【基礎知識】MVP開発とは?手法 / メリット/事例について解説

「お金をかけずに、自分のアイデアを試す方法ってないのかな? 」
「システム開発をしたいけど、小さく投資して、まずは市場の動向を見極めたい。どんな方法があるのかな? 」
そのような方に知ってもらいたい「MVP開発」についての話をします。MVP開発とは、低コストで市場に製品を出す最適な方法です。
MVP開発成功のためには、一定のスキルを持った開発者が必要となります。
この記事ではMVP開発の特徴や他開発との違い、事例について解説します。

自分のビジネスアイデアを試す方法として、MVP開発は有効だと理解できるようになれば幸いです。
この記事からわかること
・MVPとは最小限の機能を持つ製品を開発する手法
・他の手法に比べてリスク、開発期間、コストなどを抑えられる
・MVPの開発手法は5つある
・MVP開発成功のためには開発者と依頼者のコミュニケーションが重要
・ノーコードツールを活用することで費用、開発期間をさらに抑えられる
目次
MVPとは最小限の機能を持つ製品のこと

MVPとは“Minimum Viable Product”の略語で、「顧客に価値を提供する上で必要最小限の機能のみを持ったもっともシンプルな製品」のことです。
要約すると「顧客にとって価値があり、利益を生むことのできる最小限のもの」と言えます。
もともとMVPは、リーンスタートアップ(Lean Startup)というシリコンバレー発の起業の方法論の中で紹介され有名になりました。
方法論では、スタートアップ企業が小さく早く失敗しながら、仮説検証のサイクルを回していく手法を紹介しています。この「小さく」「早く」ということが「MVP開発」における肝となります。
低リスクかつ早い段階で検証できる
MVP開発では、仮説に基づいたコアとなる最小限の機能を低コスト・短期間で実装し、顧客からのフィードバックを得ることにより、低リスクかつ早い段階での検証が可能です。
例えば、FacebookやX(Twitter)も当初は最小限の機能だけを実装し、実際の顧客からのフィードバックを元に改善を続けることで大きな成功をおさめています。

マーケットの変化するスピードが加速し続ける昨今においては、リスク軽減とマーケットニーズへの適応しやすさというメリットからMVP開発を採用されるケースが増えています。
MVP開発とソフトウェア開発・アジャイル開発・PoCの違い

開発の手法はMVP開発以外にもソフトウェア開発、アジャイル開発、PoCといった方法があります。
以下は各開発方法の特徴をまとめた一覧表です。
開発 | 特徴 |
---|---|
MVP開発 | 必要最小限のレベルの製品を低コストで作り上げる |
ソフトウェア開発 | プログラムを設計開発してリリースする一連のプロセス |
アジャイル開発 | 小さな開発サイクルを何度も繰り返し、仕様変更を柔軟に行う |
PoC | 本格的なシステム開発の前に概念実証を行う 開発後の大幅な軌道修正を防ぎ、成功確度の高い開発を行う方法 |

システム開発には様々な手法が用いられるので、他にも比較したい方は以下の記事もあわせて参考にしてください。
ソフトウェア開発:様々な要件を満たす開発が求められる
一般的なソフトウェア開発では、製品としてローンチできるだけの完成度・品質を保証する必要があります。
製品として必要な一式の機能やセキュリティなどの非機能も含めた様々な要件を満たす開発が求められます。
こうしたリスクを少しでも減らし、かつ成功確率を上げることを目的として、本格的なソフトウェア開発に移る前にMVP開発を行う企業が増加しています。
アジャイル開発:小さな開発サイクルを何度も繰り返す

アジャイル開発は、小さな開発サイクルを何度も繰り返すことができるため、仕様変更に柔軟に対応できる特徴があります。
また、開発期間が短く、リリースまでの時間を短縮できるため、市場の変化に迅速に対応できる点もメリットです。
ユーザーのフィードバックを取り入れやすく、顧客ニーズに合わせた開発ができるでしょう。
ただし、何度も開発を繰り返すため、MVP開発と比べてややコストが高くなる点には注意が必要です。
PoC:開発前に概念実証を行い成功率を高める手法
PoC開発は、小規模な開発サイクルを繰り返し、アイデアや概念の実現性を検証する方法です。
開発後の大幅な軌道修正を防ぎ、成功確度の高い開発ができます。
また、システムの実現性の検証を事前に行えるため、開発を進めた後で実現不可能といった事態に気づくことを防げる点がメリットです。

実現性のある開発のみ着手できるため、不要な工数の発生や無駄な人員のコストを抑えられるでしょう。
ユーザーに試作品を利用してもらい、意見をもらうことで利益の指標や予想される売上を出しやすくなり、費用対効果の推測の精度向上も期待できます。
ただし、開発サイクルや概念実証などのフェーズがあるため、MVP開発と比べてややコストが高くなる点には注意が必要です。
MVP開発のメリット

MVP開発を行うメリットについて紹介します。
MVP開発を行うメリットはデザインを行う開発側だけではなく、投資家や企業側にもありますのでぜひ理解しておきましょう。
- 開発期間を短くできる
- 開発費用を削減できる
- 市場性判断が早くできる
上記がMVP開発を行うことの主なメリットです。それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
①開発期間を短くできる
MVP開発とは、事業の仮説をもとにコアとなる最小限の機能を実装した製品をいち早く開発することです。
つまり、完全な製品を開発するために膨大なリソースをかける必要がありません。
ユーザーに需要のない部分に対して余計なコストや無駄な時間をかけることなく開発ができるため、結果として開発期間を短くすることが可能になるのです。
②開発費用を削減できる
MVP開発によって開発期間が短縮できれば、開発工数・開発費用の削減につながります。
例えば、無駄になるかもしれない機能の設計や試作をする必要がなくなり、設計工数や試作費用が削減できるわけです。
③市場からのフィードバックを素早く受けて、ニーズを的確に把握できる
開発期間が短くできるということは、プロトタイプとして世に出したものを素早く修正し提供するサイクルをまわせるため、顧客ニーズに合わせたサービスを提供できます。
結果として、的確に顧客ニーズを掴んだ製品を早く市場に製品を投入でき、収益も早く上げることができるようになります。
競合企業に対しても、早さと精度で競争的優位を勝ち取ることが可能です。
MVP開発のデメリット

基本的にはMVP開発は小さく進めることで少しずつユーザーのニーズを把握し、マーケットで求められる製品へと改善していくため、メリットが多い開発手法ではあります。
それでもいくつか考慮すべきデメリットもあるため、そちらについても触れておきます。
①開発コストが高い製品やサービスは向かない場合がある
MVP開発は、実装した機能に対するフィードバックを得て、新たに実装して行くことを小さく何度も繰り返していく開発手法です。
つまり、実装1回当たりに大きな工数が掛かるような製品やサービスを開発する場合、開発にかかる時間や労力が大きくなります。

場合によっては市場から得たフィードバックの結果、開発の方針を大きく変えることもあり得ます。
「せっかく作った機能を採用しない」という場合もあるので、開発者に対する心理的な負担もかかるでしょう。
②MVP開発の当初の目的と開発する製品やサービスがズレやすい
マーケットからのフィードバックを得られることは大きなメリットですが、ユーザーからの声に応えることが目的化してしまい、製品やサービスの開発をする当初の目的からズレてしまう、ということが起こり得ます。
一生懸命ユーザーに応えようと思うことは重要ですが、あくまでもMVP開発は手段であり、目的は製品やサービスを作ることです。
手段と目的が混同しないように気をつけましょう。
MVP開発の5つのタイプと事例

MVP開発の手法には、細かく分けるといくつかのタイプがあります。それぞれのタイプは特異な方法でユーザーのニーズを捉え、開発を行います。
以下に、それぞれのタイプの説明と有名な事例について紹介します。
プロトタイプ
プロトタイプとは、テストやデモのために実験用に制作されたものを指します。このプロトタイプそのものを、MVP(Minimum Viable Product)として利用することも可能です。
ただし、MVPの中ではコストがかかる部類といわれています。
プロトタイプはアイデアの検証や改善に役立つツールであり、その結果を元に新たな製品やサービスを生み出すことが可能です。
プロトタイプの事例
プロトタイプの事例としては、以下の2つが挙げられます。
- Burbn(Instagramのプロトタイプ)
BurbnはInstagramの位置情報アプリとしてスタートしましたが、思った以上に人気が出ませんでした。そこで、MVP開発を行いアイデアの構築・計測・学習を高速で繰り返したことで、写真の共有機能に最も人気があることをつきとめました。
結果、Burbnは写真投稿をメインにしたSNSに方向転換し、写真投稿・コメント・いいねの機能を含んだInstagramができあがったというわけです。
- Odeol(Twitterのプロトタイプ)
Odeolは創業者の一人が当時所属していたソフトウェア会社内でメッセージのやりとりをしたり、グループチャットを行うために開発されました。
しかし、テストのフィードバックを踏まえた改善を施した上で2006年に現在多くの人に親しまれているX(旧Twitter)としてリリースされました。
これらの事例から、プロトタイプを用いたMVP開発では、ユーザーの反応を見ながら製品を進化させることが重要であることがわかります。
カスタマーリサーチ
カスタマーリサーチは、アイデアがまだ固まっていない段階で実践できるMVP開発の手法です。特別な制作物を用意することなく実践できるのが最大の特徴です。
この手法では、顧客調査を目的として実施され、ユーザーのニーズや要望を直接把握することが可能です。
これは、顧客の声を直接聞くことで、よりユーザーに対する理解を深め、製品やサービスの品質を向上させるための重要な手法です。
カスタマーリサーチの事例
カスタマーリサーチの一例として、AppSocially社の取り組みがあります。
AppSocially社は商品・サービスの改善をモニタリングしながら成長させることを「グロースハック」と定義し、以下のような手法で開発しました。
- タイトル、タブライン、機能説明、連絡先などを詰め込んだ「一枚のPDF」を作成
- PDFを現地のディベロッパーに見せては、ニーズを探りそのPDFを更新し、商品の機能に関する詳細を詰めていった
上記の手法で進めた結果、検証までにコードを一行も書くことなく機能を決定できたとのことです。

このように、カスタマーリサーチを活用することで、開発初期段階からユーザーのニーズに対応した商品開発が可能となります。
スモークテスト
スモークテストとは、ユーザーが製品やサービスに興味を示すかを検証するためのMVPの一種です。
システム開発のテストフェーズで実施されるスモークテストもありますが、それは開発したシステムの起動から基本動作までを細かく分解して欠格がないかを確認するためのテストであり、MVP開発におけるスモークテストとは異なる概念です。
スモークテストの事例
スモークテストの具体的な事例としては、ファイル共有ツールの「Dropbox」があります。
- Dropbox
サービスを開始する前に実施したスモークテストが非常に知られています。Dropboxではサービスの提供前に約3分間のビデオを作成。ビデオは大きな反響を呼び、ベータテストの希望者が一晩で5,000人から75,000人に増えた。
このように、スモークテストは製品やサービスの需要を確認するための有効な手段であり、ユーザーの反応を直接確認することができます。
オズの魔法使い
オズの魔法使いと呼ばれるMVP手法は、システムを構築する前に本来システム化されているはずの働きを人間がマニュアルで行い、ユーザーのニーズを確かめる方法です。
システムの構築前に人間が直接サービスの価値を提供しユーザーの反応を見ることで、ニーズや問題点を把握します。
オズの魔法使いの事例
オズの魔法使いと呼ばれるMVP手法では「食べログ」「Zappos」の事例が有名です。以下に具体的な事例をご紹介します。
- 食べログ
当初はグルメ本などの情報をもとに人間がマニュアルで「データベース」作成し、改善要望の掲示板にあったフィードバックを可能な限り反映させていた。結果、現在のような口コミ投稿型へとサイトを改善した。 - Zappos
アマゾン傘下の靴通販「Zappos」というサービスでは、システムを構築する前に注文ページのみのwebページを作成。注文が来たときには創業者が自ら商品を買いに行って発送することにより、サービスの需要を確かめた後に本格的なシステムを構築しました。
このように、人力で行った作業から着想を得て、システムに構築させるのがオズの魔法使いと呼ばれる手法です。
この手法を活用することで、ユーザーのニーズをより正確に把握し、そのニーズに合わせたシステムを構築することが可能となります。
コンシェルジュ
コンシェルジュとは、あらゆるものをマニュアルで行うMVP開発の手法です。
この方法の特徴は、顧客の意見を直接吸い上げることができ、直接フィードバックをもらってその場で改善できる点にあります。
コンシェルジュの事例
コンシェルジュ型のMVP開発は、全てを人力で行うという特徴があります。
顧客の意見を直接吸い上げることができ、直接フィードバックをもらってその場で改善できるのが特徴です。
その一例として、民泊仲介事業を行うAirbnbの事例をご紹介します。
- プロの写真家が撮影した宿泊施設を掲載した方がビジネスがうまくいくという仮説を立てた
- 仮説を検証するために、実際にプロの写真家を使ってMVPを実施
- 結果、予約数が2〜3倍に増加
- テスト結果をもとに、Airbnbは写真撮影サービスを導入した
このように、コンシェルジュ型のMVP開発は、顧客の意見を直接吸い上げ、その場で改善することが可能です。これにより、ユーザーのニーズに即したサービス改善が可能となります。
MVPの開発プロセスと進め方

MVP開発のプロセスと進め方は以下のとおりです。
- 仮説を立てる
- 必要最低限の機能を策定する
- 製品・サービスの開発
- 検証
- 改善
上記のプロセスを把握しておくと、MVP開発をより適切に進められるでしょう。
1.仮説を立てる
MVP開発において、仮説を立てることが重要です。
製品・サービスで解決したい課題やゴールを洗い出したうえで、MVPを通して検証・評価する仮説を立てます。
仮説を立てておくことでMVP開発をスムーズに進め、検証するポイントやその後の開発がスムーズになるでしょう。
2.必要最低限の機能を策定する
仮説を立てたら、必要最低限の機能を策定し、MVPを作成します。
MVPを実際にユーザーに使用してもらい、得られたフィードバックをもとに改善を加えることで、より完成度の高い製品・サービスを市場に出せます。
3.製品・サービスの開発
市場からのフィードバックを得られれば、そこから課題や足りない機能を改めて洗い出し、製品・サービスの開発に着手します。
MVP開発では、必要最低限の機能を持ったプロトタイプを市場にリリースし、ユーザーの反応を確かめているため、必要な機能を的確に搭載可能です。
最適化された製品・サービスを開発できるでしょう。
4.検証
作成したMVPを実際にユーザーに使用してもらい、検証・評価を行います。
得られたフィードバックをもとに改善を加え、より完成度の高い製品・サービスを市場に出せるようにする工程です。
MVP開発では、ユーザーからのフィードバックをできるだけ早く受け取ることで、設定した課題の解決に最適な機能を搭載できているか確かめられます。
5.改善
MVPを実際にユーザーに使用してもらい、得られたフィードバックをもとに改善を加えることで、より完成度の高い製品・サービスを市場に出せます。
ユーザーのフィードバックを収集し、分析した結果をもとに改善案を立てることで製品・サービスの質を高められるでしょう。
改善案をもとに開発を行い、必要があれば再度改善を行うケースもあります。
MVP開発の費用相場

MVPの開発コストの目安は200万円程度と一般的な開発よりも安く済む傾向にあります。
一般的なシステム開発では、500万円〜1,000万円が相場となる場合が多いです。
MVP開発と違い、ユーザーのフィードバックを受けないため、リリース後の修正に時間がかかるケースもあります。

MVP開発の方がコストを抑えられる傾向にあるため、一般的なシステム開発よりおすすめとなるケースが多いです。
MVP開発にノーコードツールがおすすめな3つの理由

MVP開発を行うにあたって、ノーコードツールの利用はおすすめです。理由は以下のとおりです。
- コストの削減
- 開発期間の短縮
- フィードバックの早期取得
上記の点から、MVP開発にはノーコードツールの利用が適しています。

そもそもノーコード開発について知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
①コストを削減できる
ノーコードツールはITスキルがない人でも簡単に操作できるメリットがあり、エンジニアを雇うコストを削減可能です。
自社にいる非エンジニア人材のリソースを活用できるため、よりコストをかけずシステム開発できます。
コストを削減することで、開発により得られる利益を最大化できるため、ノーコードツールの利用がおすすめです。
②開発期間を短縮できる
ノーコードツールは通常のコーディングよりも短期間で開発が完了します。
開発期間を短縮できれば、システムを早く市場にリリースし、ユーザーに提供可能です。
MVP開発はコストを削減できる一方、フィードバックの改善や検証などで開発期間が長くなるケースがあります。

その点ノーコードツールを利用すると、改善や検証の回数が増えても開発期間を短縮しやすいです。
③フィードバックの早期取得が可能
MVP開発における最大の課題は、ユーザーのフィードバックを早期取得できるかという点です。
ノーコードツールを使えば、簡単にプロトタイプを作成できるため、ユーザーからのフィードバックを早期に取得できます。
フィードバックを取得する期間が短縮されれば、次のプロトタイプや本番の製品・サービスの開発もすぐに開始できるでしょう。
全体の開発期間だけでなく、開発と開発のあいだにかかる時間も短縮できます。
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MVP開発におけるポイント

MVP開発における手法を紹介してきました。
次に、MVP開発を成功させるために抑えるべきポイントを紹介します。
開発側と十分に意思疎通を行い、依頼する側の目的を完全に理解してもらう
MVP開発では「仮説の検証に必要な最小限レベルの製品を低コストでいち早く作り上げること」が重要です。
そのため、開発者自身が背景から検証の目的までを完全に理解することが必要となります。
つまり、発注者側と開発側の間で十分な意思疎通を行い、お互いの理解をすり合わせることが必須事項となります。
高い技術力だけでなく、MVP開発に精通したエンジニアを確保する
MVP開発のメリットを十分に享受するためには、「小さく」「早く」開発可能な体制を整えることが肝であると説明してきました。
そのためにはハイスキルかつコンパクトな開発体制が望ましく、経験豊富で様々な技術に精通したフルスタックエンジニアを確保することが非常に大切です。
少数精鋭の開発体制を構築できていればコミュニケーションもスムーズしやすいことから、開発スピードの向上が可能です。
【番外編】MVPキャンバスとは?

MVPキャンバスとは、MVPを用いた仮説検証の内容や手順を明確化することができるフレームワークのことです。
MVPの実践にあたってこのフレームワークを活用することで、論理的矛盾やロスのない効率的な検証が可能となります。

具体的には、MVPキャンバスは以下のような要素を明確にします。
- 仮説をもとにして、どのような結果を得るのか
- MVPの創出やMVPを用いた仮説検証をするための計画
- 仮説検証から何を学ぶか
MVPキャンバスは、新規事業のポテンシャルを短期間、低コストで検証するための製品サービスの開発手法として活用されています。
この手法を用いることで、リスクを抑えつつ、事業の成功確率を高めることが可能です。
MVP開発とは?その意味、手法、メリットについて解説のまとめ

MVP開発は、コストを抑えながら自分のビジネスアイデアを試す方法として有効な手法です。
開発を成功させるためには高い技術力だけでなく、MVP開発に関する知見やノウハウを持った開発者をアサインすることが重要です。
MVP開発を行う背景からその検証の目的までを完全に理解することができる開発者とMVP開発を行うことがMVP開発成功へのカギであり近道になります。

弊社ではMVP開発に特化したエンジニアがおりますので、実際にMVP開発についてご相談されたい方は、お問い合わせフォームから気軽にご連絡いただけますと幸いです。