【ノーコード】マッチングアプリ開発ならBubbleがおすすめ?作れる機能や実装コストを解説
新規事業や起業のアイデアとして、よく挙がるのが「マッチングアプリ」です。
恋活・婚活向けの個人間マッチングが代表的ですが、最近では以下のような領域でも多くのサービスが登場しています。
- 趣味で友人とつながるマッチングアプリ
- 経営者やフリーランス同士のビジネスマッチング
- スポット人材のアウトソーシング

マッチングアプリを作りたいけど、開発費用が高そう…。納品や修正にも時間がかかりそうで不安です。
こうした懸念は、どんなアプリ開発でも大きな障壁となります。
しかし、ノーコード開発プラットフォーム「Bubble」を使えば、従来のようなコーディングなしで、早く・安くマッチングアプリを構築できます。

本記事では、Bubbleでマッチングアプリを開発するメリット・注意点、必要機能、開発事例、コスト・納期の目安を網羅的に解説します。
当社Swoooは、国内最多規模の実績を誇るBubble開発会社です。
国内初のBubble公式認定開発者資格を獲得し、日本で3社しかないBubble開発のSilver Agencyとして、多くの企業様の開発支援を行ってまいりました。

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▼そもそもBubbleとはなにか?を知りたい方はこちらをご覧ください
ノーコードツールBubble(バブル)とは?日本初の公式認定資格を持つSwoooが徹底解説
目次
Bubbleでマッチングアプリは開発できる?結論と全体像


ノーコードで本当にマッチングアプリが作れるの?品質は大丈夫?
結論からいうと、Bubbleであれば事業化可能な品質のマッチングアプリを構築することは十分に可能です。
Bubbleはドラッグ&ドロップでUIを設計し、視覚的・直感的な操作でデータベースやワークフロー(ビジネスロジック)を構築できるノーコードツールです。特にWebアプリ、とりわけMVP〜中規模までのプロダクト開発に適しています。
ただし、「ネイティブアプリ専用(iOS/Android)」「数十万〜百万ユーザー規模」「高度なマッチングアルゴリズム」など、大規模・高度な仕様を前提とする場合は、Bubble単体では制約が出る可能性があります。

開発戦略としては「まずは小規模のWebアプリで検証し、ユーザー反応を得ながら機能拡張やネイティブ化を検討する」というステップが現実的です。
Bubbleでのマッチングアプリ開発の特徴をまとめると、以下のとおりです。
- ユーザー登録、検索・フィルタ、マッチ・チャット、決済・通知・通話・AI連携といった機能をBubble上で高速に構築可能
- パフォーマンス/スケーラビリティ/ネイティブアプリUIの観点では従来開発に劣る可能性あり
- コスト・期間を抑えてMVP〜中規模プロダクトを早期リリースするには非常に有力な選択肢
ここからは、具体的なメリット・デメリット、実装可能な機能、開発事例、コスト・納期と順に解説していきます。
Bubbleで開発するメリット|低コスト・短期間で開発できる
新規事業やスタートアップでは、時間と資金を最小化しながら、小回りよく仮説検証を回せるかどうかが重要です。
ノーコード開発プラットフォームであるBubbleには、この点で明確な優位性があります。以下で主要なメリットを整理します。
開発スピードの向上
Bubbleでは、従来のコードベース開発と比べ、UI構築・データベース設計・ワークフロー構築を視覚的な操作で行えます。
この操作性の高さにより、事業アイデアを形にして市場の反応を得るまでの時間を大幅に短縮できます。
開発要件によって短縮度合いは異なりますが、一般的には従来のプログラミング開発の1/2〜1/3程度のスピードで開発が可能です。
新規事業では「早く出して検証する」戦略が功を奏すケースが多いため、この点は大きな価値があります。実際に、数週間でプロトタイプを立ち上げ、急速な事業成長を果たした開発事例が国内外から多数報告されています。
▼Bubbleの開発事例について詳しくはこちら
開発コストの抑制
Web開発にかかるコストは、ほとんどが人件費で構成されます。エンジニアやデザイナー、ディレクターなどの稼働が増えるほど、コストも嵩みます。
Bubbleでは開発スピードが従来の1/2〜1/3程度に短縮されるため、「実装」や「テスト・修正」におけるエンジニアの工数も削減されます。
また、Bubbleでは開発者が個別にサーバーを用意する必要がありません。ホスティング・データベース・スケーリングの多くをプラットフォーム側が担ってくれるため、初期の資金投入リスクや維持費用も軽減できます。
これらの結果として、Bubble開発は従来開発と比べて費用面でも1/2〜1/3程度に抑えることが可能です。
マッチングアプリは新規事業案として選ばれやすい分野です。競合・類似サービスがひしめく中で独自性を打ち出すには、市場に出して反応を見る必要があります。
従来開発では、こうした試行錯誤に大きなコストが伴い、小回りが効かず事業が停滞するケースも多くありました。Bubbleを活用すれば、「まず市場に出して反応を見る」戦略を取りやすくなり、費用対効果よく検証・改善を回せます。
非技術者/小規模チームでも取り組みやすい
Bubbleはビジュアルエディタとドラッグ&ドロップ操作による高い操作性、豊富なテンプレートやプラグインが特徴です。開発経験が浅いチームでも”動くもの”を自走で作れる可能性が高まります。
エンジニアの雇用や外部委託には、人月100万円以上のコストが発生するのが一般的です。従来開発では、この費用を1年以上にわたって支払い続けなければならない場合も多く、売上が小さく不安定な新規事業でこれを乗り切る体力のある企業は少ないのが実情です。
Bubbleを使えば、非エンジニアや少数チームでも形になるアプリを短期間で開発しやすく、資金的な障壁や人材不足で事業が停滞するリスクを下げられます。
外部サービス・APIとの連携が容易
マッチングアプリの収益化には、決済機能、通知機能、ビデオ通話機能、AIレコメンデーションなどが鍵になります。これらは外部サービス(Stripe、Zoom、ChatGPTなど)との連携で実現することが多いです。
Bubbleでは、特定サービスに特化したプラグイン(APIキーを貼り付けるだけで連携完了するものが多い)や、さまざまな外部ツールとAPI連携できる「API Connector」が提供されています。
これにより、「一から全機能を自社構築」や「外部サービスをプログラミングで連携」するよりも圧倒的に早く、価値ある機能を実装できます。
MVP+改善サイクルを回しやすい
スタートアップ/新規事業では、完璧な仕様を一発で作ってローンチすることはほぼ不可能です。「まず検証版を出して学び、改善し続ける」ことの方が重要であり、結果的に大きな価値を生む可能性が上がります。
Bubbleはこうした”素早く出して、改善を回す”サイクルに非常に適しています。
たとえば、ユーザーのマッチ率・継続利用率・チャット発生率・平均課金額といったKPIを早期に確認し、UI/UX改善を短いスパンで繰り返すことが、マッチングアプリ立ち上げ成功の鍵になります。
Bubble開発のメリットをまとめると、以下のとおりです。
- 短期間で仮説検証が可能
- 初期コスト・維持費用を抑えてリスクを低減できる
- 技術的な運用負荷を下げて事業運営・改善に集中できる
起業・新規事業としてマッチングサービスを検討する際には、特に「まずWeb版で検証する」フェーズにおいて、Bubbleは非常に有力な選択肢といえます。
Bubbleで開発するデメリット|ネイティブアプリや大規模/高度な開発には不向き
Bubbleを用いたマッチングアプリ開発には明確なメリットがある一方で、ビジネスとして成功・拡大させるために考慮すべき制約・リスクも存在します。
ここでは主なデメリットを整理します。
ネイティブスマホアプリとしてのリリースには制約あり
Bubbleでマッチングアプリを構築する場合、Web/PWA形式には非常に適しています。しかし、ネイティブアプリ(iOS/Android)としての展開では、いくつか確認すべき点があります。
前提として、Bubbleでもネイティブアプリの開発自体は可能です。
従来は、Bubbleで作ったWebアプリ/PWAをApp StoreやGoogle Playストアに載せるために、「Natively」「BDK」などの外部ツール(ラッパー形式のプラグイン)を活用する必要がありました。
現在では、Bubble単体でネイティブアプリを開発できる機能が公式に提供されています(β版)。
ただし、どの手法を選ぶにせよ、Bubbleによるネイティブアプリ開発が「Webアプリ版と同等レベルの品質・パフォーマンス・スケーラビリティ」を担保できるわけではない点に注意が必要です。
Bubble社が公式に提供している開発フォーラム上でも「ネイティブアプリとしての機能(オフライン・高負荷・大量データ処理等)には課題がある」という声が存在します。
マッチングアプリをWeb版→ネイティブ版へスケールする計画で事業を起こす場合は、できる限り早期の段階からネイティブアプリ化に際して求める要件を明確にしておきましょう。Bubbleで実現可能な範囲と品質の限界を、あらかじめ見極めることが重要です。
複雑なアルゴリズム・大量のデータ処理には不向き
マッチングアプリでは「おすすめ相手を自動レコメンド」「膨大なユーザーデータを元に相性を計算・数値化」「リアルタイムチャット+ビデオ通話での同時接続」といった仕様が出てきやすいです。
しかし、Bubbleにはこうした”高度・大規模な処理”をスムーズに行う設計に限界があると指摘されています。
実例として「検索結果数の上限」「レコード数の制限」「ワークフロー処理が5分までのタイムアウト」などが報告されています。
海外のBubbleユーザーからも「Bubbleでは重たいワークフローやカスタムアルゴリズム、スケーリングに難儀することがある」という声が上がっています。
将来的に数十万・数百万ユーザー規模を目指す場合や、マッチングロジックをビッグデータに基づいて強化したい場合には、Bubble単体の能力を超える可能性が高いため注意が必要です。
ただし、大規模データ処理や独自アルゴリズム開発については、外部ツールとの連携で実現できる可能性があります。
- Elastic Searchのような外部検索エンジンとBubble DBを連携する
- Difyとの連携でAIレコメンド機能を搭載する
特にBubble × DifyによるAIアプリ開発の可能性については、以下の記事で詳しく紹介しています。
Bubble × Difyがアツい!完全ノーコードでAI機能付きアプリを開発する方法を解説
Bubbleから移行後のサービス設計も考慮しておくことが推奨される
Bubbleでは大規模のデータ処理や同時接続に耐えることが困難です。具体的には、同時接続数1万ユーザーを超えるような規模に成長したときには、Bubbleから別の形にアプリを移行することが推奨されます。
この際に課題となるのがプラットフォーム依存です。
Bubble上で構築したアプリのコードはエクスポートできず、そのまま別のサーバへ移行できません。データベース(DB)についても、各データの抽出・出力は可能ですが、BubbleのDB構造をそのまま外部に移行することはできません。
外部で同様の構造を持つDBを再構築し、Bubbleに格納されていたデータをインポートする作業が必要となります。
Bubbleはそのプラットフォームの構造上、事業が軌道に乗り大きく成長を遂げたタイミングでは卒業することが勧められます。ビジネス上、非常に重要な転換点で躓くと、事業そのものが傾く結果も招きかねません。

長期的かつ大規模な事業展開を見据えるなら、「Bubbleでまず形を作る」「そのあと専用コード/インフラに移行する」という戦略を計画的に設計しておきましょう。いざそのときが来た際に円滑にサービス移行できる体制を整えておくことが現実的です。
Bubbleのデメリットをまとめると、以下のとおりです。
- Bubbleは初期段階・中規模用途・Web/PWA形式のマッチングアプリには非常に適している
- ネイティブ体験・大規模ユーザー・高度マッチング仕様・将来の移行可能性を考慮すると、初期設計の段階から代替/補完戦略やBubbleからの出口戦略を準備しておくべき
「まずBubbleで小さく素早く市場反応を検証 → 成功見込みが立てば徐々に高度な開発へ移行」というハイブリッドな開発・運用戦略が、リスクを低く抑えながら効果的にマッチングアプリ事業を育てる実
Bubbleでどんなマッチングアプリを開発できるの?


具体的にどんな機能が作れるの?ノーコードだと限界がありそう…
実際にBubbleを使うとどんなマッチングアプリを開発できるのか、構築可能な機能を紹介します。
ノーコード開発といえど、新規事業レベルでは十分に商業化に足りる機能と品質の開発がBubbleでは可能です。以下で順に見ていきましょう。
ユーザー登録・プロフィール管理機能
マッチングアプリに限らず、どんなアプリでも基本となるのが「ユーザーデータ」の存在です。
Bubbleでは標準で「User」データタイプ(一般にいうデータテーブル)が用意されています。メールアドレスとパスワードによる認証はもちろん、Google・LINE・FacebookなどのOAuth連携によるソーシャルログイン機能も、プラグインで容易に設定が可能です。
プロフィール設計も非常に自由度が高く、写真・自己紹介・職業・興味関心などのフィールドを追加し、自由にUI上で表示・表現できます。
さらに、プロフィールの非公開/公開設定、編集履歴、本人確認(画像アップロード+承認フラグ)などの仕組みも、ワークフローをGUIベースで視覚的に組み立てることで実装できます。
検索・フィルタリング機能
マッチしたい相手を探す上で肝となる検索・フィルタリング機能も、Bubbleの検索(Do a Search for)機能で対応可能です。
たとえば、年齢・地域・職業・趣味・年収などの希望条件をパラメータとして設定し、Repeating Group(繰り返し表示のリスト)で検索結果を動的に一覧表示できます。
複数の条件をAND条件またはOR条件で組み合わせたり、人気順・新着順・ログイン日時が新しい順などにソートしたりすることも可能です。
また、スライダーやチェックボックス、ドロップダウン(プルダウン)などのUIを組み合わせることで、ユーザーがより直感的に条件を指定できる検索画面を作れます。
Elastic Searchなどの外部検索APIを連携すれば、より高速な検索や曖昧検索、タイプミスや表記揺れ(日本、にほんなど)も検索にヒットさせる対応も可能です。
マッチング・いいね機能
Bubbleでは、ユーザー同士の「いいね」や「興味あり」などの関係性データを別テーブルで管理し、条件一致時にマッチングを成立させることができます。
たとえば、Likesテーブルを作り、以下3つのデータカラムを用意します。
- From_User
- To_User
- Status(liked / matched)
「いいね」ボタンが押されたときにワークフローでLikesデータを新規作成し、相手からも「いいね」が来たタイミングでStatus = matchedに切り替える処理を設計します。
マッチ成立をトリガーとして、自動でマッチ者同士のチャットルームを生成するワークフローも実装可能です。これにより、マッチングアプリの基本的な構造を開発できます。
メッセージ・チャット機能
Bubbleでは、リアルタイム通信を除けば、一般的なチャット機能も問題なく構築できます。
構築例は以下のとおりです。
- 「Messages」というデータテーブルを用意し、送信者・受信者・本文・送信時刻を記録するデータカラムを作成
- UI上ではリピーティンググループで会話履歴を時系列表示し、新規メッセージ投稿フォームを設置
- 送信後に自動スクロールや新着表示を更新するワークフローを設定
こうした処理を構築することで、実用的なチャット体験が実現します。
リアルタイム性を高めたい場合は、PusherやFirebaseの外部APIを併用してチャット機能を開発することも有用な選択肢となります。
決済機能(サブスク・単発課金)
BubbleはStripe、PayPalなどの決済APIとの連携をサポートしており、課金モデルの設計も柔軟です。
たとえば、以下のような課金モデルを設定できます。
- 月額プラン(プレミアム会員・VIP会員)
- 有料チケット(「いいね」追加購入)
- 単発決済(イベント参加費など)
決済処理の完了直後に、該当ユーザーのデータカラムを参照して会員ステータスを変更したり、限定ページへのアクセス権を付与するワークフローを構築できます。これにより、課金実行から結果反映までの一般的な流れを実装できます。
また、サブスクの更新・解約・再課金といった処理も、BubbleのSchedule API Workflowを活用することで実装可能です。
通知機能
マッチ成立・メッセージ受信・課金完了などを知らせる通知も、Bubble上でメール・アプリ内通知として実装可能です。
SendGridプラグインを使えば、トランザクションメールを自動送信できます。また、アプリ内で「未読メッセージ」「新着マッチング」などをバッジ表示するUIも自由に構築できます。
一方で、スマホのプッシュ通知(ローカル通知)を行うには、FirebaseやOneSignalなど外部ツールとの連携が必要になります。
ビデオ通話機能(外部API連携)
Bubble単体ではビデオ通話機能は提供されていません。しかし、TwilioやAgora、Dailyなどの外部APIを接続することで、通話ルーム生成・接続・切断処理をノーコードで組み込めます。
特に、オンライン面談・キャリア相談など「1対1通話」が主目的のマッチングアプリは、この方法で機能開発することが現実的です。
必要に応じて、録画機能や通話ログも同様に開発・管理可能です。
AI機能の実装(Dify等との連携)
昨今のAIトレンドに乗じて、「AIがマッチングを最適化する」仕組みも注目されています。
BubbleではAPIコネクターを用いて、OpenAI(ChatGPT)・Gemini・Claudeなどの外部生成AIとの連携が可能です。
これにより、以下のようなAI主導の機能を付加できます。
- プロフィールから相性スコアを算出
- ユーザーへの質問にAIが応答
- レコメンドリストを自動生成
また、DifyのようなプラットフォームとBubbleを連携することで、複数の生成AIを一つのAPI連携で横断的に利用できます。Bubble側での複雑なプロンプト管理やフロー管理といった負担を軽減しながらAI機能を活用することも可能です。
複数のAI間で処理を連動させてBubbleアプリに活用したい場合には、DifyとBubbleを連携させてAI機能を開発することを推奨します。
ただし、AIモデルの利用料(APIコスト)やレスポンス速度には配慮が必要です。
▼ Bubble × Dify開発について詳しくはこちら
Bubble × Difyがアツい!完全ノーコードでAI機能付きアプリを開発する方法を解説
Bubbleでマッチングアプリを開発する基本的な流れ


実際にBubbleで開発するとき、どんな手順で進めればいいの?
Bubbleでマッチングアプリを作る際の全体像は、「要件を固める → データと画面を設計する → ロジックと外部連携を組む → テストして出す」という流れです。
ここでは、実際にプロジェクトを進めるときの現実的なステップを整理します。
ステップ1|要件定義と機能設計
最初に時間をかけるべきはここです。ノーコードといえど、要件が曖昧なまま触り始めると、後で構造を作り直すコストが跳ね上がります。
押さえるべき項目は、最低でも以下のあたりです。
- 「誰と誰を」マッチングさせるのか(例:恋活・婚活、経営者同士、フリーランスと企業など)
- どんな単位で「マッチ成立」なのか(双方の「いいね」でマッチ/企業側の承認でマッチなど)
- 収益モデル(サブスク、従量課金、成果報酬、掲載料など)
- 必須機能・後回しでよい機能の切り分け
- 法務・コンプラ周り(利用規約、プライバシーポリシー、本人確認の有無など)
ここで「画面一覧(何ページ必要か)」「機能一覧」「ユーザーストーリー(Aさんが登録してマッチするまで)」を文字ベースで整理しておくと、この後の工程がスムーズになります。
ステップ2|データベース設計
要件が固まったら、「何のデータをどう持つか」を設計します。Bubbleのデータ構造が雑だと、後で仕様変更するたびに破綻しやすくなります。
マッチングアプリで典型的なデータタイプは、以下のようなものです。
- User:基本情報(メール、パスワード、名前、属性など)、課金ステータス、各種フラグ
- Profile:年齢、居住地、職業、自己紹介、趣味、希望条件等
- Like / Match:From_User、To_User、Status、データ作成日時
- Message:どのマッチに紐づくか、送信者、本文、送信日時、既読フラグ
- Payment / Subscription:ユーザー、プラン、金額、決済ID、有効期限
ここで重要なのは、「後から集計・分析に使えるか」「拡張したときに破綻しないか」という視点です。
ノーコードでも、ここをRDB的な感覚で設計しておくと、後の機能追加・外部連携がかなり楽になります。
ステップ3|UI/UX設計とページ作成
次に、ユーザーが触る「画面」を設計します。Bubbleの画面エディタ上でいきなり組んでも構いませんが、ビジネスとして考えるなら、簡単なワイヤーフレームレベルでも事前に構成を決めておいた方が安全です。
典型的には、以下のようなページ構造になります。
- LP(サービス紹介・新規登録導線)
- 会員登録/ログイン
- プロフィール登録・編集
- 検索・条件入力画面/検索結果一覧(カード型リスト)
- 個別プロフィール詳細画面/マッチ一覧画面
- チャット一覧/チャット詳細画面
- 課金プラン一覧/決済画面
- マイページ(設定・退会・通知設定など)
Bubbleでは、レイアウト(レスポンシブ対応)、コンポーネントの再利用(ヘッダー・フッター・共通ボタンなど)、状態管理(ポップアップ表示/非表示等)を意識して作っておくと、後からの変更コストを抑えられます。
ステップ4|ワークフロー(ロジック)の実装
UIとデータ構造が見えてきたら、「ボタンを押したら何が起きるか」「ある条件を満たしたときに何をするか」といったロジックをワークフローとして組んでいきます。
マッチングアプリで典型的なワークフローの例は以下のとおりです。
- 会員登録時:ユーザー作成 → メール認証送信 → 初回プロフィール入力画面へ遷移
- プロフィール保存時:入力内容のバリデーション → 画像アップロード → プロフィール完成フラグON
- 「いいね」ボタン押下時:Likeレコード作成 → 相手からもLikeが存在するか判定 → あればMatchレコード作成 → 通知作成
- メッセージ送信時:Messageレコード作成 → 相手に未読通知 → チャット画面を最新にスクロール
- 課金完了時:Stripe等からのWebhooks受信 → ユーザーのプラン変更 → 有効期限設定 → 課金完了メール送信
Bubbleの強みは、これらを「if条件」「Only when条件」などの視覚的UIで組めることです。ただし、分岐が増えすぎるとロジックが読みづらくなるため、命名規則(ワークフロー名・ステップ名)を揃える、複雑な処理は再利用可能なカスタムイベントにまとめるといった運用ルールを決めておくと、チーム開発でも破綻しにくくなります。
ステップ5|外部API連携(決済・通知等)
マッチングアプリとしてのビジネスを成立させるには、「決済」「通知」「場合によってはビデオ通話やAI」がほぼ必須です。これらはBubble単体では完結しないことが多く、外部サービスとの連携が前提になります。
代表的な連携例は以下のとおりです。
- 決済:Stripe/PayPalなどでサブスク・単発課金(Bubbleのプラグイン or API Connectorで実装)
- メール通知:SendGrid等でトランザクションメール送信(アカウント作成・パスワードリセット・課金完了など)
- プッシュ通知:Firebase/OneSignalなどを利用してモバイル・ブラウザ通知
- ビデオ通話:Twilio/Agora等のSDK・APIを利用して1対1通話や面談機能を実装
- AI機能:Dify/OpenAI APIと連携し、レコメンドやチャットボット機能を追加
ここは「自社で全部作るか」「既存サービスに乗るか」でコスト・柔軟性が変わる部分なので、事業戦略とコスト構造を踏まえて選定しましょう。
ステップ6|テストとリリース
最後に、プロダクトとしての品質を担保するためのテストと、実運用を見据えたリリース設計です。
最低限確認すべきポイントは以下のとおりです。
- 機能テスト:登録〜プロフィール設定〜検索〜マッチ〜チャット〜課金の一連の流れ、エラー時のメッセージ、バリデーション
- UXテスト:登録の離脱ポイント、検索条件の分かりやすさ、マッチ後の動線
- 負荷・パフォーマンステスト:同時アクセス数が増えたときのレスポンス、画像・動画の扱いによる重さ
- セキュリティ・権限:非ログインユーザーが見えてはいけない情報にアクセスできないか、管理画面へのアクセス制御
- 決済まわり:返金・キャンセル・プラン変更などのイレギュラー系動作

まずは限定リリース(クローズドβ/地域やユーザーを絞る)から始め、データとフィードバックを見ながら改善するのが現実的です。Bubbleであれば、リリース後にUI・ロジックを更新することも比較的容易なので、「小さく出して、数字を見てから投資判断する」スタイルと相性が良いといえます。
Bubbleで開発されたマッチングアプリ事例はある?


実際にBubbleで作られたマッチングアプリって、本当に動いているの?
ここまで機能や流れを整理してきましたが、「実際にBubbleで動いているマッチングサービスはあるのか?」という点は、投資判断・社内説得のうえで重要です。
以下では、代表的な国内・海外事例を取り上げ、どの程度のレベルまで実装・運用されているのかを整理します。
国内事例|Fisty・ABABA・PM Careerなど
Fisty(パーソナルトレーナーマッチング)
Fistyは、パーソナルトレーナーとトレーニーをつなぐマッチングサービスです。当社Swoooにてデザイン、要件定義、開発、テスト、保守までワンストップで支援した事例になります。
開発期間は約2ヶ月と非常に短期間であり、日本国内でBubbleを用いて高速に新規事業を推進した代表的事例の一つです。
本アプリではトレーナーの詳細情報やレビューを確認でき、自分に合う相手を見つけられるように設計されています。検索機能・プロフィール詳細・レビュー表示といった「スキルシェア型マッチングサービス」で一般的に求められる要素が一通り揃っています。
要件定義からデザイン、開発、保守運用まで一貫して構築しており、新規事業フェーズのマッチングアプリに必要な機能を高速で実装・リリースした典型的な事例です。
ABABA(就活生と企業のスカウト型マッチング)
ABABAは、就活で「お祈りメール(不採用通知)」を受け取った学生と企業をつなぐスカウト型マッチングサービスです。
学生が提出したメール内容や選考実績をもとに、企業側がスカウトできるという「お祈りが直接的に次の就活に繋がる」UIが構築されています。初期リリースまでの開発期間は約4ヶ月です。
登録情報を活用したマッチング、企業側のスカウト、学生・企業双方のダッシュボードなど、BtoB2C型のマッチングサービスで基本的に求められる機能が一式備わっています。
就活という多ユーザーかつ高トラフィックになりやすい領域で、Bubbleで開発されたアプリが実際に運用されている点も、Bubbleの実運用性の高さを示しています。
PM Career(PM人材と企業のマッチング)
PM Careerは、プロダクトマネージャー(PM)の経験やスキル情報からプロフィールを作成し、企業が最適なPM人材を探せるマッチングサービスです。
開発期間は約3ヶ月と紹介されており、短期間でプロダクトを立ち上げた事例として位置づけられています。
プロフィール自動生成、検索、応募、案件管理といった転職・副業マッチング系サービスで一般的に求められる機能が一通り揃っています。
事業開始から1年以内に黒字化したとされており、サービス立ち上げ後の早期収益化が達成されたケースとして非常に参考になります。

これらの国内事例から、特に領域特化型の人材・スキルシェアなどのニッチな領域において、Bubbleで開発されたマッチングアプリが実際に運用され、着実に成長していることがわかります。
「狭い領域に深く刺さるプロダクトを、小さく素早く開発し、絶えず改善していく」という新規事業の教科書的な進め方が、Bubbleによって可能になるといえます。
海外事例|Comet・Escape the Cityなど
Comet(ITフリーランスと企業のマッチング)
Cometは、ITやデータ領域のフリーランス人材と企業をつなぐマーケットプレイスです。
初期プロダクトからBubbleを活用して開発し、順調に事業を拡大。その後に約1,280万ドルの資金調達を実現したと報じられています。
マッチング、案件管理、決済といったBtoB2Cマーケットプレイスで一般的に求められる機能を備え、海外における「素早く立ち上げてスケールした」代表的なケースとして扱われています。
Escape the City(キャリアチェンジ系マッチング/求人サービス)
Escape the Cityは、大企業勤務から「別のキャリアへ踏み出したい」と考える人を支援する、キャリアチェンジ向けの求人・マッチングプラットフォームです。
同サービスは、Bubble上でMicrosite(求人・プログラム紹介用の小規模サイト)を構築し、Algoliaと組み合わせた高度な検索機能を実装した事例として紹介されています。
コアシステムすべてをBubbleで実装するのではなく、特定領域の機能をBubbleで素早く立ち上げた上で、外部技術と連携しながらより高度な機能開発を実現しています。Bubble開発の好例といえるでしょう。
これらの事例から、フリーランスマーケットプレイスやジョブチェンジ支援などにおいて、国外でもBubble製のマッチング/求人アプリが運用されていることがわかります。
単にノーコード開発アプリだからというだけでなく、そのサービス自体の質や価値が評価されて事業成長につながっている点も、ビジネスアイデアを高いクオリティで形にできるBubble開発の可能性を示しています。
事例から学ぶ|実装可能な機能レベル
国内外の事例を整理すると、Bubbleで実際に運用されているマッチングサービスには、共通して次のような特徴があります。
- ユーザー登録・プロフィール管理
- 検索・フィルタリング(外部ツールと連携した高度な検索機能も含む)
- 「いいね」や応募・スカウトを基点にしたマッチングロジック
- メッセージ/チャット、通知
- 課金・サブスクリプション(特に人材系BtoB2Cの場合)
これらは、Fisty・ABABA・PM Career・Cometなどで実際に実装されている機能群です。
開発リードタイムについては、Fistyが約2ヶ月、ABABAが約4ヶ月、PM Careerが約3ヶ月といった記述があり、おおよそ2〜4ヶ月程度でMVP〜初期版をリリースしているケースが多いことがわかります。
事業面での示唆としては、PM Careerのようにノーコードで開発したサービスが1年以内に利益を出すまで成長しているケースが確認されています。Cometのように、Bubbleベースのプロダクトで事業を立ち上げ、シリーズの資金調達につなげた例もあります。
限界とポジショニングについては、いずれの事例も「数十万〜数百万ユーザーの超大規模プロダクト」というよりは、「一定ニッチに特化したマッチング/マーケットプレイス」を短期間で立ち上げ、改善を重ねているケースが中心です。

Bubbleは”大規模プロダクトの最終形”というより、「0→1の立ち上げ」「仮説検証フェーズ」「ニッチ市場のマッチングサービス」と非常に相性が良い開発手段といえます。
Bubbleでマッチングアプリの開発はSwoooへご相談ください

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国内初のBubble公式認定開発者資格を獲得し、日本で3社しかないBubble開発のSilver Agencyとして、多くの企業様の開発支援を行ってまいりました。

また、当社は特に新規事業開発に強みを持っており、企画や営業・マーケティング戦略の立案・実行まで包括的に伴走支援することも可能です。
マッチングアプリを用いた新規事業開発の推進を検討されている方は、ぜひ一度Swoooへ無料相談をお申し込みください。
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Bubbleでのマッチングアプリ開発に関するよくある質問

Q. Bubbleは初心者でも使えますか?
はい。Bubbleはノーコード(プログラミング不要)でアプリを構築できるプラットフォームのため、非エンジニアでも扱いやすいツールです。
UIはドラッグ&ドロップ操作で設計でき、データベースやロジック(ワークフロー)も視覚的に設定可能です。
完全な開発初心者でも、公式チュートリアルやテンプレートを活用すれば、数週間程度でMVPレベルのアプリを形にできるでしょう。
ただし、マッチングアプリのように複数のユーザー属性・ロジック・データの関連性を扱う場合、最低限の構造設計(データベース・ワークフロー設計)への理解は必要です。
Q. BubbleでiOS/Androidアプリは作れますか?
はい。現在はBubble公式がiOS/Android向けネイティブアプリ開発をβ版として提供しています(Bubble公式ドキュメント参照)。
従来は「BDK Native」「Natively」などの外部ツールを利用して、WebアプリをラッピングしてApp StoreやGoogle Playに公開するのが主流でした。
一方で、Bubbleのネイティブ機能はまだ発展途上であり、Webアプリほどの安定性やパフォーマンスを期待するのは難しい面があります。
そのため、初期段階ではWeb/PWA(プログレッシブウェブアプリ)として提供し、将来的にネイティブ化を検討するのが現実的です。
Bubbleでネイティブアプリ開発をする方法について詳細はこちら
Q. Bubbleで開発したアプリのセキュリティは大丈夫ですか?
基本的なセキュリティ対策はBubbleのプラットフォームレベルで実装されています。
- 通信はすべてHTTPS(SSL/TLS)で暗号化
- ユーザー認証機能(ログイン/パスワード管理)を標準搭載
- データベースのアクセス制御(Privacy Rules)で閲覧・編集権限を細かく設定可能
- バックエンド処理(ワークフロー)はBubbleサーバー内で実行され、ソースコードへの直接アクセスは不可
ただし、開発者側の設定ミスがセキュリティリスクにつながることがあります。特に「Privacy設定」「APIキー管理」「データの公開範囲」は注意が必要です。
開発物のセキュリティ担保についてはBubble社ではなく開発者が責任を負う必要があるため、十分な対策をしておきましょう。
運用規模が拡大する場合は、専門家によるセキュリティ監査やWAF(Web Application Firewall)の導入を検討すべきです。
Q. Bubbleから他のプラットフォームへの移行は可能ですか?
部分的には可能ですが、完全な移行(ソースコードエクスポート)はできません。
Bubbleは独自のビルド環境上で動作しており、生成されたコードを他の開発環境(例:ReactやNext.js)に持ち出すことは仕様上できません。
ただし、データベース(ユーザーデータ・コンテンツなど)はCSV形式でエクスポート可能であり、外部DB(PostgreSQLやSupabaseなど)に移行できます。
また、API経由で外部システムと同期させることで「段階的にコードベースへ移行する」戦略も現実的です。
つまり、BubbleはMVP〜中規模までを短期で構築し、将来的にスケール段階でリプレイスするという使い方に向いています。
Q. Bubbleでどれくらいのユーザー数まで対応できますか?
Bubbleの標準プランでも数千〜数万ユーザー規模までの運用実績があります。
たとえば、フリーランスと企業をつなぐ海外マッチングサービス「Comet」は、Bubbleで構築したプロダクトを基に初期フェーズを運用していました。
ただし、Bubbleは大規模スケーラビリティ(同時接続数十万〜百万ユーザー)を前提に設計されたプラットフォームではありません。
処理の重いアルゴリズムや高頻度のリアルタイム通信(チャット・動画通話)を伴う場合は、負荷分散や一部機能を外部サーバにオフロードする設計が望ましいです。
現実的な目安としては、同時接続1万人前後、総ユーザー数5〜10万人規模までは運用可能と考えられています。


