【基礎知識】システム開発とは?種類・工程・業種について解説
「システム開発では具体的に、どんなことをするの?」
「システム開発について詳しく知りたい!」
少なからずシステム開発に興味はあるけれど、イマイチシステム開発の内容が分からない方は、多いのではないでしょうか?
そこで今回は、システム開発の概要や、具体的な業務内容について解説します。
本記事を読むことで、システム開発への理解がより一層深まることを願っています。
また、本記事を執筆する「Swooo」では、ノーコードツールbubbleを用いたシステム開発を手掛けています。
ノーコードでシステム開発を行うことにより、通常のプログラミング開発に比べて下記のメリットがございます。
- 開発工数を1/3程度に抑えられる
- 開発費用を1/3程度に抑えられる
- 開発後の改修も素早く行える
「すぐに開発したいものがある」「開発にかかる費用をなるべく抑えたい」という方は、一度Swoooへご相談ください。
開発方法 | ノーコード | フルスクラッチ |
---|---|---|
開発費用 | 250万円〜800万円 | 500万円〜3,000万円 |
開発期間 | 2週間〜3ヶ月 | 半年〜1年 |
改修スピード | ◎ | △ |
カスタマイズ性 | ◯ | ◎ |
▼『システム開発』の詳細についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
①【初心者必読】システム開発系の会社の種類とそのメリット・デメリットについて解説!
②Webアプリとは? 仕組みと作り方を解説!
目次
システム開発とは
システム開発とは、IT技術を駆使して特定の仕事をする仕組みを作ることです。
システム開発では、通信機器などの電子機器を制御するための、システムを構築します。
システム開発の目的は、主に作業の効率化を図ることが多いです。
例えば、出勤管理システムや顧客データ管理システムを作ることで、企業の業務効率化を助けます。
4種類の主なシステム開発
一口にシステム開発と言っても、その言葉が指す意味は広いです。
システム開発にも、オープン系や汎用系など、様々な種類のものがあります。
ここでは、代表的な4種類のシステム開発について、ご紹介します。
オープン系システム開発
オープン系システム開発とは、業務系アプリケーション開発のことです。
オープン系は様々な環境のもとで開発可能であるので、開放的なイメージを付して、その名がつけられました。
オープン系で作られるシステムの具体例として、在庫管理システムや顧客データ管理システムなどが挙げられます。
使用言語には、JavaやPHP、C、VBなどが含まれます。
汎用系システム開発
汎用系システム開発とは、汎用機と呼ばれる大型コンピューターを使って行われる、システム開発のことです。
汎用系システム開発では、主に大企業の業務効率化を図るための、基幹システムの構築を目指します。
汎用系システムを開発するには、非常に専門的な知識が必要です。
使用言語には、COBOLやPL/1があります。
組み込み系システム開発
組み込みシステムの開発とは、仕様に応じた機能を実行するための専用コンピュータを備えた電子機器などの開発のことです。
日常生活で使用する電子機器のほとんどは、組み込み系システム開発によって作られています。
開発対象となる電子機器には、デジカメや冷蔵庫、エアコン、車などが挙げられます。
使用言語にはC言語などが含まれます。
Web系システム開発
Web系システム開発とは、Webアプリケーション開発のことです。
Amazonや楽天などのECサイトや、SNSなどWeb上のサービスの開発を目指します。
不特定多数のアプリケーション利用者に向けて開発をするので、サイトの見やすさや使いやすさなどが重要です。
使用言語には、RubyやPHP、Javaがあります。
システム開発に必要な工程
ここでは要件定義から完成後のシステムの管理まで、システム開発の流れをご紹介します。
システム開発で具体的に行われていることが、理解できると思います。
この辺りのシステム開発の流れに関してはウォーターフォール開発について解説をしているこの記事がわかりやすいので、興味がある方はご覧になってください!
システム開発の流れ1:要件定義
まずはクライアントとのヒアリングを通して、要件を把握します。
把握した要件をもとに、どのようなシステムを構築するべきか、また開発期間や予算を決定します。
この作業を要件定義と言います。
システム開発の流れ2:外部設計
クライアントとコミュニケーションを取りながら、要件定義に従って、システムの外見となるインターフェースを設計します。
ユーザーにとっての使いやすさに直結する作業です。
システム開発の流れ3:内部設計
外部設計で決定したインターフェースをもとに、システム仕様書を設計します。
システム仕様書には、具体的な設計方法が書かれていて、これをもとにプログラミングが行われます。
プログラマーに伝わりやすく、詳細に仕様書を書くことが重要です。
システム開発の流れ4:プログラミング
システムエンジニアが内部設計で作成した仕様書をもとに、プログラマーがプログラムを書いていきます。
このフェーズで、システムが完成していきます。
またこの時点で、次のフェーズであるテストの、テスト事項を決定しておきます。
システム開発の流れ5:テスト
プログラムが完成すると、システムに不具合が無いか、チェックします。
テストで不具合が見つかれば、プログラミングで修正しなければなりません。
不具合が無くなるまで、修正とテストを繰り返していきます。
システム開発の流れ6:運用・保守
最後の運用・保守では、納品後のシステムのメンテナンスや、クライアントからの追加要望に対応します。
この作業は一般的には、クライアントのところで常駐して行われます。
システム開発手法の種類
様々な技術者によって、システム開発手法は設計されてきました。
現在では、主に4種類の手法が用いられています。
ここでは、その4種類の手法についてご紹介します。
ウォーターフォール開発
ウォーターフォール開発は、工程を順番通りに完遂させていく手法です。
要件定義から運用・保守までを、水が流れるように進めることから、ウォーターフォールと呼ばれるようになりました。
開発手法の中では、最もオーソドックスなもので、導入しやすいのが特徴的です。
ただ、この手法の難しいところは、どこかの工程でミスがあった場合に、その工程まで戻らなければならないところです。
工程の戻りが増えれば、それだけ納期が遅れ、コストも増えてしまいます。
とはいえ最近では導入のしやすさから、現場ではウォーターフォール開発がよく採用されます。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、興味があれば参考にしてください!
アジャイル開発
アジャイル開発は、開発フェーズを細かく区切りクライアントとコミュニケーションを取りながら開発を進める手法です。
開発期間中であれば、クライアント側も追加で要望を出すことが可能になります。
ただ、アジャイル開発は計画を立てる段階で、手間取ることが多いです。
慣れてないと、開発途中でトラブルが発生しても、対処できなくなります。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、興味があれば参考にしてください!
プロトタイピング開発
プロトタイピング開発は、開発途中で試作品を作り、クライアントからフィードバックを受けながら開発を進める手法です。
クライアントからのフィードバックをもとに、検証と修正を繰り返していきます。
こうすることで、工程の戻りを減らすことができます。
スパイラルモデル開発
スパイラルモデル開発は、各工程が完成するたびにチェックする手法です。
各工程が完成したら、その度にクライアントに試作品を渡します。
その後クライアントからのフィードバックを受けて、システムを改善していきます。
柔軟に仕様を変更できる点がメリットです。
また、工程の戻りが少ないのも魅力的です。
システム開発に携わる役職と業種
システム開発には、様々な役職の人が関わっています。
ここでは、システムエンジニアとプログラマー、プロジェクトマネージャーの業務内容について解説します。
システムエンジニア
システムエンジニアは、主に要件定義から内部設計までを担当します。
要するに設計図を完成させるのが、システムエンジニアの役割です。
クライアントの要望を聞いたり、開発チームの状況を判断したりしながら、プロジェクトを進めなければなりません。
また、システムエンジニアがプログラムを書いたり、テストを行ったりすることも少なくないです。
プログラマー
プログラマーの役割は、システムエンジニアが設計した仕様書をもとに、プログラミングを行うことです。
まずはプログラマーとして経験を積んで、それからシステムエンジニアになるという流れがほとんどです。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーの役割は、プロジェクトの管理を行うことです。
具体的には、プロジェクトの進行具合を管理したり、トラブルが発生した際の対処をしたりと、重要なポジションを担っています。
システム開発とは?種類・工程・業種について解説 まとめ
今回はシステム開発についてご紹介しました。
システム開発に興味がある人は、特に開発手法や開発工程について知っておく必要があります。
本記事をしっかりと読み込んで、システム開発の基本の理解を深めましょう。