリオ制作 | あり |
ヒューマンアカデミーはプログラミング以外にも、さまざまな講座を選べる点が特徴のスクールです。IT関連の資格にも強みを持っており、プログラミングやデザイン以外にもITパスポートをはじめとした資格取得を目指した講座も選べます。通信講座を活用して、ほかの職種を目指したい
毎月の料金が教育訓練給付金を利用しなくても安い傾向にあり、経済的負担をできるだけ軽くしたい方におすすめです。必要なサービスを適宜利用できる点が強みのスクールと言えるでしょう。
⑤tech boost




料金 | 32,780円/月~+入学金126,500円~ |
受講形式 | 対面、オンライン |
受講期間 | 3~12か月 |
サポート体制 | キャリアサポート |
ポートフォリオ制作 | あり |
tech boostはフリーランスのエンジニアを目指す方におすすめのプログラミングスクールです。プログラミングスキル以外にも、企画力やコミュニケーション力、営業力などフリーランスに必要なスキルを幅広く学べます。
キャリアアップや独立まで一貫して支援を受けられるため、フリーランスとして自立するためのステップを踏みたい方におすすめです。受講料は最大で80万円以上かかりますが、専門実践教育訓練給付金の対象であり、最大56万円までカットできます。
プログラミングスクールなら「Swooo BootCamp」もおすすめ!




教育訓練給付金の対象外のスクールで、おすすめなのは「Swooo BootCamp」です。月額8,300円からと安価でカリキュラムを受講できるため、教育訓練給付金がなくても経済的な負担を少なくできます。
カリキュラムはBubbleを中心としてノーコード開発ツール。コーディングが必要ないため、プログラミング未経験者でもすぐにスキルを身につけられるでしょう。興味のある方は、ぜひ申し込みを検討してみてください。
ほかにもおすすめのプログラミングスクールを知りたい方は、「おすすめプログラミングスクール24選をランキング形式で紹介!」をご覧ください。
教育訓練給付金を利用するメリット2つ




教育訓練給付金を利用するメリットは以下の2つです。
- 高額な費用を節約できる
- 資格取得を通じてキャリアアップにつながる
上記のメリットを把握していると、より給付金を有効活用できるでしょう。
①高額な費用を節約できる
プログラミングスクールは、高度なカリキュラムと質の高い講師陣、設備、サポートなどのサービスを提供しています。サービスが充実しているほど料金が高くなり、中には50~100万円もの費用がかかるケースも。
教育訓練給付金を利用すれば、料金の多くを節約できます。転職するにあたって経済的課題を解決できる点が教育訓練給付金制度のメリットです。
②資格取得を通じてキャリアアップにつながる
教育訓練給付金制度を通じて資格取得をすると、就職活動の際に企業へのアピール材料をつくれます。企業のなかには特定の資格を持つ社員に手当をつけているところもあり、収入アップにもつながるでしょう。
資格を持っていると、知識やスキルを持っていると判断されて仕事を任されやすくなります。キャリアアップのチャンスを増やせる点も、教育訓練給付金制度を通じてスクールへ通うメリットです。
教育訓練給付金を利用するデメリット2つ




教育訓練給付金を利用する際のデメリットは以下の2つです。
- 資格を取得しないと給付金を受け取れない
- 手続きや仕事との両立が難しい
上記のデメリットを把握していないと、教育訓練給付金を利用しようとして、損をする可能性があります。
①資格を取得しないと給付金を受け取れない
教育訓練給付金は、スクールに通っても対象となる資格を取得できなかった場合、受講料はすべて自己負担となります。スクールを受講し、教育訓練給付金を利用する際は資格取得までの学習スケジュールも明確にし、確実に受け取れるようにしておきましょう。
事前にどうすれば教育訓練給付金を受け取れるのかハローワークで確認しておくと、トラブルが発生する確率を下げられるでしょう。
②手続きや仕事との両立が難しい
プログラミングスクールでは、コードの記述などエンジニア人材としてかつ安くするために必要なスキルを多く学びます。また、教育訓練給付金を受け取るための手続きも必要です。仕事と両立しながら、資格取得を目指すのは大変で、なかには最後までやりとげられない方もいます。
資格取得ができないと教育訓練給付金を受け取れないケースもあり、経済的負担が重くなる可能性も。プログラミングスクールに通う際は、手続きや仕事と両立して学習できる時間があるか確認しておきましょう。
まとめ:教育訓練給付金を利用すればプログラミングスクールを安く利用できる




ここまで教育訓練給付金制度に関して、基本的な情報やメリット・デメリットを解説しました。また、プログラミングスクールの選び方やおすすめも紹介しています。
教育訓練給付金を活用すると、スクールの受講料をカットでき、よりコストパフォーマンスを高めて学習可能です。一方で、資格取得しないと受け取れないなど条件もあるため、利用の際は条件を確認しておきましょう。
教育訓練給付金を活用すれば、費用を払えないためにスクールをあきらめている方でも、低コストでプログラミング学習を進められます。ぜひ利用を検討してみてください。