airtableのapiの使い方をわかりやすく解説【データベース】
airtableをより有効活用するにはapiの利用が効果的です。しかし、apiの存在を知らない人や使い方がわからない人もいるでしょう。
この記事ではairtableの機能を拡張できるapiについて使い方やメリット、注意点を解説します。airtableについて知れるだけでなく、apiを活用してさらなる業務効率化もねらえるのでぜひ最後までご覧ください。
目次
airtableとは
airtableとはさまざまな機能をもち、複数のデータベースを管理するのに適したノーコードツールです。直感的な操作で多くのデータを管理、結果的にコストを抑えられます。ITの専門知識を持った人材を雇うのが難しい場合や、短い時間でデータベースを構築したい状況におすすめです。
airtableはNetflixやTIMEなど世界の有名企業でも採用されており、事業に集中できる環境づくりに適しています。データベースだけでなく関数を用いた表計算も使えるので、用途は幅広いです。
airtableがどんなノーコードツールか詳しく知りたい方は「airtableの機能を解説!料金や使い方、メリット・デメリットも紹介」をご覧ください。
airtableのapiドキュメントを確認する方法
airtableのapiドキュメントを確認するには、REST APIにアクセスします。airtableはワークスペースから自分の思った通りにデータベース構築などの作業可能です。apiを利用する場合は以下の画像に示されている箇所から利用します。
apiへのアクセスは各ワークスペース内からも行えます。該当箇所をクリックすると、以下の画面に遷移するのでご確認ください。
airtableのapiの使い方
airtableのapiを使う流れは以下の通りです。
- airtableでプロジェクトを作成する
- api keyを発行する
- BaseIdを確認する
- Postman からapiにアクセスする
①airtableでプロジェクトを作成する
airtableではログインしてメイン画面からプロジェクトを作成できます。apiを利用するには、上記画面の右下にある「API documentation」からアクセスしましょう。また、「API documentation」にはメイン画面からもアクセス可能です。
②api keyを発行する
api keyを発行するには「Account」をクリックして画面を遷移させます。
上記の画面になったら、赤枠で囲んでいる部分の「Generate API Key」からapi keyを発行しましょう。
③BaseIdを確認する
apiにアクセスするには、各ドキュメントの「API documentation」から「introduction」に遷移してBaseIdを確認してください。Baseldはワークシートごとにあるので、複数のデータベースを利用する場合はそれぞれ確認しましょう。
④Postman からapiにアクセスする
PostmanではAPIの管理ツールから以下の画面に遷移し、必要に応じて実データの書き換えを行います。フィルタやソートといったオプションもあるので、活用してみてください。
airtableでapiを活用するメリット
airtableでapiを活用するメリットは以下の2つです。
- アプリの初期バージョン製作に適している
- apiドキュメントは理解しやすい
上記のメリットを理解したうえで利用することで、より効果的にapiを使えます。以下で解説するので参考にしてみてください。
①アプリの初期バージョン製作に適している
airtableの使用でapiを活用すると、アプリのテスト開発をスムーズに進められます。airtableはノーコードツールなので、エンジニア以外の専門知識がない人でも開発可能です。エンジニアやプログラマーは慢性的に人材不足であり、企業によっては採用に苦戦するケースもあります。
そんな企業であっても簡単なアプリであれば開発に使えるのがairtableのメリットです。apiの機能を理解すれば業務効率化できるので、積極的に活用しましょう。
②apiドキュメントは理解しやすい
airtableのapiはユーザーそれぞれが理解できるパーソナルな設計をされており、さまざまな情報を確認できます。apiを利用すると、データベースごとにドキュメントが表示されるので、理解しやすいインターフェースとなっているのが特徴です。
apiを利用すると、他のデータベースから値を呼び出し、別のシートにコピーできます。必要に応じて値を引用できるので、複数のデータベースをまとめて管理するにもおすすめです。
airtableのapiを活用する際の注意点
airtableのapiを活用する際の注意点は以下の通りです。
- メタデータが提供されない
- apiに表示される情報は限られる
- apiの利用に制限がある
上記を理解しないと、apiを思うように活用できないので注意しましょう。
①メタデータが提供されない
メタデータとは、あるデータがどんなものかを示す付随的な情報です。「データのためのデータ」とも呼ばれ、メタデータが充実していると対象の情報を詳しく把握できます。
airtableではapiによって重要な情報がメタデータとして提供されていません。表示される情報は一部なので注意しましょう。
②apiに表示される情報は限られる
apiに表示される情報はtype、id、nameと限られています。指定の情報を呼び出すには、検索からフィールドの指定が必要です。
apiの機能にどんな限界があるか把握していないと、使用中に確認したい情報になかなかたどりつけない可能性があるので注意しましょう。
③apiの利用に制限がある
airtableのapiにはベースごとに1秒あたり5リクエストの制限がかかっています。多くの場合において、制限が足かせになることはありませんが、大規模なプロジェクトにおいては引っかかる可能性があるので注意しましょう。
もし制限がかかるのであれば、エクセルやスプレッドシートの利用を検討してみてください。
まとめ:airtableのapiを有効活用しよう
ここまでairtableのapiについて使い方やメリット、注意点を解説しました。airtableはデータベース管理ツールとして便利ですが、apiを活用することでさらに便利に使えます。
airtableは日本語に未対応であり、公式の情報を活用するには不便を感じることもありますが、apiを使えば利便性を上げられるでしょう。これから自社の業務でairtableを使いたいと考えている方は、ぜひapiの活用を検討してみてください。