ノーコード開発のできること3つ・できないこと3つを徹底解説!
「ノーコードってどんなことができるの?」
「逆のノーコードはどんなことができないの?」
今のビジネスにノーコードを利用しようと考えている方は、こんなことで悩まれているのではないでしょうか。そこで、今回はノーコード開発のできること・できないことについてご紹介します。
本記事がノーコード開発をビジネスに使用できるかの参考になれば幸いです。
目次
ノーコードとは
ノーコードとは、プログラミング知識が不要でWebに関わる開発ができる技術です。一般的にはWebに関わる開発を行う際、プログラミング言語の習得が必要です。
しかし、ノーコードではプログラミング言語を一切必要としません。
つまり、ノーコードを利用することで、IT知識のほとんどない人でもWebの開発が可能となります。IT知識がなくてもWebの開発に関われるため、ノーコードは近年世界中で注目されている技術の一つです。
ノーコードのメリット・デメリット
ノーコードのメリットは以下の7つです。
ノーコードのメリット
- プログラミングの知識が不要ない
- イメージ通りの開発をしやすい
- 開発スピードが速い
- Webサービス開発後の保守や運用が容易になる
- コードを書く必要がないので誤字の心配がない
- エンジニア不足を補える
- サイト同士の連結が容易
一方、ノーコードのデメリットは以下の3つです。
- 作れるサービスには限界がある
- プラットフォームにサービスが依存してしまう
- 学習コストが高い
ノーコードは良い面ばかりではなく、当然悪い面もあります。
ノーコードのメリットデメリットについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ノーコードとローコードの違い
ノーコードと似た言葉でローコードという技術があります。ローコードも同じくプログラミングの知識がほとんどなくてもWebの開発ができる技術です。
ノーコードとローコードの違いを以下の表にまとめました。
比較対象 | プログラミング言語の記述 | 開発スピード | 拡張性 |
ノーコード | 記述しない | ローコードよりも早い | 自由度が低い |
ローコード | 必要に応じて記述する | 早い | 自由度が高い |
ノーコードでは、プログラミング言語について全く知らない状態でもWeb開発ができます。
そして、ローコードよりも開発スピードが早いです。ローコードは、ある程度のプログラミング知識が必要ですが、開発中・開発後の拡張性が高くなります。
ノーコードとローコードの違いについて詳しくは下記記事をご覧ください。
ノーコード開発のできること
次に、ノーコード開発のできること3つを紹介します。
- Webサイトの作成
- アプリの開発
- 作業の効率化
Webサイトの作成
1つ目はWebサイトの作成です。Webサイトを作成するには、HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識が必要になります。
しかし、ノーコードを利用すればHTMLやCSSについて全く知らなくてもWebサイトを作成できます。また、HTMLやCSSを利用するよりもノーコードの方が早くWebサイトを作成可能です。
ノーコードでWebサイトを作成できるツールの中でも1番有名なのがWordPressでしょう。インターネット上にあるWebサイトのほとんどはWordPressで作られています。不自由なくWebサイトを利用できているので、「ノーコードで作られたサイトでも違和感なく利用可能」ということが分かるのではないでしょうか。
ノーコードでWebサイトの作成ができるツールは以下の記事で解説しています。
【徹底比較】ノーコードでwebサイトを構築できるツール15選を紹介!
アプリの開発
2つ目はアプリ開発です。ノーコードのアプリ開発ツールを利用することで、プログラミングの知識がなくてもアプリの開発ができます。
ノーコードで作成されたアプリのクオリティは非常に高く、AppStoreやGooglePlayで上位にランクインすることも見かけるようになりました。
ノーコードでアプリ開発を考えている方は以下の記事から詳しい情報を得ることができます。
【無料】ノーコードでアプリ開発できるおすすめツール10選を紹介
作業の効率化
3つ目は作業の効率化です。ノーコードはアプリやWebサイトの開発だけでなく、さまざまなアプリやサービスを連携させて業務の効率化を図れます。
たとえば、Gmailの添付ファイルをGoogleドライブに保存したり、指定しアドレスからのメールをGoogleスプレッドシートに転記させたりできます。
ノーコードを利用して、日々の雑務を効率化・自動化させることで自分重要な業務に注力することが可能でしょう。
ノーコード開発のできないこと
最後にノーコード開発のできないこと3つを紹介します。
- 複雑なアプリの構築
- 表示速度の早いアプリの開発
- 作成後のアプリやWebサイトに新機能の追加
複雑なアプリやWebサイトの構築
1つ目は複雑なアプリやWebサイトの構築です。ノーコード開発は基本的には定型的なアプリやWebサービスを作成することしかできません。
そのため、複雑なアプリやWebサービスを構築するにはローコードの使用、またはプログラミング言語を利用してコードを打ち込む必要があります。また、ノーコードで複雑なアプリを作成するとなると、費用が余計にかかるでしょう。
もし、複雑なアプリやWebサービスを構築する予定なら、ノーコードの利用をおすすめできません。
表示速度の早いアプリの開発
2つ目は表示速度の早いアプリの開発です。ノーコードでアプリを開発した場合、読み込み速度が遅くなります。
しかし、使えないほど遅なるわけではないので、普通に利用する分には問題ありません。処理速度の早いアプリは開発できないと考えておけば良いでしょう。
作成後のアプリへの新機能の追加
3つ目は作成後のアプリやWebサービスへの新機能の追加です。一般的にアプリやWebサイトに新機能を実装する場合、エンジニアを雇って新機能を実装します。
しかし、ノーコードでアプリやWebサービスを作っていた場合、作成後のアプリやWebサイトに新しい機能を実装するには、プラットフォーム内で機能を追加する必要があります。
つまり、どれだけお金を積んで良いエンジニアを雇ったとしても、プラットフォーム内の機能しか実装することはできません。ノーコードを利用してアプリやWebサイトを作成する時は、プラットフォーム内にどんな機能が存在しているか把握しておきましょう。
今のビジネスにノーコードが利用できるか考えよう
今回の記事では、ノーコード開発のできること・できないことについてまとめました。ノーコードを利用することで、いまのビジネスを加速度的に進歩させることができるかもしれません。
ただ、ノーコードにできることは限られています。
そのため、今のビジネスにノーコードを利用したアプリや、Webサービスがマッチするかを検討してからノーコード開発を導入しましょう。
Swoooはノーコードを利用してシステム開発を行なっています。ノーコードを取り入れたいとお考えの方は下記リンクからSwoooをチェックしてみてください。