【2024年版】Adaloで作られたアプリ作成事例21選【使い方も解説】
アプリ作成にノーコードツールのAdaloを利用しようと考えている方もいるでしょう。Adaloは、コードの記述を用いるなくとも、誰でもアプリ開発を担当できるツールです。エンジニアなどの専門人材がいなくても、アプリ開発を進められます。
一方で、Adaloが具体的にどんなアプリ開発に適しているのかわからない方もいるでしょう。具体的な事例がないと、開発しようとしているアプリに適しているかわかりません。
この記事では、ノーコードツールのAdaloに興味がある方へ向けてアプリ開発事例を22選紹介します。Adaloにどんな実績があるか幅広く知れるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Adaloとは
AdaloはWebアプリやネイティブアプリの作成に適した、ノーコードツールの1つです。誰でも簡単にアプリ作成できる操作しやすさが特徴で、ドラッグ&ドロップで直感的に利用できます。
従来のアプリ作成は、システムエンジニアやプログラマーといった専門人材がコードの記述をするかたちで進めていました。しかしこの方法では、専門人材を採用できない企業や技術の蓄積が不十分な企業はアプリ作成を進められません。
Adaloはさまざまな理由で、アプリ作成が思うようにできない企業や個人でも手軽にアプリ開発を進められるノーコードツールです。現在では、さまざまなアプリがAdaloを用いて開発されています。
Webアプリなどの作成におすすめのノーコードツールについて、さらに詳しく知りたい方には「ノーコード開発でおすすめアプリ10選!【Web・スマホアプリ編】」がおすすめです。Adalo以外のノーコードツールも詳しくチェックできます。
Adaloを使った国内のアプリ作成事例5選
Adaloを用いた、国内におけるアプリ作成事例は以下の5つです。
- Nomuca
- Sabinuky
- Union
- Chatty
- SmartDish
Adaloは日本でもアプリ作成に用いられているノーコードツールです。国内実績があって安心して利用できるので、参考にしてみてください。
①Nomuca
Nomucaは月額1,050円を支払えば、対象店舗で1日1回ドリンクが無料になるサービスを提供しているアプリです。料金体系がシンプルかつお得で、よく行くお店が対象店舗だとかなりお得に利用できます。
飲食店のドリンクは300~400円程度が相場なので、月に4杯以上飲む人であれば、Nomucaを利用した方が安く済みます。解約はいつでもできるため、手軽で便利なアプリといえるでしょう。
②Sabinuky
Sabinukyは友人に口コミでおすすめの店を紹介できるアプリです。おすすめのお店を共有できるので、互いが知らない情報を教え合えるでしょう。
ネットの口コミには信用できないものや悪いものもありますが、Sabinukyは知り合いや友人といった気心の知れた相手のリアルな評価がわかる点が特徴です。マップやメモの機能もあるので、街中にあるおいしいお店までのアクセスも把握できます。
③Union
Unionは大学の学生や教職員だけが利用できるアプリです。全国294の大学で利用されており、大学のさまざまな情報交換に利用されています。大学生活に役立つ情報を交換しあえるSNSです。
大学内のコミュニケーションだけでなく、全国の大学関係者とつながれるので交流を深められます。情報収集だけでなく、コミュニケーションツールとしても幅広く利用できるアプリです。
④Chatty
Chattyは11か国語に対応した多言語翻訳チャットアプリです。ユーザーは中国語や英語、フランス語などの言語をすべてワンタップで翻訳させられます。
手軽な操作で文章を理解できるので、国境を超えたコミュニケーションが円滑になるのがメリットです。DeepLを用いているため、翻訳の精度が高く、わかりやすい文章で相手の言葉を認識できます。
⑤SmartDish
SmartDishは来店時間、人数の予約やメニューの注文を事前に行っておくと、店舗に到着するとすぐに食事に移れます。
デリバリーでは味わえない、つくりたてにこだわる人や街中で友人と食事をとろうとしている人などが時間のロスをなくすのにおすすめです。アプリ利用者向けのキャンペーンも行っており、通常よりも安い金額で食事を楽しめる場合もあります。
Adaloを使った海外でのアプリ作成事例3選
Adaloは海外でもさまざまなアプリ作成に活用されています。代表例は以下の3つです。
- Scholarcash
- Counselora
- ProUSports
海外の作成事例も知れば、Adaloをより有効活用できます。ぜひ参考にしてみてください。
①Scholarcash
Scholarcashは1週間で作成されたアプリで、新型コロナウイルス感染症によって、学生ローンの返済が困難になった学生を救済するためにつくられました。
仮にコードの記述を用いたアプリ作成をした場合、時間がかかって緊急の社会問題を解決するのに時間がかかります。しかし、Adaloを用いればScholarcashのように、すぐに問題対処が可能です。
Scholarcashは、Adaloを用いた短期間でのアプリ作成が、社会問題の解決に効果的であると示した例と言えます。
②Counselora
Counseloraはスクールカウンセラーとつながれるアプリです。これまでのスクールカウンセラーは特定の地区にある学校でしか仕事ができず、カウンセリングのノウハウも個人によってバラバラでした。
しかし、Adaloを使って作成されたCounseloraはオンライン上でさまざまなスクールカウンセラーとつながれます。全国のスクールカウンセラーがリソースを共有し、プラットフォームが最適なカウンセラーを紹介してくれるため、計画的なカウンセリングを実現できる点が魅力です。
③ProUSports
ProUSportsは大学フットボールの情報を手軽に知れるアプリです。Adaloによってわずか2か月で開発されたProUSportsは、デザイン性の高さが評価されています。Adaloをうまく使えれば、クオリティの高いアプリも作成できると示した例です。
将来的にコーディングを用いたアプリとして発展する予定もあり、Adaloはその準備段階としてアプリをリリースするのに適しています。
Adaloを使ったマッチングアプリ作成事例5選
Adaloを使ったマッチングアプリの作成事例には、以下の5つがあげられます。
- Buzzerbeater
- SPOTTO
- Chant
- FruitFull
- PrepsRecruiting
マッチングアプリはさまざまなものがあり、需給をマッチさせるのに適したものが多いです。以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。
①Buzzerbeater
Buzzerbeaterは、理髪店の予約や支払いができるアプリです。アプリから簡単に予約できるので、時間がかからない利点があります。
自分の住んでいる地域のどこにどんな理髪店があるのかわかるので、最適なお店選びも可能です。休日など、混み合う時間帯にしか理髪店に行けない人でも、空いている時間帯や店を探しやすくなっています。
②SPOTTO
SPOTTOは就活生と企業をつなげるためのマッチングアプリです。登録すれば簡単に説明会の予約やセッティングをできます。
当日は会場ではなく、ZOOMで説明会を開けるので、学生・企業の両者ともスケジュールを確保しやすいです。その後、企業が学生個人と面接を行って採用するかどうかの判断します。オンライン上ですべての就活・採用活動ができる便利なアプリです。
③Chant
Chantはクリエイター向けのマッチングアプリです。クリエイターは自らのスキルを活かして、仕事や創作を行っていけます。
アプリの開発者はコードなどプログラミングに関する知識のない人であり、スタートアップとしてAdaloを利用してChantを作成しました。最初にアプリ作成をするなら、知識の有無にかかわらずノーコードがおすすめだと示した作成事例です。
④FruitFull
FruitFullは果物の所有者と消費者をつなぐためのアプリです。果物の所有者は料金を設定して、購入してほしい果物の賞金を設定します。消費者はその中から、自分のほしい果物と最適な料金のものを選んで購入する流れです。
商品が果物に限定されているので、自分の欲しいものを購入しやすい環境となっています。
⑤PrepsRecruiting
PrepsRecruitingは学生アスリートとコーチのマッチングを目的としたアプリです。補助金のオファー、アスリートのスカウトなどを手助けしてくれます。
機能がシンプルでわかりやすいので、簡単な操作で自分の目的を達成可能です。スポーツに集中したい学生アスリートやコーチにとって、大変役立つアプリとなっています。
Adaloを使ったその他のアプリ作成事例9選
Adaloを使ったその他のアプリ作成事例は以下の通りです。
- Foot Hub
- BATA Tdostava
- Rush CAP
- my nursery
- Peculiar Yogi
- Tavolo
- lloyd
- JoyBlossom
Adaloでのアプリ作成事例を幅広く理解していると、実際の開発に役立てられます。以下でそれぞれのアプリを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①FootHub
FootHubはサッカーファン向けのニュース・コミュニケーションアプリです。試合日程などのサッカー関連の情報収集や、ニュースに対するコメントをできます。
サッカーの情報をスムーズに集められるだけでなく、同じチームを応援するファンなどとどこからでもつながれるのが特徴のアプリです。
②BATAT dostava
BATAT dostavaは大量注文に対応した配送サービスを提供するアプリです。コロナ禍などのパンデミック時には人の動きが制限され、さまざまな業者が顧客を逃す要因につながります。
BATAT dostavaがあれば、パンデミックなどをはじめとしたさまざまな問題に対応可能です。配送サービスによって顧客とのつながりを守り、売上を維持できます。
③Rush CAP
Rush CAPは、ユースサッカー選手がナショナルディレクターなどと対話し、採用プロセスを把握しやすくするためのアプリです。
将来有望な若いユースサッカー選手が自分に適したクラブチームを見つけられるのが、Rush CAPの特徴です。
④my nursery
my nurseryは、幼児への教育者に向けて便利で専門的なツールを提供するアプリです。幼児が持つユニークな発想や性質に焦点を当て、その能力を伸ばすことを目的としています。
教育者の立場から見ても、特に初期は経験やノウハウがなく、どんな方法で教育を進めていけばよいかわからない場合が多いです。my nurseryを利用すれば、そういった心配もなく幼児の立場に立った教育ができます。
⑤Peculiar Yogi
Peculiar Yogiはヨガの予約をオンライン・オフラインどちらのものでもできるアプリです。アプリには、予約だけでなくクラスクレジットの購入やコミュニティによる受講者同士のつながりをつくれるといった機能もあります。
ヨガを通じて、多くの人とつながりたい人におすすめのアプリです。また、ヨガインストラクターから見ても、オンライン上で受講者を集える利便性があります。
⑥Tavolo
Tavoloは、レストランなどの飲食店での予約やメニューの注文を事前に済ませられるアプリです。Tavoloを利用すると、メニューを注文したり席で料理が来るまで待ったりする時間を省けます。
外食をよりスムーズに、かつ自分のペースで楽しみたい人に適したアプリです。
⑦lloyd
lloydは、個人がキャリアアドバイザーとマッチングし、キャリアプランをより最適なものに近づけられるアプリです。1対1のガイダンスなどを経験のあるキャリアアドバイザーにしてもらえます。
lloydはエンジニアなどの専門人材ではない人が、約3か月で作成したアプリです。Adaloを使った手軽かつ高機能なアプリ作成事例の1つと言えます。
⑧Joy Blossom
Joy Blossomは瞑想をより効果的に行えるアプリです。さまざまなロケーションを体験できる環境をユーザーに提供するアプリで、どこからでも大自然の中を体験できます。
ユーザーが約2.5時間アプリを利用するごとに環境慈善団体への寄付を行う仕組みもあり、社会的にも価値あるアプリです。
Adaloがおすすめな使い方
Adaloでアプリ開発を進めるのにおすすめなのは、以下のジャンルです。
- ノーコードでのモップ・MVP開発
- マーケティング目的のテスト
Adaloを使いやすいケースを理解しておくと、どんなアプリ作成をするときに活用できるのかわかります。自社の生産性向上に役立てられるので、ぜひ参考にしてみてください。
ノーコードでのモック・MVP開発
ノーコード開発を行うメリットは、開発期間の短さや費用の安さです。リソースが不足していて、外注する場合であっても、期間とコストを大幅に抑えられます。この特徴はモック・MVP開発でとくに効果を発揮します。
外注した際に不安なのが、自社と外注先でのすり合わせです。Adaloはドラッグ&ドロップで直感的な操作ができるので、自社の担当者が開発の過程を共有しやすいので交渉をしやすくなっています。操作の簡便さや情報共有のしやすさは工数の削減に効果的です。
Adaloはクライアントと受注した会社の双方にメリットの大きいノーコードツールです。モック・MVP開発にぜひ利用してみてください。
マーケティング目的のテスト
Adaloはノーコードツールで便利に開発できますが、本格的なアプリ作成は機能が制限されており難しいです。しかし、手軽にアプリ作成できる強みを活かして、アプリのテストをするのに適しています。
短い期間で、必要最低限の機能のみを実装したアプリをリリースし、市場の反応を確認するマーケティングが可能です。どんなアプリがユーザーのニーズに応えられるのか確認する意味でも、Adaloは適したツールと言えます。
まとめ:Adaloは低コストのアプリ開発に適したノーコードツール
ここまでAdaloについて、アプリ作成事例を中心に解説しました。Adaloはノーコードツールの1つで、ドラッグ&ドロップによって直感的な操作が可能です。システムエンジニアやプログラマーなどのIT人材を採用できない企業でも、手軽にアプリ作成できます。
Adaloはさまざまなジャンルのアプリ作成に用いられており、実績のあるノーコードツールです。誰でもアプリ作成を担当できるので、営業や経理など比較的手の空いている社員に任せられます。
自社でこれからAdaloによるアプリ作成を進めていこうと考えている方は、ぜひこの記事で紹介した事例を参考にしてみてください。アプリ作成の経験や知識がなくても、自社に合ったものをつくる参考にできます。