【2024年最新版】ノーコードでできないこと7選!制約と対策を解説
「ノーコードってどんなことができるの?」
「逆のノーコードはどんなことができないの?」
今のビジネスにノーコードを利用しようと考えている方は、こんなことで悩まれているのではないでしょうか。そこで、今回はノーコード開発のできること・できないことについてご紹介します。
本記事がノーコード開発をビジネスに使用できるかの参考になれば幸いです。
ノーコードとは
ノーコードとは、プログラミング知識が不要でWebに関わる開発ができる技術です。一般的にはWebに関わる開発を行う際、プログラミング言語の習得が必要となります。
しかし、ノーコードではプログラミング言語を一切必要としません。
ノーコードを利用することで、IT知識のほとんどない人でもWebの開発が可能となります。IT知識がなくてもWebの開発に関われるため、ノーコードは近年世界中で注目されている技術の一つです。
また、ノーコードと似た言葉でローコードという技術があります。ローコードも同じくプログラミングの知識がほとんどなくてもWebの開発ができる技術です。
ノーコードとローコードの違いを以下の表にまとめました。
比較対象 | プログラミング言語の記述 | 開発スピード | 拡張性 |
ノーコード | 記述しない | ローコードよりも早い | 自由度が低い |
ローコード | 必要に応じて記述する | 早い | 自由度が高い |
ノーコードでは、プログラミング言語について全く知らない状態でもWeb開発ができます。
そして、ローコードよりも開発スピードが早いです。ローコードは、ある程度のプログラミング知識が必要ですが、開発中・開発後の拡張性が高くなります。
ノーコードとローコードの違いについて詳しくは下記記事をご覧ください。
ノーコードでできないこと7選(制約)
ノーコード開発のできないこと7つを紹介します。
- 非常に複雑なシステムの開発(対策可能)
- 高度なWebデザインの実装
- 表示速度が高速なアプリの開発
- SEO対策
- Grep(使用している設定の横断検索)
- 詳細なサーバーログの取得
- インフラの設定
できないこと1:非常に複雑なシステムの開発(対策可能)
1つ目は複雑なアプリやWebサイトの構築です。ノーコード開発は基本的には定型的なアプリやWebサービスしか作成できません。
そのため、複雑なアプリやWebサービスを構築するにはローコードの使用、またはプログラミング言語を利用してコードを打ち込む必要があります。また、ノーコードで複雑なアプリを作成する場合、コストが大きくなる点に注意しましょう。
もし、複雑なアプリやWebサービスを構築する予定なら、ノーコードの利用はおすすめできません。
できないこと2:高度なWebデザインの実装
2つ目は高度なWebデザインの実装です。ノーコードでアプリを開発する場合、既に用意されているパーツを組み合わせます。
そのため、高度なWebデザインの実装は難しいです。唯一無二のWebデザインを実装したい場合は、従来のプログラミングで実装しましょう。
できないこと3:表示速度が高速なアプリの開発
3つ目は表示速度が高速なアプリの開発です。ノーコードでアプリを開発した場合、読み込み速度が遅くなります。
しかし、使えないほど遅くなるわけではないので、普通に利用する分には問題ありません。処理速度の早いアプリは開発できないと考えれば良いでしょう。
できないこと4:SEO対策
4つ目はSEO対策です。Googleなどの検索結果で上位に表示させるための対策が打ちにくいため、検索流入があまり見込めません。
検索流入が見込めないと、SNSやWeb広告などの他の媒体からの集客に頼らざるを得ないため、手間や費用が大きくかかる可能性があります。
できないこと5:Grep(使用している設定の横断検索)
5つ目はGrepです。Grepとは使用している設定の横断検索のことです。
できないこと6:詳細なサーバーログの取得
6つ目は詳細なサーバーログの取得です。
詳細なサーバーログの取得は、情報漏洩の抑止や不正アクセスの早期発見につながるため、セキュリティ対策をする上で重要になります。
しかし詳細なサーバーログが取得できないため、セキュリティ対策は甘くなってしまうでしょう。
できないこと7:インフラの設定
7つ目はインフラの設定です。
インフラの設定はプラットフォームに依存しているので、自ら設定できません。
トラブルが発生したり、開発ツールを提供している企業が倒産してしまうと、最悪の場合サービスが終了して作成したシステム・アプリの利用ができなくなる可能性があります。
ノーコードでできないことへの対策5選
ノーコード開発でできないことを解消するための対策を5つ紹介します。
- PMF後、ノーコードからスクラッチに移行する
- アイデアやマーケティングで差別化する
- WordPressを導入し、SEO対策を行う
- ノーコードではできないロジックを独自APIにて開発する
- ノーコードの専門家に相談する
対策1:PMF後、ノーコードからスクラッチに移行する
1つ目の対策は、PMF後、ノーコードからスクラッチに移行することです。
対策2:アイデアやマーケティングで差別化する
2つ目の対策は、アイデアやマーケティングで差別化することです。
高度なWebデザインができなければ、他の部分で勝負することが大切になります。
基本的なデザインができていれば、そこまで高度なWebデザインではなくとも、アイデアやマーケティングをしっかりすることで、十分に差別化が可能です。
対策3:WordPressを導入し、SEO対策を行う
3つ目の対策は、WordPressを導入し、SEO対策を行うことです。
ノーコードだけではSEO対策は難しいのですがWordPressを導入すれば、SEO対策がやりやすくなります。
従来のブログやホームページなどと同様にSEO対策をすることで、検索結果で上位表示ができるようになります。
対策4:ノーコードではできないロジックを独自APIにて開発する
4つ目の対策は、ノーコードではできないロジックを独自APIにて開発することです。
対策5:ノーコードの専門家に相談する
5つ目の対策は、ノーコードの専門家に相談することです。
ノーコードに関する知識は、まだ一般化されているものが多くありません。そのため、一人で解決しようとしても、解決策が見つからないことが多くあります。
もしわからないことがあれば、専門家に直接相談することで、解決に導いてもらえるでしょう。
まとめ|ノーコードにできないことがあるが、対策次第では大きなリターンが得られる
今回の記事では、ノーコードでできないこととその対策方法についてまとめました。
ノーコードはビジネスを加速度的に進歩させられますが、できないこともあります。
しかし、今回紹介した対策方法を活用すれば、できないことを補うだけでなく、それを上回るリターンが得られるでしょう。
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