マッチングアプリの開発費用・相場について徹底解説!事業を成功させるには?
以前は友人や親せき、職場関係から出会いや人脈を作っていくことが普通でしたが、現在では直接的な人との関りが少なくなってきたこともあり、マッチングアプリを使うことも一般的になりつつあります。マッチングアプリは人間関係からビジネスまで、今後も発展していくジャンルです。
この記事では、
- マッチングアプリに向いているサービス
- 開発にかかる費用の相場
- 工程
- 成功させるためには
について解説します。ひとつひとつ丁寧にチェックして、マッチングアプリの開発を成功させましょう。
また、本メディアを運営する「Swooo」では、ノーコードを活用したマッチングアプリの開発を手がけております。
マッチングアプリの開発にノーコードを活用することで、以下のメリットがあります。
- 開発期間を1/3程度に抑えられる
- 開発費用を1/3程度に抑えられる
- 開発後の改修も素早く行える
マッチングアプリの開発を検討している方は、ぜひご相談ください。
開発方法 | ノーコード | フルスクラッチ |
---|---|---|
開発費用 | 100万円〜800万円 | 400万円〜1,500万円 |
開発期間 | 2週間〜3ヶ月 | 数ヶ月〜1年 |
改修スピード | ◎ | △ |
カスタマイズ性 | ◯ | ◎ |
また、東京都がマッチングアプリの運用を開始するなど、マッチングアプリ市場はかなり成長が見込める業界になります。
目次
マッチングアプリに向いているサービス
マッチングアプリに向いているサービスと具体例を紹介します。
マッチングアプリに向いているサービス
まずは、マッチングアプリに導入したい機能・サービスを紹介します。
- 会員登録機能
- ログイン・ログアウト機能
- メッセージ機能
- プッシュ通知機能
- 検索機能
- SNS連携機能
- 年齢認証機能
- ランキング機能
- ポイント付与機能
- 会員データ管理機能
- 退会機能
- 決済機能
これらは基本的な機能で、他にもマッチングアプリの個性を出す機能やサービスは生み出すことができます。
マッチングサービスの具体例
婚活向けや恋愛マッチングアプリの市場は今もなお成長中です。特に20代、30代のユーザーの中でマッチングアプリを隠れて使うイメージがなくなってきたことや、アプリで知りあうことに不安や抵抗感が減ってきたことが追い風となりました。
人気のマッチングアプリを特徴的な機能・サービスとともにまとめます。
Pairs | コミュニティ機能、「価値観の表現」機能 |
with | 「好み」機能、コミュニティ機能、メンタリストDaigo監修の性格診断・心理テスト、シーズンごとの診断テストイベント |
タップル | コミュニティ機能、SNSのようなつぶやき機能、自分のメッセージやプロフィールを優先的に表示させるアイテム、「いいかも!」をお互い押すだけで簡単にマッチング成立 |
Omiai | お気に入り機能、実名登録が不要でFaceBook経由で簡単に登録可能(FaceBook上の友人は表示されない) |
マリッシュ | 声プロフィール機能、コミュニティ機能、ビデオ通話機能 |
Tinder | なりすまし防止機能、全ユーザーが無料で利用可能 |
match | マッチング機能、いいね機能、専用のメールアドレスでメールし放題 |
youbride | 検索機能、いいね機能、ユーザー同士相談できる掲示板機能 |
カップリンク | ビデオ通話機能、街コンなどのリアルの出会いと連動している |
ゼクシィ縁結び | 価値観診断、検索機能、コンシェルジュがデートのセッティングしてくれる |
独特なサービスも多数存在しましたね。固定概念にとらわれず、マッチングアプリのサービスを考えてみてください。
マッチングアプリを開発するためにかかる費用の相場
ここでは気になるマッチングアプリ開発費用の相場を紹介します。
マッチングアプリ開発費用の相場
プッシュ通知やメッセージ機能のみがついたシンプルなマッチングアプリの開発費用の相場は約400~600万円です。コミュニティ機能やGPS機能など機能を充実させた場合の相場は700~1500万円になります。
開発費のベースはエンジニアの人件費に開発日数をかけたものですが、機能を増やすごとに開発日数も作業も増えるのが実状です。
ユーザーが信用できて使いやすいマッチングサイトを作るには、どこまで機能をつけるかがカギになってくるでしょう。ユーザーが安心して使うのに最低限必要な機能としては以下のようなものが挙げられます。各機能の相場とともにチェックしてください。
会員登録機能 | 20~50万円 |
運営管理・監視機能 | 50~100万円 |
情報漏洩を防ぐログイン機能などのセキュリティ | 30~50万円 |
そのほかに、マッチングアプリとして期待される機能を挙げます。
検索機能 | マッチングするための条件検索に必須です。 | 30~80万円 |
メッセージ機能 | やり取りをして信頼関係を築いていくのに重要になります。 | 20~100万円(NGワードで高額に) |
プッシュ通知機能 | タイミングを逃さずアクションを期待されているマッチングアプリの最大の武器です。 | 20~40万円 |
お気に入り機能 | 気になった相手をマークしておくだけでなく、お気に入りを送ることでコミュニケーションの第一歩になります。 | 10~30万円 |
シンプルなマッチングアプリでもここまであげた機能はほとんどカバーされていますね。ユーザーとして見たときにはあって当然と感じますが、開発する側に立つと意外とたくさんの機能をつけなくてはならないことに気づきます。
開発に費用がかかるマッチングアプリの機能
以下はマッチングアプリについていると便利な機能ですが、多くの機能をつけると当然費用もかさみます。何に特化したアプリにするか、コンセプトに合わせて機能を選ぶと良いでしょう。
決済機能 | 80~120万円 |
マッチング機能(AIマッチングなど) | 30~70万円 |
GPS機能 | 30~50万円 |
コミュニティ機能 | 20~30万円 |
SNS連動機能 | 10~20万円 |
足あと機能 | 10~20万円 |
マッチングアプリ開発のほかにかかる費用
マッチングアプリは開発してそれだけでサービスを提供できるわけではありません。開発以外にかかる費用も知っておきましょう。
デザイン料
アプリの見栄えがいいかどうかでもユーザーの食いつきが違います。相場は10~100万円程度です。自社でできる場合は費用を抑えられるでしょう。コンセプトにふさわしく、ターゲットが好むデザインにする必要があります。
アプリストア登録
開発費などに比べれば少ない金額ですが、AppStoreの場合年間$99(約12000円)、GooglePlayの場合初回登録費$25(約3000円)かかります。
運用費用
マッチングアプリを運用するにはサーバー代などで1か月に10~50万円ほどかかります。開発費用のほかに準備しておきましょう。
また、マッチングアプリの集客に広告を出す場合には1か月に10~100万円ほどかかるので継続すると大きな額になることも念頭に置いてください。マッチングアプリのダウンロード数は広告に大きく左右されます。
維持費用
マッチングアプリをユーザーが快適に使えるように維持するための費用になります。1か月5~10万円ほどです。以下のような問題に対応するためにかかります。
- アプリのバグ発生
- サーバートラブルによる通信障害
- トラブル通報やユーザーからの問い合わせ
どの問題も全く無くすことは難しいので、管理・迅速な対応をすることが重要です。
マッチングアプリの開発費用を抑えるなら「ノーコード」がおすすめ!
ノーコードとは、プログラミング不要でアプリやシステムを開発できる技術のことです。
ノーコード開発の採用によって得られるメリットは以下の3点です。
- 開発費用・工数を大幅に削減できる
- リリース後の改善が早い
- プログラミングと比較して学習時間が少ない
ノーコード開発ツールを導入すると、学習・教育アプリ開発の費用を削減できます。アプリ開発に必要な作業がツール上で完結するため、新たにエンジニアを採用する必要はありません。
①開発費用・工数を大幅に削減できる
ノーコードツールの導入によって、アプリ開発にかかる費用や工数を大幅に削減できます。アプリ開発に必要な作業がツール上で完結し、プログラミングやテストにかかる工数が減る点がメリットです。
また、エンジニアの採用やシステム開発会社へ発注する必要もなくなり、開発費を大幅に削減できます。また、ノーコードツールはユーザーインターフェースに優れており、直感的な操作が可能です。
さらに、デザインテンプレートや必要な機能を搭載したパーツを選択するだけで、アプリが完成します。そのため、開発から数日程度でアプリをリリースできるでしょう。
②リリース後の改善が早い
ノーコードツールはリリース後に修正作業や不具合対応が発生したとしても、素早い対応が可能です。ドラッグ&ドロップやキーボード操作で作業を進められるため、トラブルの早期解決が望めます。
また、通常のアプリ開発と異なり、ソースコードのチェックや動作検証をおこなう必要はありません。また、ソースコードを作成しないため、記述ミスにともなうエラーやバグが起こりにくい点も魅力です。そのため、修正作業に割く工数を最小限に抑えられます。
③プログラミングと比較して学習時間が少ない
ノーコードツールを活用すると、スキルや知識を問わず誰でもアプリを開発できます。アプリ開発に必要な作業は、必要なパーツやテンプレートをドラッグ&ドロップで配置していくだけです。プログラミング言語の知識やコーディングスキルは必要ありません。
エンジニアは新たに開発言語を学習する必要もなくなり、短期間で学習・教育アプリをリリースできます。また、業務の標準化にもつながるため、特定の社員へ過度に依存する事態を避けられるでしょう。
ノーコードのマッチングアプリの開発は「Swooo」にご相談ください!
本メディアを運営する「Swooo」は、業界TOPレベルの開発技術を誇るノーコード受託開発会社です。
幅広い分野での開発実績を持ち、企業の業務効率化も得意としています。マッチングアプリの開発も費用と工数かなり抑えて実現ができますので、一度ご相談ください。
業界・業種を問わず、ご相談をお待ちしております。
マッチングアプリ開発の工程
マッチングアプリの開発工程を紹介します。
1.要件定義
どのようなマッチングアプリを作っていくのかを決めます。要件、つまり必要な機能や役割を決めていく際に、以下の3点をしっかりと話し合いましょう。この3点がはっきりしていることで集客や機能の絞り込みにぶれがなくなります。
- マッチングアプリのニーズの把握
- アプリの目的を決める
- アプリのターゲットを明確化
次に開発に関わる具体的な部分を決めます。
- 必要な機能
- 構成
- デザイン
- 収益の仕組み
などです。もし類似サービスのアプリが既に存在していたら差別化することが必要になります。言葉だけではうまく伝わらない場合は、簡単なサンプル模型を作るとうまく共有できます。
2.設計構成
設計構成の工程には、基本設計と詳細設計があります。基本設計は主に外から見える範囲、詳細設計はユーザーからは見えない範囲の設計です。
基本設計
方式設計
アプリがおこなう作業の範囲、言語やフレームワークの設定です。アプリ全体の構成もここで決めます。
画面設計
アプリに必要な画面、作業や機能に必要なテキストエリアやボタン、デザインの設定を行います。
機能設計
要件定義であがった全ての機能の作動条件をどう処理するかの設定を行います。
詳細設計
モジュール設計
汎用性のある動作を、モジュールとして使いまわしができるようにする設定をします。
データ設計
データの流れや、データの保存場所の設定を行います。
プログラム設計
実装エンジニアがプログラミングできるように処理内容やデータの流れを整理します。
3.コーディング・開発
設計に基づきエンジニアがプログラミングしていきます。設計構成であげられた各設計をそれぞれで開発するので、この段階での変更はほぼありません。機能が多ければ多いほど開発の規模が大きくなります。数十名のエンジニアが動く場合もあるでしょう。
4.テスト・検証
3段階のテストを行い、検証してリリースになります。テストは1日で終えるのではなく、1週間ほど時間の余裕をもって行うと良いでしょう。
1.単体テスト…開発した一つ一つの設計のテスト
2.結合テスト…単体テストをクリアした複数のプログラムを結合してテスト
3.システムテスト…すべてのプロブラムが正常に機能しサービスを提供できるかのテスト
マッチングアプリ開発を成功させるためには
マッチングアプリ開発を成功させるためにできることを紹介します。
盛り込む機能を明確にしておく
マッチングアプリの開発費は機能の数で決まると言っても過言ではありません。
どうしても必要な機能を削ることはできません。しかし、たくさんの機能をつけてリリースし、ユーザーからのフィードバックで問題点を解決した結果、必要ない機能が出てしまうリスクは維持費のことも考えて避けたいところです。
ユーザー数が数十万人を超える大人気マッチングアプリは機能を網羅していますが、最初はシンプルなアプリで徐々に機能を足していくほうが安全策といえるでしょう。すでに成功しているビジネスモデルを安易にそのまま使うと開発費ばかりがかかって回収できなくなってしまいます。
オリジナリティを出す
マッチングアプリは発展の可能性のあるビジネスですが、特に人気の婚活・恋愛のジャンルはすでにたくさんのアプリが存在しています。競合のアプリのコンセプトやユーザーレビューを研究し、より満足感のあるコンセプトや構成にして差別化する必要があるでしょう。
アプリには審査があることを知っておく
アプリをリリースするまでには審査があります。現存のアプリに似たマッチングアプリは審査を通りにくいので注意しましょう。特に出会いを目的としたマッチングアプリは法律もクリアしなければなりません。個人認証機能はもちろんつけ、不適切なユーザーの通報・ブロック・排除の基準もはっきりさせましょう。
何回もリジェクト(拒否)されることもあるので時間にも余裕を持ってください。
アプリの開発方法を見直してみる
ここまで記事を読んでいただいて、マッチングアプリ開発には高額の開発費用と、細かな開発工程があることを知っていただいたと思います。先にも説明した通り、マッチングアプリの開発費用は機能の数に比例します。それでも機能は削れない、という場合には、開発方法を見直してみるのも一案です。
個人や自社でアプリを作成したり、フリーランスのエンジニアに依頼するという方法もあるでしょう。またアプリ専用の作成ツールを使うことで開発期間と費用を抑えてマッチングプリを作ることができます。
マッチングアプリの開発が得意な開発会社を紹介!
最後に、マッチングアプリの開発が得意な開発会社を紹介します。
- 株式会社GeNEE
- 株式会社LionGarden
どちらの企業も、マッチングアプリの開発実績が豊富なため、開発を検討している方は、一度相談してみると良いでしょう。
株式会社GeNEE
会社名 | 株式会社GeNEE |
創業・設立 | 創業:2010年3月設立:2017年4月 |
所在地 | 東京都港区六本木1-4-5 森ビルアークヒルズサウスタワー |
電話番号 | 03-4500-8256 |
URL | https://genee.jp/ |
「株式会社GeNEE」は大手IT企業でノウハウを積んだ開発者たちが設立した、デジタルトランスフォーメーション(DX)を専門とするIT会社です。
顧客の「成功」や「成長」を最優先に考えてチームを編成するのが特長で、WebマーケティングやSNSマーケティングの専門家をプロジェクトに組み込みながら、リリース後のことまで視野に入れたサポートを行います。
中でもWebサービスやマッチングアプリの開発に強く、テックエンジニアやUI/UXデザイナーを抱えているため、ユーザーの目線に立った使い心地の良いコンテンツを制作してくれます。
Webサービスの制作費用は個別お見積りが必要なので、以下の問い合わせフォームからお問い合わせください。
※同社は、Webサービスだけでなく、iOSアプリ、Androidアプリ開発、いずれにも対応しています。
株式会社LionGarden
会社名 | 株式会社LionGarden |
設立 | 2013年1月 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷1丁目12−2 クロスオフィス 渋谷7F |
電話番号 | 非公開 |
URL | https://lion-garden.com/about/ |
「株式会社LionGarden」は、新規事業や新規サービスの立ち上げにおけるアプリケーション開発に特化し、時代に即した実用性の高い事業開発を推進しています。
当社が提供する開発サービスの90%以上がクライアントからの直接依頼に基づいており、新しいビジネスの成長を共に支えるパートナーとして、CtoCやBtoCの自社サービスの開発に注力しています。
また、当社は多数の言語での開発実績を持っており、海外市場への展開を考えている方にも最適なパートナーとなります。
マッチングアプリの開発費用・相場について徹底解説!成功させるには? まとめ
ここまでマッチングアプリの開発費用と相場・成功させるにはどうしたらいいかを見ていきました。
- シンプルなマッチングアプリの開発費用の相場は約400~600万円。
- 機能を充実させたマッチングアプリの開発費用の相場は約700~1500万円。
- 機能をつければつけるほど開発費用はかさむ。
- マッチングアプリとして成立させたり、審査を通過させたりするには削れない機能がある。
- 成功させるにはオリジナリティを出し差別化する必要がある。
- 開発方法を見直すことで費用や開発期間を抑えられる。
まだまだ伸びしろのあるマッチングアプリ開発。上記のことを参考にビジネスを成功させてください。