【2024年完全版】スタートアップにおすすめのノーコード開発ツール7選!
スタートアップ企業の中には自社サイトやアプリの構築にどのツールを使おうか迷っているケースもあるでしょう。スタートアップの特徴として、創業時は資金に余裕がないだけに開発コストを抑えたいものです。
そこでこの記事ではスタートアップにおすすめのノーコード開発ツールを紹介します。なぜノーコード開発ツールがおすすめなのかやメリット・デメリット、将来性も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそもノーコードツールとは?
ノーコードは、プログラミング不要でWeb開発ができる新しい手法です。
ノーコードの最大の特徴は、開発に時間がかからないことです。
通常のWeb開発では、プログラミングによりアプリやシステムの動作などを具体的に決めていきます。
その時にプログラミング言語を使ってコードを書いていきますが、規則や書き方を覚えなければならず専門的な知識が必要なために、プログラマー以外の人がアプリやシステム開発をすることはありませんでした。
しかしノーコードを使えばその工程は大幅に削減できるため、Web開発業界に大きなインパクトを与えました。プログラミングを用いて開発していく従来の手法よりも、時間がかからず早く開発ができることが最大の特徴です。
また、すでに完成したパーツを組み合わせて開発するツールや、すごく汎用的なノーコードツールなど様々あるので、ノーコードと言っても用途によって様々です。
今回は、そんなノーコード開発ツールのスタートアップにおすすめのツールを見ていきましょう!
▼もっとノーコードについて知りたい方はこちらの記事を参照ください
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なぜスタートアップにノーコード開発ツールがおすすめなのか?
スタートアップにノーコード開発をおすすめするのは、コストをかけずに優れたサイトの構築や業務効率化ができるからです。スタートアップ時は事業の宣伝などでサイトを開設する際にノウハウがなく、コードの記述をしようとしても、時間や費用がかなりかかってしまいます。
しかし、ノーコードツールではデザインや機能を直感的な操作で作成可能です。プログラミング知識がなくてもできるため、専門知識を持った人材を雇うことが厳しいスタートアップにおすすめです。
ノーコードツールの種類
ノーコードツールには種類があり、それぞれ適した機能を持っています。たとえばwebサイト構築に特化したツールをアプリ構築のために使っても、作業はなかなか進みません。このようにノーコードツールの種類を見極めることで、より効率的にツールを使えます。以下では具体的なノーコードツールの分類について紹介します。
webサイト構築
webサイト構築に適したノーコードツールはテンプレートが用意されていて、サイトの機能やデザインを簡単に決められます。Wordpressのようなコーポレートサイトはプラグインを用いれば自由度高くサイトを構築可能です。また、shopifyのようなECサイトの構築に特化したツールもあります。
現在ではwebサイト構築に適したノーコードツールも多いです。本格的なサイト構築もできるので、スタートアップにぜひ使ってみてください。
アプリ構築
webアプリやモバイルアプリの構築に適したノーコードツールがここに含まれます。アプリはHTMLなどプログラミング言語を使えなければ構築できなかったですが、現在では「Yapli」などのノーコードツールによって誰でも構築可能です。
ドラッグ&ドロップなど直感的な操作で構築できるものが多く、テンプレートを利用することで開発時間を大幅に短縮できます。
データ連携
異なるデータを一つのツールの中で統合して管理できるのがデータ連携の特徴です。データを一元管理することで商品情報やそれとマッチする顧客情報など、様々な情報の紐づけができます。アプリ間などでデータ連携すれば、一つの画面で複数のデータを見ることができるので業務効率化が可能です。
プラットフォーム型
ノーコードでアプリ生成などを行う基本となるプラットフォーム型のツールは現在の主流と呼べるかもしれません。プラットフォーム型のノーコードツールは様々な役割に利用することができ、webサイトやアプリをノーコードで作成できます。一つのツールに複数の役割を持たせられるのが利点です。
業務効率化
様々な業務を自動化することで業務効率化を目指すノーコードツールもあります。ワークフローが自動化されるので、従業員の工数が減り全体の効率アップが可能です。具体的な内容として、顧客情報の登録や書類のペーパーレス化、問い合わせに対する自動返信などがあげられます。
デザイン
サイトのデザインやアイキャッチ画像の製作などを簡略化するノーコードツールが該当します。テンプレートやフリー画像を組み合わせることでプログラミング知識なしで直感的にデザインを作成可能です。「Cavana」であればクリエイティブな画像を作成でき、Webflowなら外部ツールと連携しつつデザインのカスタマイズができます。
マーケティング
マーケティングのノーコードツールではランディングページやチャットボットをノーコードで製作可能です。また、単に製作するだけでなく、ランディングページであればどの部分がユーザに訴求できているのか、逆にできていないかの分析機能もあります。
このように様々な機能が搭載されたノーコードツールを利用することで低コストのマーケティングが実現し、スタートアップ企業の成長を促進してくれるのです。
スタートアップ向けのノーコードツール7選
ここからはスタートアップにおすすめのノーコードツールを紹介します。各スタートアップによって、ツールに必要な機能やデザイン性は異なります。より適してものを見つけられれば、業務の効率化や売上アップにつながるでしょう。自分の企業に合ったノーコードツールを見つける参考にしてください。
Stacker
Stackerは簡単な操作で業務効率改善アプリを構築できるノーコードツールです。AirtableやGoogleスプレッドシートのデータを利用して顧客情報や営業時間の管理を行えます。ユーザ権限も「管理者」と「一般ユーザ」の2種類に分類できるので、権限によるコントロールも可能です。
スプレッドシートなどにデータを蓄積していくと、徐々に見づらくなっていくことがあります。この場合のデータ整理のツールとしてStackerは役立つツールです。
カミナシ
カミナシは現場の無駄な作業を自動化することで業務高理科できるツールです。たとえば、アプリ内にワークフローを構築することで、手続き的な業務をデジタル化できます。
また正しい手順で業務を行えるだけでなく、入力ミスなどの作業チェックも可能です。これまで人の手で行わなければならなかった細かな作業をカミナシならアプリ内で自動的に完結させられます。現場で雑多なコミュニケーションによって作業がはかどらない場合におすすめです。
サスケWorks(サスケワークス)
サスケWorks(サスケワークス)は、業務効率化に特化したWebアプリを開発する国産のノーコードツールです。
用意された開発パーツをドラッグ&ドロップの直感的な操作で開発でき、PCとモバイルの両画面を同時に構築していきます。
また、国産ツールのため、日本語に対応しているのも嬉しいところですね!
Unqork
Unqorkはアメリカのノーコードツールです。保険、金融、政府といった様々な業界に対してアプリ開発のプラットフォームを提供しています。Unqorkは業界ごとに存在する個別の規制に対し、プラットフォーム側が一定程度対応してくれるため、完全自社開発を行うよりも低コストかつ短時間でアプリ開発できます。ただしアメリカ向けのノーコードツールで、日本の規制に対応していない点には注意が必要です。
Protosure
Protosureは保険業界に特化したノーコードツールです。保険商品の契約を、ツールを用いることで自動で作成できます。また契約フォーム、査定画面をブラウザから構築できるなど、保険商品の提供に必要な機能がProtosureのみで満たせるのです。
bubble
bubbleはアプリ開発に適したノーコードツールです。ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で、初心者でも簡単にアプリ開発ができます。また、その簡便な操作性から短時間での開発が可能です。
スタートアップ時は様々な手続きや業務に時間がかかるため、開発にかける時間がないこともあるでしょう。そんなスタートアップにbubbleは適したツールです。
Yapli
Yapliはアプリ開発のために必要な機能が集約されたプラットフォーム型のノーコードツールです。短い時間で開発が可能なだけでなく、高品質なアプリを作成できます。またアプリを作って終わりではなく、運用や分析までノーコードで行えるのです。
様々な操作を直感的に行えるため、長期にわたって知識がなくても利用可能です。ストレスなく、自社アプリを改善することもできるでしょう。
スタートアップでノーコードツールを使うメリット・デメリット
ここからはスタートアップでノーコードツールを用いることのメリット・デメリットについて解説します。この点を理解していないと、いざ利用し始めてから機能を活かしきれなかったり、思わぬ障害に損をしてしまったりする可能性があります。しっかり把握しておきましょう。
メリット
ノーコードツールを用いるメリットには開発時間の短縮や投資家からの評価、開発コストの削減があげられます。以下でそれぞれ解説します。
開発時間の短縮
ノーコードツールはコードを書く場合と比較して、操作が簡単であり機能も使いやすいため開発時間を短縮できます。結果として、浮いた時間を他の業務に割くことができるので生産性の向上につながるのです。また、プログラミングの知識がない場合に必要な言語の勉強も必要がなくなります。
投資家から評価を得られる
ノーコードツールでのアプリ開発やwebサイト構築は開発時間の短縮やコスト削減によって、事業に専念できるメリットがあります。そのため、投資家にとってはそれだけ利益がでる期待が持てるので評価されるのです。
中には本業ではない自社サイトの構築やアプリ開発に時間をかけすぎて失敗するスタートアップも存在します。そうなってしまうと投資家にとって損失です。主軸としている事業に集中できるようにそれ以外の業務は可能な限り削ることが重要です。
開発コスト削減できる
ノーコードツールは無料や低額で利用できるものが多いです。また、コードを書く必要がないので別途エンジニアなどのプロを雇う人件費をなくせます。このようにノーコードツールを利用することで、本来必要だった開発コストを削減可能です。
エンジニアが必要ない
前述したようにエンジニアを雇う必要はノーコードツールにはありません。スタートアップ時には人を集めるのに苦労することがあります。特にエンジニアのような専門知識のある人材は見つけることも大変であり、見つかっても雇うための人件費も必要です。
スタートアップにはこうした悩みがついて回りますが、ノーコードツールなら誰でも開発が行えます。そのあとの運用や管理、分析まで行えるツールもあるので、知識がなくても安心です。
デメリット
ノーコードツールのデメリットには、利用しているサービス終了の可能性や英語が必要なケース、ノーコード開発をどこまでするか判断しなければならないといったデメリットがあります。それぞれ以下で解説します。
利用しているツールのサービス終了
ノーコードツールを利用している場合、そのプラットフォーム自体がサービスを終了してしまう可能性があります。そうなってしまうと、また一から別のノーコードツールで前と同じものを使わなければいけません。ノーコードツールを利用する限り、このリスクは常にあるので注意しましょう。
英語が必要なケースもある
ノーコードツールの中には海外で作られたものも多くあり、日本語対応していない場合があります。そのため自社に適したツールでも、英語が理解できないと使用できないケースがあるのです。このような理由からノーコードツールの利用が制限されることもあるので注意しましょう。
どこまでノーコード開発するかの判断が必要
ノーコードツールは便利ですが、機能に限界があります。よりデザインや性能にこだわるのであれば、コードを書いてのアプリ開発やwebサイト構築が必要です。しかし切り替えにはコストも時間もかかります。そのため、どこでノーコードツールの利用をやめるか、あるいはどこまでノーコード開発をしていくかの判断が必要です。
結果として、長期的にはプログラミングに関する知識もある程度はしなければなりません。ノーコード開発をする際はいずれこの課題を解決する必要があります。
ノーコード開発の将来性は?
ノーコード開発は今後も広がりを見せていくと予想されます。これは業務効率の改善やコスト削減の観点から、各企業はノーコードツールによる、よりクオリティの高いアプリやwebサイトを求めるからです。また、スタートアップにとってもこれらはメリットがあり、エンジニアなどの専門的な人材がいなくても自社アプリやwebサイトを持つことができます。これらの理由からノーコードツールの需要は今後も高まっていくと言えるでしょう。
スタートアップにおすすめのノーコード開発ツール7選! まとめ
ここまでスタートアップにおすすめのノーコードツールについて、理由や種類、メリット・デメリットを解説しました。スタートアップの際には、すぐにでも結果を出したいということが多く、時間やコストを短縮できるノーコードツールは相性がよいです。
これからスタートアップしようと考えている人は、ぜひこの記事を参考にノーコードツールを活用してみてください。
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