【Bubble】正規表現をマスターして開発の幅を広げよう

正規表現とは

正規表現は、文字列の検索や置換などをするために使用されます。

正規表現を使用すると、文字列内に特定のパターンが含まれているかどうかを確認したり、文字列中の一部を置き換えできます。

Bubbleで正規表現を用いるために使われる演算子として、「:extract with regex」「:find & replace」演算子があります。

:extract with regex
- この演算子は、入力された文字列から一部だけを抽出したいときに使用します。抜き出したいパターンを正規表現で指定します。

それでは、実際の例で正規表現を用いて、データの抽出を行なっていきます。

今回は、正規表現を使って、URLからドメイン部分だけを抽出します。

まず入力欄とテキストボックスを作成します。

今回の例は、データの抽出をしたいので「:extract with regex」を用います。

ドメイン部分を抽出するために、Regex patternを「^https?://[^/]+/」に設定します。

URLのドメイン部分のみが、テキスト部分に抽出できていることが分かります。

最後に便利な正規表現をまとめておきます。

メタキャラクタ	意味
・	任意の一文字
\w	英単語を構成する文字(a~z,A~Z,_,1~9)
\W	英単語を構成する文字以外
\s	空白文字(半角スペース,タブ,改行,キャリッジリターン)
\S	空白文字以外
\d	半角数字(0~9)
\D	半角数字以外
\d	単語の境界に一致
[xyz]	指定された文字のどれかに一致(この場合xyzのいずれかに一致)
[a-z]	マッチする文字の範囲を指定(この場合aからzまでのいずれかに一致)
(pattern1\|pattern2)	指定されたパターンのどれかにマッチする表現
?	直前の文字が全くない、もしくは一つだけある
()	カッコ内の文字列をグループ化する
\n	改行文字
\s	空白文字(スペース・タブ文字・改行・改ページ)
\S	非空白文字
$	行の終わり
^	行の先頭
*	直前の文字がない、もしくは直前の文字が一個以上連続する
+	直前の文字が最低一個以上ある
\|	区切られた文字列のいずれかの文字列が存在する